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第2話 隷属の首輪

「気分はどうかね。」豪華な佇まいの男は、この国の王だと名乗り、王の隣の宰相らしき男が、「今日から、君は勇者として魔王軍と戦ってもらう。もちろん、君には拒否権はない。」




「ゴフォン。何で俺がそんな事をしなければならないんだ? ゴホンゴホン」


「何故て、君の首には従属の首輪が填めて有るから!君は奴隷なんだよ。王国の為に命を捧げて、魔王軍と死ぬまで戦うんだ。」




「チクショウ。ゴフォンゴホン。この首輪を外しやがれ」飛び掛かろうとするが、体に力が入らない。地面にひれ伏し 大きく咳き込んだ。




宰相は、「無理はいかんな、体を大事にしなければならないよ、王国の為に魔王と戦う体なんだ。」


「お前たち、勇者を部屋へ連れて行くんだ。丁重にな。ファハハハ。」


勇者は兵に連れ去られた。




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