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2024年8月~

8月。二人で焼肉を食べた。美味しかった。楽しかった。




9月。お祭りに行った。楽しかった。




9月2回目。彼女と共通の趣味がカメラと知る。嬉しくなる。




10月。カメラで風景を撮影しに行った。一眼レフをプレゼントした。




10月2回目。秋祭りに行った。そこでハンドメイドアクセサリーを沢山買ってあげた。




11月。ライブに行った。奢ってあげた。楽しかった。




11月2回目。服を買いに三越に行った。喜んでいた。そして、告白することを決めた。




12月24日。その日は寒い日だった。僕は完璧なプランを立て、準備万端で『彼女』と一緒に過ごした。彼女が欲しいと言っていたバックも買い、思いを込めて渡す準備を整えた。そして、最後に告白をした。


『彼女』は気まずそうに、悩んだ上で、でもあっさりと振った。驚きはしなかった。どこかで予感はしていたけれど、それでも心は痛んだ。


僕は今まで、彼女に信頼されてきたと思っていた。だが、それは僕が彼女を友達として大切に思っていることが、彼女にも伝わっていたからだ。そして、僕が告白した時、下心を持っていると思われ、あっさりとその信頼は消えた。僕は、自覚していたかもしれない。だが、あえて嘘をついていたのだ。僕には下心がない、だから信じてほしいと伝え続けてきた。そしてそれは、3年の月日となった。嘘は長いほど、罪が重くなる。つまり『彼女』にとって、僕は大罪を犯した。

『彼女』は「ごめん」と伝え、消え去った。


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