3
連載中·32·7.6万字
 ここは精霊と人間が共存する世界。 精霊達は気に入った人間の守護精霊となり、その人間は魔法の力を使う事が出来た。  そして、それが当たり前となったこの世界で、公爵令嬢のフィレンツェアは守護精霊がいない“加護無し”として差別されていた。  第ニ王子の婚約者ではあるが、血筋の良さと財力で無理矢理婚約者の座を勝ち取った悪役令嬢として学園では嫌われ、両親からも暴力的な虐待こそされていないがどこか一線を引かれている。  そんな生活に疲れを感じていた頃、誰かの手によって湖に突き落とされたフィレンツェアは死を覚悟したのだが────。  前世の記憶を思い出した事によって、フィレンツェアの人生は変化することになる。  実はこの世界は神様が作った未完成の乙女ゲームの世界で、フィレンツェアは断罪される運命の待つ嫌われ者の悪役令嬢であったのだ。  前世が『竜殺し』の異名を持つ聖女で、神様のお茶飲み友達だった事も思い出したフィレンツェアは悲観する事をやめたのだが……なんと聖女時代に倒したドラゴンがついてきて守護精霊になると言い出し……?!  出来れば断罪は回避しつつ、王子とも婚約破棄したい!攻略対象者達に関わらずにゆったりスローライフな生活は手に入れることが出来るのか……。  悪役令嬢の運命回避作戦が始まるのであった。
7
性描写有り
連載中·9·2.4万字
残酷描写有り暴力描写有り
■腹黒ヒロインに勝利して乙女ゲーの皮を被ったデスゲームを王子と生き残れ!■ 【更新:月・水・金】 事故死した元OLの私を、悪役令嬢として乙女ゲーム世界に 送り込んだ娯楽の神様は、神界の配信者だった! この世界は、娯楽の神のチャンネルで神界にLIVE配信されている。 スパチャが飛べば神アイテムでテコ入れが!! さらに神は、手違いで婚約者の王子様役まで転生者を送り込んでしまった。 彼は元大学生のゲーマーで、ファンタジーMMOの世界で無双する予定だったから大変! 勝手の分からない乙女ゲームの世界で困惑しきり……。 ゲームのストーリー上、王子様は王室の抗争に巻き込まれて つねに暗殺の危機に。私は腹黒ヒロインの計略による処刑が待っている。 このままでは、どちらも地獄行き!! こうなったら協力して、神アイテムの【セーブボタン】と 王子様のギフト【超回復】を駆使し、 見えない敵を炙り出して全ての障害を排除するしかない!! で、王子様とのロマンス……? それどころじゃないわよ! こっちは命かかってるんだから! え? 視聴者さんが期待してるって? 無責任な! とはいえ乙女ゲームの攻略対象だから、 もちろんイケメンなんだけど……。 は、果たして、戦友は恋愛対象になるのでしょうか?! ※大丈夫です!(作者・談) 【更新:月・水・金】ぜひブックマークを!
11
連載中·33·8.9万字
残酷描写有り暴力描写有り
子爵令嬢シャレア・アルカポーネは、転生者である。前世は日本の女子大生。就職活動中に不慮の事故に巻き込まれ、かつて散々周回プレイしていた乙女恋愛ゲーム「ロマンスは星のきらめき」に酷似した世界へと転生を果たした。そのゲームは、近世ヨーロッパ風の文明をベースとする剣と魔法のファンタジー世界を舞台に、耽美系男子が多数登場し、選択肢により様々なルートへ分岐する恋愛ストーリー。基本の恋愛AVG要素に加えて、RPG、SLGの要素もあり、剣と魔法による戦闘、国家同士の戦争、魔王との戦いなどがメインストーリーに盛り込まれている。そんなゲーム内において、シャレア・アルカポーネは、メインストーリーには一切影響を与えない、名有りのモブキャラクターでしかなかった。転生した彼女にとって、シャレアの設定は好都合だった。彼女は前世から――「ロマ星」のメインストーリーに思い入れはあるものの、主役は他人にやってもらい、自分は気楽な第三者として「推しキャラ」「推しカップル」を応援するのが理想という、ミーハー気質だったからである。モブ転生という境遇を幸いに、嬉々として「推し」たちの応援へ邁進しようとするシャレア。しかし、シャレアは思い出す。よりによってシャレアの「最推し」カップルは、ゲーム内のいかなるルートを辿ろうと、必ず悲劇に見舞われ、決して結ばれることのない運命だったことを。せっかく転生したこの世界。できうるなら、彼らの悲劇を回避し、ゲームではありえなかった幸福な未来を「最推し」たちにもたらしたい――。そのためにシャレアが思いついた方法は。 「わたしが強くなって、こっそり全部解決しちゃえばいいんじゃないかな?」 そうして、持ち前の行動力と、前世で培ったゲーム知識を駆使し、地上最強の魔力と戦闘力を身につけたシャレアは、王国狭しと暗躍を開始する。すべては「最推し」たちの幸せな未来のために。
14
連載中·11·7.9万字
【毎週月曜日、20時更新……!】 伯爵令嬢だったエスティアは、子供を政略的な道具と扱い厳しい躾を施す伯爵家の双子の妹に生まれ、幼い時から、兄と一緒に酷い扱いを受けていたが、5歳の誕生日に、兄が何者かの手によって毒殺され死んでしまった。 その上で、自分のことしか考えていない身勝手な母親からも父親からも『女のお前が身代わりに死ねば良かったんだ!大事な跡取りがいなくなったら困る!』と厳しく責め立てられ、兄が死んでは不都合が生じると、書類上の死因を妹だった自分が死んだことにされて以降。 伯爵家の跡取りとして、髪の毛をばっさりと切られ、兄の名前を騙り男装姿を強要させられることになり、使用人達からも冷遇され虐待されてしまうことになる。 その日から、更に過酷な生活を送ることになったエスティアは、兄が殺されたことで、自分が転生者であり、ここが前世で人気だった逆ハーレム小説の中の世界だと気付く。 だけど、小説通りなら、毒殺されて死ぬのは妹の自分だったはずであり、兄が殺されるようになってしまうこと自体が可笑しいものだった。 ――なぜなら、この小説の物語で、双子の兄は、ヒロインを好きになる友人ポジションのヒーローの1人だったから。 全てを思い出した主人公は、物語の初めから、兄が殺されてしまったことで、小説の内容とは違う展開になったことに一抹の不安を抱きながらも、戸籍上、既に『伯爵令嬢だった自分』は故人であることから、伯爵家の悪事を暴いた公爵家に保護された時に、兄だと勘違いをされたことで、男装したまま双子の兄に成り代わって暮らすことに。 そうして、前世で見た小説の物語が始まるまでの間に、小説では『最後まで明かされなかった兄(自分)を殺した犯人』を探し出すことを誓いながらも、恩義に報いるために公爵家の問題を積極的に解決しつつ、兄を殺した犯人の情報を得るため、原作のヒーロー達と仲を深めようと奮闘することに。 更に、伯爵家から助けてくれた次期公爵の義理の兄が、主人公のことを弟だと誤解したまま、溺愛し始め、同じく助けてくれた公爵家の手足となって動いている影もまた、主人公を見守りながら大切に思ってくれるようになった上に、王子や騎士といった仲良くなった面々が、男だと勘違いしつつも、主人公に好意を寄せ始め…? 兄の死の真相を追って男装した伯爵令嬢が、ヒーロー達から溺愛されまくるお話。
19
連載中·24·5.4万字
【月・水・金更新予定】  ──義を尽くし、愛を為せ。女神ライザの名のもとに。    主人公の桐谷優子は、ゆるオタ気質の会社員。 そこそこブラックな環境の職場に勤めつつ、サブカルをそれなりに楽しみながら毎日を過ごしていた。  彼女が学生時代にハマっていた恋愛シミュレーションゲーム「魔法も奇跡も貴女のために(通称:魔奇あな)」が発売十周年を記念してアプリ版をリリースするニュースを知った夜、優子の意識はそのゲームと瓜二つに構成された異世界・ライゼリアへと飛ばされてしまう。目覚めた彼女は、ゲーム内キャラクターの一人、悪役令嬢のアリシアとなっていた。  優子が元々生きていた世界の人々が鈍感になってしまっただけで、言葉の持つ力は本来強大であり、言葉や思念の力によってライゼリアは架空の世界ではなく実在のものになったのだ。  また、近頃、負の言葉や感情が大量に押し寄せてライゼリアをゆがませ、そのひずみがキャラクターに影響を与えていた。特に悪役令嬢のアリシアは非常に悪辣な存在になっていたという。よって、この世界の神によって悪役令嬢は断罪され、魂の流刑に処される。魂の抜け落ちた体の処遇を決定しようとした時、主人公・優子の意識がアリシアの体と同化してしまったらしいのだ。  アリシアとして転生した優子は事情を把握し、ヒロインを一切いびらないことで自らの苦境を避けようと思い付く。だが、アリシアは弟王との婚約を破棄され、辺境荘園で謹慎の身となり、果ては元々ゲーム内の攻略対象キャラクターではなかった獣人貴族・レオの優しさに惹かれて……と、どんどん思わぬストーリーに巻き込まれていく。  果たして彼女は、女神ライザに「恐れずに為すべきを為しなさい」と言われたように、この世界で立派に生き抜けるのだろうか?
21
連載中·14·2.7万字
勘違いから始まる疑似大正ピュアロマンス開幕! 帝を頂点とする日ノ本の国では鎖国政策が廃止され、異国との交流が進み好景気に湧いていた。 そんな中、極貧伯爵令嬢、三門美代(みかどみよ)は、没落寸前の家を守るために節約生活に勤しんでいた。そんな美代だが実は、帝の妃を選出する家の生まれで、いつかは帝の妃となり国母となりえる身分だった。その為、従姉妹でもあり、隠密と呼ばれる警護・影武者集団をまとめあげる門代(かどしろ)家当主、門代煌(かどしろこう)と、その部下、八代によって警護されている。 ある日、偶然通りかかったドラムント王国伯爵、ステファン・ミレーネに、美代は煌の女中と間違われ、なおかつ虐待を受けていると勘違いされてしまう。 伯爵の地位に立つ責任感からステファンは美代を虐待から守るべく自分の屋敷へ連れて行く。 八代と煌も後を追い、ステファンの屋敷に潜入する。しかし、美代は家計の足しにと、ステファンは美代の行く先がないだろうと勘違いし、屋敷の女中に雇われてしまう。 激怒する煌をよそに、美代は他の女中達からの嫌がらせを受けつつも、節約生活で培った家事能力を発揮して行く。そんな美代の姿に、煌と八代は嘆きながらステファンの屋敷に潜伏し続け美代の警護に努めた。 ところが、煌の動きに怪しさが見え隠れし始める。 異変に気がついたステファンは、美代と共に煌を探り始めるが、次第に美代とステファンの距離は近づいて行き……。 煌の怪しい動きは何なのか? 美代とステファンの関係は……? たぐい希な勘違い伯爵と極貧令嬢の行く末はいかに?!
23
連載中·31·6万字
性描写有り
24
25
連載中·17·3万字
性描写有り
『蟲姫は美しい蝶に夢を見る』 【2021年集英社女性向け3レーベル合同マンガ原作賞・優秀作品】 全年齢版の過去作にRシーンを加筆、改題のうえ、 設定や本文の大幅な加筆修正変更等を行なった《新連載》となります。 R15レイティングぎりぎり頑張りますので苦手な方はご注意ください。 * 美貌の家族たちの中でただひとり 惨めな容姿で生まれたセリーナ。 彼女の出生には《秘密》があって。 失われた《本来の姿》を取り戻すための条件とは……? これは容姿を疎まれてきた『蟲姫』が 愛され皇妃になるまでのシンデレラストーリー。 * 地方の小さな村で若者たちに蔑まれながら 生きてきたセリーナは全てを諦めていたが、 ひょんなことから皇太子の侍女として宮廷で働くことに。 与えられた役職名は『白の侍女』。 通常の侍女業務に加え 高階級と高給の見返りに皇太子の夜伽相手をするという、 とんでもない責務付きだった。 白の侍女たちがそれを『責務』と呼ぶように 皇太子も長年続く『宵の責務』に耐えていた。 義務的に侍女を抱くことをこなしながら怠惰な夜を過ごしているが、 ある夜、超絶鈍感な侍女セリーナがやってきて 彼の至高の自信が砕かれる。 思い通りにならない変人侍女に業を煮やす皇太子カイル。 百戦錬磨の彼のプライドにかけて、 皇太子は超絶鈍感侍女を攻略できるのか。 地方の農家で生まれ育った蔑まれっ娘と 冷酷と呼ばれる大帝国の皇太子。 カイルの《つがい》として結ばれる理由となった セリーナの出生の秘密とは……? *  時代背景や出来事、 作中に登場する物品等は作者のご都合主義でゆるめです。 ざまぁ有り。
26
連載中·5·1万字
・あらすじ・ コール・リードは祖父から受け継いだリュースショップ「買取ボム」の店長。だが、祖父が残したギャンブルの借金が原因で、店はもう買取すらままならない。さらに、幼馴染で金貸しの娘セラ・エルフィンには「私の下で一生奴隷になって働きなさい(頬染め)」と迫られる始末。 「もう自由もこれが最後か…」と、せめて最後の晩餐を楽しもうと街に出たコールの目に飛び込んできたのは、ラルドレース場の看板!「一度だけなら…」と、人生初のギャンブルに挑んだその瞬間から、コールの人生は一気にドタバタの渦へと巻き込まれていく! ・第一章・ 俺のスキルのせいでセラの家が没落!? ・第二章・ 俺が頭を使って勝ったらライリルがクビ!? 俺と話してたせいで自主退社?! ・第三章・ 俺が触ったら異世界転生だと!? ・第四章・ なんで俺とお前が勝負しないといけないんだよ!!! 主人公よりも目立つヒロインたち、そしてラストに登場するのは…全裸の悪魔と呼ばれた国の大英雄!? 「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 ・主要キャラ・ コール・リード  主人公で「買取ボム」の店長。ギャンブルの結果が見えるスキルを持つが、そのせいでトラブル続き。 セラ・エルフィン  金貸しの娘で、コールの幼馴染。彼のスキルのせいで家が没落する(第一章)。皮手袋で能力が覚醒(第三章)。 ライリル・シート  「シート・ストアーズ」の店長。勝負を挑んでコールに振り回され、店長をクビにされる(第二章)。おじいちゃん子である(第四章)。 ミール・ファン  「ピュアストーム」のアルバイト店員で、心の中ではコールに夢中。しかしその思いを表には出さない。コールに絡んで無職に(第二章)。 サカマキ・ハナ  異世界転生してきたOL。過去にブラック企業で働きすぎて死亡。転生先で解説者として活躍(第四章)。 登場キャラ・エピソード多数! 凶暴化したレース用の生き物ラルドたち、いけ好かない銀髪の男ビスチェ・マーキンソン、そして全裸の悪魔と呼ばれたダイリル・シートとのバトルなど、波乱万丈な展開が続く!
34
連載中·26·6.9万字
【魂を呪われし仙女、転生する先々で、どうあがいたって溺愛される!】 男女の色恋が禁じられている仙界。 突然襲った邪龍を命懸けで倒した愛花と星藍だが、想い合うふたりは呪われてしまう。 仙界での居場所を失ったふたりは、輪廻をへて、現代日本へ転生する。 そしてふたたびめぐり合うふたり──花梨と星夜。 前世の記憶を失った花梨だが、他人の好感度が『ゲージ』によって見える特殊能力に目覚めていた。 そんなとき、はじめて出会ったはずの星夜の好感度がMAX寸前で…… 「あり得ない、絶対おかしい!」 恋に奥手な花梨は、星夜の好感度を下げるために奮闘。 しかし嫌われるどころか、星夜の好感度は上がるばかり。 「きみとのやり取りをふと懐かしく思うのは、なぜだろうな」 星夜のまっすぐな想いに、しだいに花梨も惹かれてゆき、やがて思い出す。 ──嫉妬、欲望、悲哀、恐怖、憤怒── 男女の色恋は負の感情、『五悩』を引き起こす。 そのために、仙界から追放されたことを。 「ひとを愛することは、罪などではない」 そのことを証明するため、『五悩』を克服するふたりの試練がはじまった。 あるときは現代JK令嬢×若社長、あるときはアニメの中の男装騎士×元奴隷従者── さまざまな世界に転生しながら、ふりかかる困難は愛の力ですべて解決! 入り乱れる現代と異世界、そして仙界。 これは糸を織りなすように繊細で、極彩色のように鮮やかな、中華風転生ロマンスファンタジー。
35
連載中·31·5.9万字
性描写有り
伯爵令嬢アントニアには相思相愛の婚約者ゴットフリートがいた。過去形なのは、後2年で結婚するという年に彼の家の没落で婚約が破棄されたからだ。それからというものの、アントニアは新たな婚約を拒んできた。ところが、そろそろ嫁き遅れと言われる20歳になった歳にアントニアは、12歳年上の辺境伯アルブレヒト・フォン・シャウエンブルクと王命で結婚することになった。だが、彼はとんでもない地雷物件だった――アントニアが不幸な結婚生活を経て幸せを掴むまでの物語。 実は、本作は『始まりは偽装デキ婚から』という別作品(ネオページ未投稿)のスピンオフです。『始まりは~』では、本作の主人公カップル・アントニアとゴットフリートが脇役として登場します。この作品の評判がよければ、『始まりは偽装デキ婚から』もネオページで投稿しますので、皆様の反応をお待ちしております。 【読む前にご注意】 アントニアの最初の結婚の話が結構長いのですが、これでもかというほどドアマットヒロインです。 ネタバレ防止の為、連載終了間際まで入れられないタグがあります。ご了承ください。 タイトルに*が付いているエピソードには、軽い性的描写がありますが、具体的な描写はしていません。 カクヨムで『始まりは偽装デキ婚から』の第2章として公開中のものを独立作品として少々改稿してあります。本サイトの他に小説家になろう(本サイトと同じR15)とエブリスタ(R18)でも公開しています。
37
連載中·18·3.8万字
残酷描写有り暴力描写有り
「オリビア・クリフォード子爵令嬢。おめでとうございます。竜魔王の生贄に選ばれました!」亡国の令嬢オリビアは隣国のエレジア国に保護され、王太子クリストファと婚約者を結んでいたが、叔父夫婦に虐げられ奴隷のように働かされていた。仕事の目途が付きそうになった矢先、突如グラシェ国の竜魔王の生贄として放り出されてしまう。死を覚悟してグラシェ国に赴いたのだが、そこで待っていたのは竜魔王代行、王弟セドリックだった。出会った瞬間に熱烈な求婚、さらに城の総出で歓迎ムードに。困惑するオリビアは、グラシェ国の使用人や侍女、城の者たちの優しさに裏があるのではないかと警戒するのだが、セドリックの溺愛ぶりに少しずつ心を開いていく。そんな中、エレジア国はオリビアの有能さに気付き、取り戻せないか画策するのだが。 これは「誰からも愛されていない」と絶望しかけた令嬢が、甘え上手の王弟に愛されまくって幸せになるまでのお話。 ※甘々展開のハッピーエンドです(糖分高めミルクティーにハチミツたっぷり+お砂糖五杯ぐらい)。※ざまあ要素在り。※全26話想定(一話分の文章量が多いので話数を修正しました)。※R15は保険です。 《主な登場人物》 オリビア(19) フィデス王国(亡国)の令嬢。エレジア国クリストファ殿下と婚約。 付与魔法と錬金術が使える。 クリストファ  エレジア国王太子 オリビアと婚約をしていた。 セドリック  グラシェ国竜魔王代行、王弟。オリビアに求愛。  オリビア<<<<<<<<<<<<セドリック 聖女エレノア  エレジア国の聖女。異世界の知識がある?
38
連載中·96·14.2万字
暴力描写有り
長きに渡り戦争が続く二つの国。 身分社会の王政国家・ペルフェクト王国。 国民の代表たる議員によって成り立つ議会制の国・シュタルクヘルト共和国。 ペルフェクト王国軍の少将・オルキデア・アシャ・ラナンキュラスは、上官の命令で、自軍が破壊した敵国・シュタルクヘルト共和国の軍事施設と軍事医療施設跡にいた。 目的はこの地で捕虜となっていた自軍の兵士を解放することだった。 けれども捕虜となっていた自軍の兵士は、既に移送されており、残っていたのは医療施設で治療を受けていたシュタルクヘルト共和国軍の兵士と関係者ーーの死体だった。 そんな中、オルキデアは唯一の生存者を見つける。 菫色の瞳と藤色の髪を持った女性だったが、襲撃時の怪我とショックから記憶を失っていた。 そんな女性に「アリーシャ」と名付けて捕虜としたオルキデアだったが、とある事件に巻き込まれたのをきっかけにアリーシャに興味を持つ。 けれどもアリーシャは敵国の娘、オルキデアの好きには出来ない。 それならせめてアリーシャを国に帰そうとするが、頑なに帰りたがらず、とうとう部屋に引きこもってしまったのだった。 どうにかしてアリーシャを説得出来ないかと悩んでいたオルキデアの元に、突然、疎遠になっている母親が、縁組の話を持ってやって来たのだった。 「なあ、俺の妻と恋人、どっちがいい?」 縁組を回避するためにオルキデアが提案したのは、この国でのアリーシャの生活と引き換えにした「契約結婚」。 縁組の話と同時期に記憶を取り戻したアリーシャには、どうしても国に帰りたくない理由があるようだったーー。 一方シュタルクヘルト共和国では、襲撃の際にその場に居合わせていた、とある女性が行方不明となっていた。 その女性の名前は、アリサ・リリーベル・シュタルクヘルト。 今は廃止されたシュタルクヘルト共和国の王族の血を引く女性であったーー。 縁組回避から始まる契約結婚、そしてーー真実の愛。 これは「愛」を知る物語。 王道ファンタジー風の恋愛物語。 ロマンスファンタジーが好きな貴方へ。 ※ゆっくり更新します。 ※他サイトにも掲載中
40
連載中·27·8.8万字
暴力描写有り性描写有り
大商人と悪徳高利貸しという、表と裏の顔を持つ男ローレンス。 夫とその愛人から虐げられ、借金まで背負わされて悲惨な結婚生活を送る伯爵夫人リリアーヌ。 互いに秘密を抱えた二人が運命に導かれて出会い、心を通わせてゆく、密やかで激しい愛の物語。 宮廷への出入りも許されている大商人ローレンス・フィッツジェラルドはある日、借金の取り立てのためオルフェウス伯爵家を訪れる。 そこで彼が目にしたのは、夫とその愛人に蔑まれ、金貨300枚もの借金を背負った伯爵夫人リリアーヌの姿だった。 普段、社交界で目にする貴婦人達とはあまりにも違うその怯えた様子に違和感を覚えるローレンス。 だが、そんな伯爵夫人とは名ばかりの悲惨な結婚生活にも心折れず、働いて借金を返すと言い、使用人のいなくなった屋敷で家事一切をこなしているリリアーヌの姿を見ていたローレンスの頭にある提案が浮かぶ。 「家事が得意なら、貴女に働き口を紹介しよう。俺の屋敷に来て身の回りの世話をしてくれ。その給金で借金を返せばいい」 思いもよらぬ提案を受け入れて、ローレンスの屋敷にやって来るリリアーヌ。 二人はゆっくりと心を通わせてゆく。 だがある時、誤解が元でローレンスはリリアーヌの秘密を知ってしまい……? ※大陸の恋シリーズ Ver.1.0です。今後、三部作+αの予定。 ※他小説投稿サイトでも同作品を掲載中です!(エブリスタでPV 74,000over 達成、現在も更新中) ※あまり過激な性表現はありません。
45
連載中·5·1.4万字
残酷描写有り暴力描写有り
『必ず……見つけ出す……だからこの指輪はお前が持っていてくれ……』  そう約束をし、時折芽衣李(ときおりめいり)は婚約者だったラフェドの腕の中で亡くなる。  しかし芽衣李が転生した先は、乙女ゲームを舞台とした悪役令嬢シルヴィア・ローレンとしての破滅の運命だった。  シナリオ通りの破滅を迎え、魔王を探すため国外追放を甘んじて受け入れるのだが、次の舞台と言わんばかりに、高位の人外たちが用意した箱庭の国に聖女候補として選ばれてしまう。  そしてその箱庭を作り上げた創設者は魔王ラフェドだったのだが、彼はシルヴィアのことを全く覚えていない。  ショックを受けるも受け入れようとした矢先、魔王ラフェドとシルヴィアは本の呪いに掛かってしまう。  呪いを解くため奮闘する内にシルヴィアの魅力に気付いた人外のドラゴンや魔人、妖精たちが契約を結ぼうと現れるのだが……。ラフェドの記憶が蘇るも呪いのせいですれ違う。 「――覚えていないから不貞腐れて諦めたのか」 「え?」 「それとも吹っ切れたとでも言うのか。お前の執着はその程度のものだったと解釈すれば良いのか?」 「アルベルト……さん?」 「アルベルト――か、お前はこの姿でも俺の名を呼ばないんだな」 これは前世で出会った魔王と人間が、様々な困難に立ち向かいながら、記憶を取り戻していく拗らせた魔王に愛されるお話。 ※すれ違い×記憶喪失×コメディ ※第1部完結までは小まめに更新予定です。 ※R15は保険です。 ※旧タイトル「元悪役令嬢は聖女候補として箱庭遊戯で舞い踊る」。こちらのリメイク版です。
49
連載中·52·13.7万字
性描写有り
『憧れのヴァイオレッタ様、わたしはあなたを死なせる訳にはいきません!』  クイーンズヴァレー王国の有力貴族、カインズベリー侯爵家のメイドであるわたしは、100名居るメイドの中の88番目で所謂モブメイド。でも、侯爵令嬢であるヴァイオレッタ様へ仕える想いは人一倍ある子だった。ヴァイオレッタは国の第一王子、クラウン王子の許嫁。自らの美貌を全面に押し出し、高貴かつ傲慢な態度を取るヴァイオレッタは、世間から悪役令嬢として疎まれていた。  そして、悲劇は訪れる。ある事件がきっかけで、クラウン王子は隣国のマーガレット王女と結ばれ、ヴァイオレッタとの婚約は破棄。王宮から追放されたカインズベリー侯爵家は王宮から追放され、何者かが屋敷に火をつけ、ヴァイオレッタはその生涯を遂げる。 「あれ? この姿……嘘!? ヴァイオレッタ様」  88番目のモブメイドが目を覚ますと、彼女の姿になっており……。  生前の記憶を持ったまま、死に戻りを果たした彼女は、ヴァイオレッタの悪役令嬢としての立場は変えず、破滅エンドを回避すべく、立ち上がる。  第一王子、第ニ王子、モブな伯爵令嬢。生前の記憶を利用し、危機フラグを回避していくと、周囲の態度が急変し……。 『え? 待って! ヴァイオレッタ様~~こんな王子に溺愛されるなんて聞いてないです~~!』  隣国マーガレット王女と王子を結びつけるきっかけとなった社交会。あの場で一体何があったのか? ヴァイオレッタの婚約破棄、その背後に潜む謀略の謎。生前、屋敷を燃やした相手は誰なのか?  やがて、モブメイドの死に戻りを知る謎の男まで現れて、〝わたし〟の周囲は大変な事になり……。  これは、生涯仕えたヴァイオレッタを救うため、88番目のモブメイドが悪役令嬢として立ち上がり、トゥルーエンドを目指す物語。
60
連載中·18·5.5万字
 アメリ・スカーレット。公爵家の娘である彼女はエグマリヌ国第三王子の婚約者だった。それもつい数分前の話、彼女は今婚約破棄を言い渡されていた。  婚約者だったエルヴィス王子の傍にはリリアーナ伯爵令嬢がいた。現実を理解した瞬間、アメリの頭にぶわりと記憶が流れ込んでくる。そこで彼女は思い出した、わたしの前世は飼い猫であったことを。そして、これが飼い主のプレイしていた乙女ゲーム世界であることを。  婚約破棄イベントを終え、アメリは悪役令嬢アメリのエンディングである竜人の国エムロードへの貢物として島流しにあう。それは扱いの酷さに逃げ出し、森で魔物に食い殺される死亡エンドだった。  どうにか回避しようと頭を悩ませる彼女の元にエムロード国の姫、マリアがやってくる。マリアの「このままじゃアメリはエンディング通りになっちゃう……」という言葉を聞いて、アメリはもしやと彼女に乙女ゲームのことを話す。すると、彼女は「貴女も転生者!」と反応を示す。話をして彼女がアメリの元飼い主であることが発覚、そこでやってきた飼い猫のメルゥの言葉がアメリには理解できることが判明して――彼女の運命が変わる。  そんな前世が家猫なアメリが幸せになるまでの物語。
67
連載中·15·4万字
デュラは小国フラテスで、10歳の姫、グランティーヌの専属近衛をしていた。 ある日、グランティーヌの我儘に付き合わされ、家出の片棒を担ぐことになる。 しかしそれはただの家出ではなく、勝手に隣国の問題児との婚約を決めた国王との親子喧嘩によるものだった。 駆け落ちだと張り切るグランティーヌだったが、馬車を走らせた先は隣国カナチス。 最近悪い噂が後を絶たないカナチスの双子こそ、グランティーヌの婚約者候補なのである。 せっかくここまで来たのなら、直接婚約破棄を突き付けに行こうと言い出す。 街中でほんの少し別行動をとった隙に、行方をくらましてしまったグランティーヌは、街中で渦中の人物……双子の王子と接触。勝手に決めた婚約など認めたくないと意気投合。双子に誘われるがまま、一足先に城に出向き、婚約を解消してもらおうと、カナチスの国王に直談判したのだ。 合流したデュラを巻き込み、大掛かりな家族会議が始まる。 しかし城では、乗り気の国王とは対照的にグランティーヌに敵意剥き出しの女王。 奔放で芯の通った物言いのグランティーヌに好意を抱き始める双子。 そんな双子に、デュラが好きだと告げるグランティーヌ。 女王はグランティーヌを盾にデュラの命を狙うが、未遂に終わる。 ずっと国王に愛されたかったと泣く双子の母は、グランティーヌの亡き母と友人であり、想い人である国王がグランティーヌの母を想い、今でもその面影を求めていることに深く傷ついていたのだと知る。 騒ぎが起きたことで、国王と女王はお互いの気持ちを確かめ合うこととなった。 その後、国に戻ったグランティーヌは、父にデュラとは両思いであると伝え、デュラは慌てて否定。 小国の我儘で奔放な姫に告白されたデュラは、これから先を思い、深い溜息をつくのであった。
75
連載中·12·3.1万字
性描写有り
それは一夜の夢だった…。 とても仲がよすぎる夫婦は、ある日、同じ夢を見た。 俺達夫婦はファンタジーの異世界に飛ばされ、勇者トリスタンのパーティーと一緒に冒険をしている夢だった。 俺こと、キョウスケは型破りな超強力な魔法戦士、そして妻のヒマリは超優秀な聖女。 まだ、神と人間が近い存在だった頃のお話。 ある日、ギルドから依頼されたメリッサ周辺の森に蔓延っていたゴブリン討伐を終えて宿屋に着くと、俺達は勇者トリスタンの部屋に呼び出された。 俺と陽葵が部屋に入ると、気まずそうにしているトリスタンが話を切り出した。 「キョウスケ、それにヒマリ…。お前達はとても優秀だけど夫婦愛が強すぎて、私たちは、そのイチャラブに耐えられない…。」 俺達はその言葉に顔を見合わせるとトリスタンは話を続けた。 「貴殿達は夫婦愛がまぶしすぎてお前達から後光すら出ているから、それでモンスターも寄ってこないし、挙げ句の果てには愛の聖なる波動で強敵まで倒してしまうから強すぎる!」 そして勇者トリスタンは言葉を続ける。 「仲間になった当日にクビだなんて絶対に言わない。ただ、俺たち勇者の別働隊として働いてくれないか?。」 俺達夫婦は勇者の別働隊として冒険をするが、その強すぎる愛が故に、剣などを振るわずに、キングゴブリンやオーガキング、メドゥーサやドラゴンも倒してしまう。 そして…、ついには…。 これは、お互いが好きすぎる夫婦が見た一夜限りの夢物語である。
77
性描写有り
連載中·12·1.6万字
残酷描写有り暴力描写有り
レノアール地方にある海を隔てた二つの大国、ルビナとセネルは昔から敵対国家として存在していたけれど、この度、セネルの方から各国の繁栄の為に和平条約を結びたいと申し出があった。 それというのも、セネルの世継ぎであるシューベルトがルビナの第二王女、リリナに一目惚れした事がきっかけだった。 しかしリリナは母親に溺愛されている事、シューベルトは女好きのクズ王子と噂されている事から嫁がせたくない王妃は義理の娘で第一王女のエリスに嫁ぐよう命令する。 リリナには好きな時に会えるという条件付きで結婚に応じたシューベルトは当然エリスに見向きもせず、エリスは味方の居ない敵国で孤独な結婚生活を送る事になってしまう。 そして、結婚生活から半年程経ったある日、シューベルトとリリナが話をしている場に偶然居合わせ、実はこの結婚が自分を陥れるものだったと知ってしまい、殺されかける。 何とか逃げる事に成功したエリスはひたすら逃げ続け、力尽きて森の中で生き倒れているところを一人の男に助けられた。 その男――ギルバートとの出逢いがエリスの運命を大きく変え、全てを奪われたエリスの幸せを取り戻す為に全面協力を誓うのだけど、そんなギルバートには誰にも言えない秘密があった。 果たして、その秘密とは? そして、エリスとの出逢いは偶然だったのか、それとも……。 これは全てを奪われた姫が辺境地に住む謎の男に溺愛されながら自分を陥れた者たちに復讐をして居場所を取り戻す、成り上がりラブストーリー。 ※ ファンタジーは苦手分野なので練習で書いてます。設定等受け入れられない場合はすみません。 ※他サイト様にも掲載中。
86
連載中·290·156万字
【TOブックス様より書籍1~2巻発売中】 読者の皆様のお蔭で書籍化が決まりました! 本当にありがとうございます! 「――嗚呼、間違えたんだ私は」 【紅色の髪は特殊な能力を持つ魔女。力がなくとも、紅を持つだけで迫害の対象に】  この世界の常識のせいで忌み子だった皇女アリスは、周囲からの迫害に対抗するため我が儘に振る舞ってきた。 「傷つけられる前に傷つける方が楽だった」   敵だらけの毎日の中、冤罪で第二皇子の兄に殺されたあと『過去に戻ってる?』発現した自分の魔女の能力のせいで十歳まで時を巻き戻すことに。 「五歳の餓鬼だってお姫様の存在が偉いんだって分かってるだろ。それだけ偉いはずの人間が、なんだって俺等と同じなんだよ。もっと敬われるべきだろ」 更に、過去には出会えなかったノクスの民、セオドアを護衛騎士にしたことで、同じ紅を持ち蔑まれてきた境遇を持つ唯一の相手として、過保護に護られ始め。 そして……。 「お前が悪い訳じゃない。お前の話を信じられなかった俺に非がある話だ。だからといって、剣の切っ先を俺に向けて来たこの騎士(犬)が、悪くない訳でもないが」 と、巻き戻す前は険悪だった一番上の兄に謝られるなど、一度目の人生を反省して過ごす内に人生が好転するが。 「必要ならば私の影を使う。気紛れかと思えた陛下の寵愛がこれ以上続くようならば、何としてでもあの小娘を野放しにしておけぬ」 かつてと違い、評判が高まるにつれ、継母の皇后が裏で画策したり。 「解っていながら、お姫様の耳をそっと塞いで、いつまでも鳥籠に閉じ込めて大事に守るだけなのは、騎士の務めの範疇を超えてるよ」 「何も知らないくせに、勝手なことを言うなよ。姫さんが今までどれだけ傷ついてきたと思っていやがるっ!」 「公爵家の血が入っている以上、王に相応しいのはお姫様の方なんじゃないかって言ってくる奴が絶対に出てくるだろう。そうなったら、近い将来、殿下との対立も避けられないものになる」 王位継承権を巡る争いにも巻き込まれ。殺害前に、自分を守って殺された侍女のローラや、傍にいることになった護衛騎士との出会いを経て、大切な人を増やしていくアリスが今度の人生は過保護に愛され幸せになっていくお話。