すでに作家としてスタートを切っている方々に、作家生活についてのさまざまなお話を聞く「ネオページ・インタビュー」。
今回は、「一生小説を書いたり、文字、文学に触れて生きていきたーい!」といった「葵ひかり」さんにお話を伺いました。
ーーまず、自己紹介をお願い致します。
葵ひかり 葵ひかりと申します。恋愛小説をメインに執筆しています。元々は一般文芸寄りの作品を書いていました。数ヵ月前にTL小説に初めて挑戦したところ、ネオページ様からTL小説の長期連載のお話をいただき、現在に至ります。
ーー小説家を目指したきっかけは何ですか?
葵ひかり 小学生のころに小説を読むことの楽しさを知り、中学生のころに文章表現に興味を持つようになりました。文字に触れる楽しさ、喜びの延長線から、自然と小説を書くようになりました。小説家を目指す大きなきっかけがあったわけではないのですが、あえて言葉にするならば、「一生小説を書いたり、文字、文学に触れて生きていきたーい!」という気持ちがきっかけですね (笑)
ーー執筆活動で影響を受けた作家や作品はありますか?
葵ひかり TL小説を書いてみようと思ったのは、漫画がきっかけでした。刺激を受けた作品はたくさんあるのですが、
瀬戸めぐむ先生の「いっそあなたがトドメを刺して」
柳井わかな先生の「シンデレラクロゼット」
みきもと凛先生の「午前0時、キスしに来てよ」
が大好きです。
ーーこれまでにどれくらいの作品を書かれましたか?特におすすめの作品とその理由を教えてください。
葵ひかり 本格的に活動を始めてからは長編、短編含めて10作品ほどだと思います。ただ、こちらはどれもネット上にアップせず公募に応募したりしていたものなので、おすすめができません(笑)
なので、『ワケあり女優さんは恋をする』以外にネオページ様で投稿している『麗しの生徒会長は秘密を抱えている』も、読んでいただけたら嬉しいなって思っています。
わけあって女性と偽って女学園に通っている高校生の生徒会長と、男性が苦手な中学生の女の子の恋愛模様を描く作品となっています。
こちらも頑張って更新していきますので、ぜひよろしくお願いいたします。
ーー今回の作品で、読者に特に注目してほしい点は何ですか?
葵ひかり 祈里と梓、なかなか素直になれない二人の今後の行方に注目していただきたいです。また、祈里、瞬、梓の三角関係や、祈里を取り巻く環境の変化もぜひ見ていただけたらと思います。
ーー執筆に対する情熱が途切れたことはありましたか?また、どのように自分を励ますのですか?
葵ひかり 情熱が途切れたことは、今のところまだありません。それでも、どう表現するのか描写に悩み、筆が遅くなってしまうことはあります。そんなときは、「この作品を完結させられるのは私だけ!」と思いながら頑張っています。
ーー執筆中で最も楽しい瞬間はいつですか?
葵ひかり 登場人物の心情にぴったりと合う表現を見つけたとき。
ーー長編作品を執筆する際に最も挑戦的だと感じることは何ですか?その際にどのような対策を取っていますか?
葵ひかり 長いお話の中で、読者を飽きさせない緩急のつけ方だと思います。『ワケあり女優さんは恋をする』は全体で30万字になるように執筆しているのですが、ここまで長いお話を書くのは初めてなので、すべてが私にとっては挑戦なので、とてもドキドキしながら執筆しています。登場人物の成り立ちを細かい部分まで設定することと、お話のプロットを細かく決めるという対策をとっています。
ーー日常生活と執筆活動のバランスはどのように取っていますか?一日のうち、どれくらいの時間を執筆に割いていますか?
葵ひかり 私は作家活動だけでなく、他のお仕事もしているので、時間帯を決めて執筆するようにしています。そのためには、毎日、できるだけ規則正しい生活になるように、起床時間や食事の時間がズレないよう気を付けています。一日のうち、執筆する時間は夜間の三時間~四時間くらいです。
ーー周囲に執筆活動を支えてくれる、または応援してくれる人はいますか?
葵ひかり 執筆活動を本格的に始めたころから、夫に小説を書いていることを打ち明けて、それからとても応援と執筆時間の確保など協力してくれています。
ーー作品を読んで応援してくれるファンに向けてどのような言葉を贈りたいですか?
葵ひかり いつも本当にありがとうございます、と感謝を伝えたいです。これまでひとりで静かに執筆活動をしていたので、反応をいただくという経験があまりなく、コメントや反応をいただけることがこんなにも嬉しいとは知りませんでした。読んでくださる方がいることで、物語に向き合う気持ちもまた一層強くなったように思います。最後までみなさんに楽しんでいただける作品になるよう、全力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。大好きです。
ーー今後どのような作品を書いていきたいと考えていますか?
葵ひかり 学生を主人公にした青春ラブストーリーや、大人同士の恋愛模様など、さまざまなものに挑戦していきたいです。
ーー小説家としてのキャリアで達成したい目標は何ですか?
葵ひかり やはりいつかは書籍化することを目標にしています。
ーー「ネオページ」に対してどのような期待を抱いていますか?
葵ひかり 読者と執筆者の両方が、楽しい時間を過ごせる温かい場所になることを期待しています。
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*作品リンクに記載されている連載話数および文字数は、インタビュー発表時点のデータです。
葵ひかり 恋愛 | 現代恋愛 連載中·14話·40,315文字 最初から読む