「なんだ、これは……、ぁ! ぁあ! ぅぐっ、よせ、やめろ!」
勇者の体を這いまわるスライムは、乳首や勃起したペニスに絡み付く。
尻の穴を舐めるように這いまわると、目に涙が堪った。
(勇者君はお尻、処女っぽい。痛くなく気持ち善くしてあげよ)
勇者の顎を掴み上げる。
憎悪を隠さない目が魔王を睨んだ。
(あぁ、可愛い。どんな顔も好みだなぁ。もっと睨んでいいよ)
美しく歪む勇者の顔を、うっとりと眺める。
「総て差し出せ。さすればお前も兄のようになれる」
魔王の目線につられて、勇者が戦士に目を向ける。
「ランドール様、もっとぉ! もっと奥まで突いてぇ! ひあぁ! 中ごりごり、もっとぉ!」
ランドールの首に縋り付いて、自分から尻をランドールのペニスにヘコヘコと押し付ける。
戦士の姿に、勇者が目を瞑った。
「なんという悪辣な所業をっ……、兄上、兄上っ……」
「案ずるな。お前もすぐに、ああなる」
「私は屈しない! 私、は……ぐっ、ぅぅっ」
勇者の口を覆うように口付けて、長い舌を押し込む。
嗚咽すらも漏らせない程、勇者の口の中を舌で舐め回す。
喉の奥まで、舌で満たすと、魔力を流し込んだ。
「ぁ……、ぁ……、何、なにを、した……」
勇者が無意識で腰ヘコしている。
スライムが這っていたモリモリの胸筋がビクリとしなった。
乳首がビンビンに勃起している。
「痛み無く快楽に浸れるよう、我の魔力を流し込んだだけだ。お前が堕ちる様を見るのは、楽しみだな」
胸にしゃぶりつき、勃起乳首を舌で舐めまわす。
ビンビンに勃起した乳首は、指で挟んで転がすのも簡単だ。
「あぁ! なに、これぇ……、はぁ、はぁ、ぁあんっ」
勇者が雌のように泣いて顎を上げる。
(もしかして、童貞処女? 乳首舐められるのも初めてかな。いっぱい、イジってあげよ)
執拗に舐め回しながら、股間に手を伸ばす。
触手とスライムで扱かれまくったペニスはギンギンに勃起して、既に先走りで汚れていた。
指でそっとなぞると、ペニスがブルンと震えた。
「期待しているのか? 咥えてやろうか?」
勇者がブルブルと首を横に振った。
「よせ、そんなこと、されたら……っ」
涙目で、さっきより気弱な声を出されたら、しゃるぶしかない。
魔王は先走りで汚れた勇者の勃起ペニスを根元から舐め上げた。
「ぃっ……」
悲鳴のような快楽を飲み込んで、勇者の全身に力が入る。
咥え込み、上下に動かす。
カリを咥えて強めに噛むと、腰が震えた。
噛んだ先を強く吸上げる。また先走りが流れた。
「ぁ、ぅん……、はぁ……」
徐々に勇者の体から力が抜けて、触手に身を委ね始めた。
すっかり快楽に籠絡された尻穴に、指を添える。
勇者の体に力が入った。
「ここは、初めてか?」
勇者が顔を真っ赤にして黙り込んだ。
初めてらしい。
(初めてかぁ。ならここは魔王っぽく、酷くした方がいいかな)
自分の勃起したペニスを勇者に見せ付ける。
勇者の目が勃起ちんぽに釘付けになった。
(ん? あれ? 怯えてる感じじゃなくない?)
怯えてもいるのだろうが、期待しているようにも見える。
「これから我の間羅でお前を貫き、掻き回してやる。光栄に思え」
勇者の尻を持ち上げて、勇者の尻穴に押し当てる。
「やめろ! そんな大きなもので、貫かれたら、腸が破れる!」
逃げようとする体を抑え込み、押しつける。
「いやだ、離せ! お前の蛮行を絶対に許さない。リンデル王国第三皇子の名において、必ず……、ぁ、ぁぁあ!」
話を聞くのが怠かったので、魔王は突っ込んだ。
(うわ、きっつ。やっぱ初めてなんだ。じゃぁ、思いっきりシてあげよ)
魔王は遠慮なく奥まで貫き、気が済むまで擦って突き回した。
(処女穴ぃぃ……。突く度にペニスの形に中が開いて、きもちぃい)
思わず夢中に快楽を貪って何度も中で射精した。
「ぃっ、ぁっぁふ、ぉ、ぉ、ぉほ……、ごりゅって、すりゅ……、おく、イっちゃぅ、いっぱい、出ちゃぅぅ……」
気が付いたら勇者がアクメ顔で舌を出していた。
床には、何度も射精したのであろう、ザーメンが垂れ流されている。
(ん? あれ。首に魔印が薄く浮いてる)
何度も中出ししたせいか、無意識に魔印を付けていたらしい。
魔王は勇者の首筋に触れた。
「我の印が欲しいか? 魔印は淫紋。我の元で永遠に快楽に浸れるぞ」
勇者が小さく首を振った。
この状況でまだ拒否できるのだから、自我は強いらしい。
「何にも捉われず、何者でもなくなって、我の元で、ただ快楽に浸れ」
勇者の首を掴み上げて魔力を籠める。
「いや、だ……、こんな、もの、私は……」
勇者の首にチョーカー型の黒い
先に薄く浮いていた印も黒く濃くなり、首輪が二本になった。
「ぁっ、はぁ、はぁ……。魔王様、もっと突いて、私で、遊んでください。私は魔王様の性奴隷、性玩具。魔王様を気持ち善くするのが悦びです」
見上げた勇者の目は快楽に蕩けて、恋慕が浮いていた。
触手を解くと、勇者が自分から魔王に抱き付いた。
「この命は魔王様のもの。この体は魔王様の玩具。私で遊び倒してください」
「イイ子だ。飽きるまで、遊んでやろう」
好みの胸筋が手に入って、ご満悦な魔王様でした。