そんな中ラクダレースの反対側の横につきたのは
「貴方は 西の軍団長!」 「む!軍団長か」
同じく 西の軍団長はファイナス同様 二人の兄の幼馴染の友達である
そして
これは アーシャハが知らないことだが
当時 幼いナジュをめぐり 熾烈な争いを繰り返した 恋のライバルな二人である
「アーシャッハ姫 久方ぶりだな」 にこやかに 赤毛の髭のダンデイな男は言う
いや ファイナスも 実はなかなかにダンデイな男であるが
「ナジュから 他の男の毒牙から 守らねば・・・特に!そこの輩からな」
じと~んんと ファイナスに目をやる
「ふん!きさまもナジュ狙いだろうが
聞いたぞ 先日ナジュを押し倒そうとした話は」
「幼い頃の女装姿 それに最近のあの舞姫としての姿 だれしもが心奪われる!」
「確かに しかしだ」
え・・・(汗)とアーシャハ
「ふ・・確かにだ しかし」
「幼いナジュに誰がプロポーズするかで 集団決闘の騒ぎとなり
貴様らを足元に下して 勝利したのは 私である!!!」
高らかに宣言する 西の団長
「んなもん! 先日プロポーズして ナジュに殴り倒され ふられたのは お前だ
西の団長!」
「あ・・あう・・あううう・・・」言葉を失い 絶句するアーシャハ
だめ、とにかく ナジュ兄さんを 彼らの毒牙から守れるのは 私しかいなひ・かも(涙目)