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第4話 勇者堕ち

「なんだ、これは……、ぁ! ぁあ! ぅぐっ、よせ、やめろ!」


 勇者の体を這いまわるスライムは、乳首や勃起したペニスに絡み付く。

 尻の穴を舐めるように這いまわると、目に涙が堪った。


(勇者君はお尻、処女っぽい。痛くなく気持ち善くしてあげよ)


 勇者の顎を掴み上げる。

 憎悪を隠さない目が魔王を睨んだ。


(あぁ、可愛い。どんな顔も好みだなぁ。もっと睨んでいいよ)


 美しく歪む勇者の顔を、うっとりと眺める。


「総て差し出せ。さすればお前も兄のようになれる」


 魔王の目線につられて、勇者が戦士に目を向ける。


「ランドール様、もっとぉ! もっと奥まで突いてぇ! ひあぁ! 中ごりごり、もっとぉ!」


 ランドールの首に縋り付いて、自分から尻をランドールのペニスにヘコヘコと押し付ける。

 戦士の姿に、勇者が目を瞑った。


「なんという悪辣な所業をっ……、兄上、兄上っ……」

「案ずるな。お前もすぐに、ああなる」

「私は屈しない! 私、は……ぐっ、ぅぅっ」


 勇者の口を覆うように口付けて、長い舌を押し込む。

 嗚咽すらも漏らせない程、勇者の口の中を舌で舐め回す。

 喉の奥まで、舌で満たすと、魔力を流し込んだ。


「ぁ……、ぁ……、何、なにを、した……」


 勇者が無意識で腰ヘコしている。

 スライムが這っていたモリモリの胸筋がビクリとしなった。

 乳首がビンビンに勃起している。


「痛み無く快楽に浸れるよう、我の魔力を流し込んだだけだ。お前が堕ちる様を見るのは、楽しみだな」


 胸にしゃぶりつき、勃起乳首を舌で舐めまわす。

 ビンビンに勃起した乳首は、指で挟んで転がすのも簡単だ。


「あぁ! なに、これぇ……、はぁ、はぁ、ぁあんっ」


 勇者が雌のように泣いて顎を上げる。


(もしかして、童貞処女? 乳首舐められるのも初めてかな。いっぱい、イジってあげよ)


 執拗に舐め回しながら、股間に手を伸ばす。

 触手とスライムで扱かれまくったペニスはギンギンに勃起して、既に先走りで汚れていた。

 指でそっとなぞると、ペニスがブルンと震えた。


「期待しているのか? 咥えてやろうか?」


 勇者がブルブルと首を横に振った。


「よせ、そんなこと、されたら……っ」


 涙目で、さっきより気弱な声を出されたら、しゃるぶしかない。

 魔王は先走りで汚れた勇者の勃起ペニスを根元から舐め上げた。


「ぃっ……」


 悲鳴のような快楽を飲み込んで、勇者の全身に力が入る。

 咥え込み、上下に動かす。

 カリを咥えて強めに噛むと、腰が震えた。

 噛んだ先を強く吸上げる。また先走りが流れた。


「ぁ、ぅん……、はぁ……」


 徐々に勇者の体から力が抜けて、触手に身を委ね始めた。 

 すっかり快楽に籠絡された尻穴に、指を添える。

 勇者の体に力が入った。


「ここは、初めてか?」


 勇者が顔を真っ赤にして黙り込んだ。

 初めてらしい。


(初めてかぁ。ならここは魔王っぽく、酷くした方がいいかな)


 自分の勃起したペニスを勇者に見せ付ける。

 勇者の目が勃起ちんぽに釘付けになった。


(ん? あれ? 怯えてる感じじゃなくない?)


 怯えてもいるのだろうが、期待しているようにも見える。


「これから我の間羅でお前を貫き、掻き回してやる。光栄に思え」


 勇者の尻を持ち上げて、勇者の尻穴に押し当てる。


「やめろ! そんな大きなもので、貫かれたら、腸が破れる!」


 逃げようとする体を抑え込み、押しつける。


「いやだ、離せ! お前の蛮行を絶対に許さない。リンデル王国第三皇子の名において、必ず……、ぁ、ぁぁあ!」


 話を聞くのが怠かったので、魔王は突っ込んだ。


(うわ、きっつ。やっぱ初めてなんだ。じゃぁ、思いっきりシてあげよ)


 魔王は遠慮なく奥まで貫き、気が済むまで擦って突き回した。


(処女穴ぃぃ……。突く度にペニスの形に中が開いて、きもちぃい)


 思わず夢中に快楽を貪って何度も中で射精した。


「ぃっ、ぁっぁふ、ぉ、ぉ、ぉほ……、ごりゅって、すりゅ……、おく、イっちゃぅ、いっぱい、出ちゃぅぅ……」


 気が付いたら勇者がアクメ顔で舌を出していた。

 床には、何度も射精したのであろう、ザーメンが垂れ流されている。


(ん? あれ。首に魔印が薄く浮いてる)


 何度も中出ししたせいか、無意識に魔印を付けていたらしい。

 魔王は勇者の首筋に触れた。


「我の印が欲しいか? 魔印は淫紋。我の元で永遠に快楽に浸れるぞ」


 勇者が小さく首を振った。

 この状況でまだ拒否できるのだから、自我は強いらしい。


「何にも捉われず、何者でもなくなって、我の元で、ただ快楽に浸れ」


 勇者の首を掴み上げて魔力を籠める。


「いや、だ……、こんな、もの、私は……」


 勇者の首にチョーカー型の黒い首輪が浮き上がった。

 先に薄く浮いていた印も黒く濃くなり、首輪が二本になった。


「ぁっ、はぁ、はぁ……。魔王様、もっと突いて、私で、遊んでください。私は魔王様の性奴隷、性玩具。魔王様を気持ち善くするのが悦びです」


 見上げた勇者の目は快楽に蕩けて、恋慕が浮いていた。

 触手を解くと、勇者が自分から魔王に抱き付いた。


「この命は魔王様のもの。この体は魔王様の玩具。私で遊び倒してください」

「イイ子だ。飽きるまで、遊んでやろう」


 好みの胸筋が手に入って、ご満悦な魔王様でした。 

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