すでに作家としてスタートを切っている方々に、作家生活についてのさまざまなお話を聞く「ネオページ・インタビュー」。
今回は、自分の努力と好きを信じて夢を叶える「クラウン」さんにお話を伺いました。
——まず、自己紹介をお願いします。
クラウン クラウンという名前でネオページ様にて「ゾンビイーター我死人食者」を連載させていただいております
普段は基本にpixivにて二次創作、なろうにて一次創作をメインに活動させていただいております
——小説家を目指したきっかけは何ですか?
クラウン 元々は幼少期から別の夢があったのですが家庭環境から挫折することになり、その時に周りの環境に影響されず自分の努力だけでなれるもの、そして自分の好きな何かを創作するという職につきたいと考えた時に思い浮かんだのが小説家でした
——執筆活動において、影響を受けた作家や作品はありますか?
クラウン 特に何かに影響を受けたという感覚はありませんが昔から児童文学が好きでその中でもロバート・ウェストールさんの作品を好んで読んでいたのでそこから無自覚に影響を受けている可能性はあります
——これまでにどれくらいの作品を書かれましたか?特におすすめの作品と、その理由を教えてください。
クラウン Pixivに上げている二次創作だけで確認したところ150作を越えていました
それ以外にもエックスに投稿したものやなろうの一次創作を含めると200はいくんじゃないかと思います
一番気に入ってるのは二次創作だと「シガータイム」ですかね…
作品の雰囲気が気に入ってます
一次創作だと「しがない二次創作同人作家の私の前に現れた私の最推しはどうやら自分が大好きな人のようです」ですね
ラブコメなのですが珍しくコメディ部分がちゃんと書けた気がしてます
——ご自身の作品の魅力はどこにあると思いますか?
クラウン 人によってはくどいと言われてしまいますが情景を頭に思い浮かべる為の細かい描写は魅力だと思っています
——この度「ネオページ」で連載する新作について、「ゾンビ+百合+アドベンチャー」というテーマの組み合わせのインスピレーションはどのように得られましたか?
クラウン いきなりインスピレーションが浮かんだというよりはまず、危険に瀕した少女を少女が助ける、という入りの百合作品が書きたいというところから入りました
実は元々は二次創作用にプロットを立てており、あれ?これオリジナルにしたほうが面白いんじゃないかと思ってからそれなら敵はゾンビにしてみよう、一緒に旅をさせたらどうだろうかと細かい設定を詰めていきました
——今回の新作で、読者に特に注目してほしい見どころや、伝えたい雰囲気やフィーリングは何ですか?
クラウン 特に注目して欲しい点は荒廃した世界で生きる少女達の葛藤、苦しみのなか踠いてそれでも希望を追いかける感情の移り変わりです
後はロードムービーですので廃退した世界観の雰囲気をしっかり伝えられると嬉しいです
——執筆への情熱が途切れたことはありますか?その場合、どのようにして自分を励ましますか?
クラウン 何度もありますね
一度創作から三年程離れていた時期もありました
情熱が途切れたというよりは自分の限界を感じたと言ったほうが正しいかもしれません
その度に努力しなければ夢は叶えられないと自分を励ましてまた執筆の世界に戻って来ます
——執筆中で最も楽しいと感じる瞬間はいつですか?
クラウン 会話文を書いている時ですかね
物語が盛り上がってくると最初に会話文だけ書き連ねてその後に地の文を追加するという形をよく取りますがキャラの掛け合いのテンションが上がってくると私自信もテンションが上がります
——長編作品を執筆する際に最も挑戦的だと感じる点は何ですか?その際、どのような対策を取っていますか?
クラウン 最初に立てたプロットに無い話や設定を盛り込むところですかね
書いているうちにこんな話を盛り込みたい、このキャラにはこんな設定があったらよりキャラが立つかななどどうしても思い付いてしまうのでそれを練り込む時に物語の統合性が取れなくなっていないか一度作品を読み返すという対策を取っています
——日常生活と執筆活動のバランスはどのように取っていますか?一日にどれくらいの時間を執筆に割いていますか?
クラウン 執筆以外に仕事をしているのでそれとの折り合いを兼ねて書く日と書かない日があります
書く日は1日で3~5時間程度執筆に当てていますが大体は深夜に書いています
——周囲に執筆活動を支えてくれる、または応援してくれる人はいますか?
クラウン ありがたいことに執筆活動を応援してくれる友人が数人います
それ以外にも大会などに出す用の小説を出す前に読んで感想をくれる知人もおり感謝しかありません
——作品を読んで応援してくれるファンに向けて、どのような言葉を伝えたいですか?
クラウン 数ある作品のなかから私の作品を選び読んでいただきありがとうございます
小説は読んでくださるかたがいなければ始まりません
読者のかたには本当に感謝しかありません
これからも末長く応援してくださると嬉しいです
——今後、どのような作品を書いていきたいと考えていますか?
クラウン 昨今のブームはハイファンタジー、所謂異世界ものが流行っておりそういう作品も執筆しておりますが私としてはローファンタジーを考えるのが好きなので今回のようなローファンタジーをこれからも書いていきたいと思っております
——小説家としてのキャリアで達成したい目標は何ですか?
クラウン これに関しては大会などに小説を出すようになってから一貫して決まった目標があります
一冊でいいから商業本を発売する、というのがずっと持っている目標です
——「ネオページ」に対して、どのような期待を抱いていますか?
クラウン 今後のさらなる発展、世間的に有名なサイトへと進化していくことを期待しております
今回お声がけいただきその助力に少しでもなれれば幸いです
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*作品リンクに記載されている連載話数および文字数は、インタビュー発表時点のデータです。
クラウン SF | ポストアポカリプス 連載中·14話·42,217文字 最初から読む