「私、日比野千秋って言います。こっちが佐々木拓人さん」
わたしはそう自己紹介した。丁寧に頭を下げながら、目の前の高校生二人をそっと観察する。男の子は好奇心でキラキラした目をしていて、女の子は少し警戒した眼差しを向けてくる。当然だろう。さっきは魔法を使っているところを見られてしまったのだから。
春の柔らかな風が吹き抜ける空き地で、わたしは26歳の拓人と共に「マジカルエクスプレス便」という宅配会社で働いていると説明した。拓人さんは隣で腕を組み、少し不機嫌そうな表情を浮かべている。彼はいつもこうなのだ。特に仕事中にトラブルが起きた時は。
「ここは話せる場所じゃないから、良かったら事務所に来ない?」
わたしはできるだけ柔らかい声で提案してみた。空を見上げると、夕日が赤く染め始めていて、このまま路上で長話するのもよくない。それに、魔法を見てしまった彼らに必要な手続きもある。
「おい、本当に良いのか?相手は今日知り合ったばかりの高校生だぞ。ちゃんと考えたのか?」
小声で問いかけてくる拓人さんにこちらも小声で返す。
「うーん、ちょっと勢いもあるかもしれないけど、そのままにはしておけないじゃん?それにこの仕事に興味持ってくれてるよ?」
「仕事じゃなくて千秋の魔法に興味を持ってるだけに見えたけどな。それに、片方は警戒してるぞ」
「まあ何とかなるって。私の勘がこっちに引き込めーって言ってるの」
「あてにならねぇ……」
こそこそした会話を終えて、わたしは期待に満ちた笑顔で改めて二人に誘いかけた。
「さあ、行こう!」
「はい!」
青年、確か優斗くんと名乗ったはずの彼は、まるで冒険に誘われたかのように目を輝かせて即答した。その無邪気さに思わず微笑んでしまう。一方、茜ちゃんは明らかに警戒心を解いていない。賢明な子だな、とわたしは内心感心した。
「大丈夫、変なことするつもりはないから」
わたしは茜ちゃんの不安を和らげようと微笑みかけた。彼女の知的な瞳には、まだ疑いの色が残っている。
「変なことって……」
茜ちゃんが訝しげに言い、わたしは一瞬言葉に詰まった。
――うーん、だいぶん警戒されちゃってるなぁ。
「いや、何を考えたか知らないけど、怖い事とか痛い事とかしないから。ただ、見ちゃったものについては説明しないといけないし……」
わたしの言葉に、茜ちゃんは友人の方を振り返り、小声で相談を始めた。
「優斗、本当に行くの?」
「だって、今のは絶対魔法だったよ!すごく興味ある!」
優斗くんの目は輝きを増していた。茜ちゃんはため息をついた。優斗くんのこういう好奇心は昔から止められなかったのだろう。長い付き合いが感じられる自然なやりとりに、わたしは少し羨ましさを覚えた。
――いいなぁ、こういうの。ちょっと憧れちゃう。年取った証拠かなぁ。いや弱気になっちゃダメだ。わたしだってまだギリギリ20代前半の乙女なんだから。
わたしが他所事に意識を飛ばしているうちに二人の結論が出たようだ。
「分かりました。でも変だと思ったらすぐ帰りますからね」
「ああ、こちらとしては助かるよ」
わたしの代わりに拓人さんが皮肉めいた口調で答えた。彼はいつも最初はこんな調子だ。でも今日の拓人さんの視線には、なぜか憧憬の念が浮かんでいるような気がした。
――拓人さん、青春とか幼馴染とかに何か思い入れでもあるのかな?
わたしは彼の皮肉をごまかすように軽く彼の腕を叩いた。
「もう、そんな言い方しないの」
わたしたち四人はバンに乗り込んだ。拓人さんが運転席に座り、わたしは彼の隣に。二人の高校生は後部座席に腰掛けた。バンの内装は一見普通だが、ダッシュボードには魔法界と人間界の境界を感知する特殊な計器や、奇妙な模様の付いたコンパスが取り付けられている。これらは一般の人には単なる装飾品に見えるよう、軽い錯覚魔法がかけられているのだけれど。
春の夕暮れの街並みが窓の外を流れていく。わたしはシートを半回転させて、後部座席の二人と向き合った。このバンは助手席に座りながら荷物の監視をするため、座席が新幹線の座席のように回転できるように改造されている。彼らの顔には様々な好奇心と警戒心が入り混じっている。
「実はね、私たちの会社は普通の宅配じゃないの」
わたしは声をひそめるように言った。少し大げさかもしれないけれど、初めて魔法界の話を聞く人には、こうした演出も大切だと思うのだ。
「それはさっきの現場を見てるので分かります」
茜ちゃんがズバッと切り捨てた。私の演出は意味が無かったらしい。
――おかしい。こんなはずでは……
気を取り直して説明を続ける。
「実は、魔法界と人間界をつなぐ、特別な宅配サービスなの」
「魔法界?」
優斗くんが身を乗り出して食いついてきた。その熱心さに思わず微笑む。
「本当に信じてるの?」
茜ちゃんが眉をひそめて疑わしげに尋ねた。彼女の鋭い眼差しは、わたしの言葉の真偽を見極めようとしているようだった。わたしは穏やかに微笑んだ。
「信じるかどうかは二人の自由。でもね……」
指先で小さな円を描くと、魔力を少しだけ込めた。すると空気中に小さな火花が散り、それらは集まってきらめく蝶の形になり、バンの中を舞い始めた。非魔法使いの驚いた表情を見るのは、いつも少し楽しい。魔法を初めて見る人々の反応は純粋で、わたしにも魔法との出会いを思い出させてくれるから。
――そうそう、こういうリアクションが欲しかったの!優斗くんって思った通りの反応をしてくれるからいいなぁ。
「うわぁ!」
優斗くんが感嘆の声を上げた。茜ちゃんも思わず息を呑んだ。
――わたしも最初はこんな感じだったなぁ……。
「これ、トリックじゃないんですか?」
茜ちゃんが言った。きっと彼女のような論理的な思考の持ち主は、すぐには信じられないのだろう。わたしはにっこり笑って口を開いた。
「トリックじゃないよ。本物の魔法だよ」
「こら!気ぃ散らすなよ!」
運転席から拓人さんが声を上げた。彼は運転に集中しようとしているのに、後ろでわたしが魔法を見せびらかしていることに苛立っていたようだ。彼は時折達観したような、理不尽を飲み込んだような視線というか、表情をしていることがある。今がまさにそうだ。怒っているふりをしてごまかしているが、その横顔は本気で怒っているようには見えない。
「こんなところで魔法なんか見せびらかして……」
――うーん、拓人さん、二人に会ってから妙に不快感というかイライラ感が滲み出てるよね。まさか嫉妬?いや違うなぁ。なんでかなぁ。まだ過去を引きずってるのかなぁ……ただでさえ老けて見えるのにさぁ。まあ仕方ないのは分かるんだけどね。この機会に二人から若さを分けてもらうと良いよ!
わたしがちょっと失礼なことを考えているうちに、優斗くんが興味深そうに拓人さんに尋ねていた。
「拓人さんは、魔法が苦手なんですか?」
鋭い観察力だ。拓人さんの態度からそれを察したのだろう。
「苦手というか……」
拓人さんは言葉を濁した。彼の過去について、わたしは少しだけ知っている。彼が魔法を避ける理由は複雑で、簡単には語れないものだ。
「単に現実的なだけさ」
「何?その含みを持ったいい方」
わたしは肩をすくめた。拓人さんのプライバシーを守りながら、補足説明する必要があるだろう。
「拓人さんは魔法使いじゃないの。わたしのドライバー兼パートナーなの。彼がいないと仕事にならないんだから。皮肉屋でいつも文句たれてるおっさんだけど、ちゃんと優しい時もあるよ」
「こら!今は余計なことはしゃべらんでもいい!」
「余計なことじゃないよ!プライベートには配慮しなきゃいけないけど、ちゃんと素性を知ってもらわないと拓人さんだけ怪しいおっさんだよ?」
「うぐっ、おっさん言うな!俺はまだ26だ!」
微妙な空気を感じ取ったのか、優斗くんはそれ以上質問をしてこなかった。
バンは市街地を抜け、住宅街の奥へと進んでいった。木々の影が長く伸び、辺りはすっかり夕暮れの色に染まっている。やがて古い洋館風の建物の前で停車した。「マジカルエクスプレス便」と書かれた控えめな看板が掛かっている。ようやく事務所に着いた。
「着いたよ」
わたしは二人に告げた。
「ようこそ、私たちの事務所へ」
事務所の内部は、外観からは想像できないほど広々としていた。これはわたしの先代から受け継いだ空間拡張魔法の恩恵だ。壁には世界各地の地図が貼られ、配達先や特定の魔法ポイントを示すカラフルな付箋やメモで埋め尽くされている。棚には魔法薬の小瓶や、様々な魔法道具が並んでいた。いつもの光景だけれど、初めて見る人には驚きかもしれない。
――さて、第一印象は大事だよね。
「ささ、座ってよ、二人とも」
わたしはソファを指さした。温かい紅茶でもてなそうと思う。
「お茶入れるね。パックので申し訳ないけど」
「いえいえ、どうぞお構いなく」
そう言いながらも茜ちゃんは部屋を見回し、依然として疑わしげな表情を崩さない。そのまっすぐな眼差しには誠実さを感じる。
「失礼かとも思いましたが、この会社、本当に正規の……?」
わたしは給湯室から笑顔で答えた。
「心配しなくても、ちゃんと正式に登記された会社だよ。ただ、扱う荷物が少し特殊なだけ」
魔法界の存在は一般の人々には知られていないが、両世界の間で商品やサービスを提供する企業は、人間界の法律にも魔法界の規則にも従う必要がある。煩雑な手続きではあるけれど、それが秩序を保つためには必要なことだ。
「どんな荷物を運ぶんですか?」
優斗くんが好奇心いっぱいの目で尋ねた。わたしはお茶を運びながら答えた。
「主に魔法界の品物だね。魔法の薬、珍しい材料、魔法生物……色々あるよ」
「魔法生物?生き物も運ぶんですか?」
優斗くんの目が輝いた。
「そういう依頼もあるよ」
「生き物は想定外の事態になる確率が高いからあんまり好きじゃないけどな」
拓人さんが余計な補足説明を挟む。わたしは拓人さんをちょっと睨みつつ説明を続ける。
「想定外と言えば、さっき見た箱の中身もそう。魔法の杖を修理に出すための運送だったの。でも、ちょっと荷物が暴れちゃって……」
「生き物でもないのに、荷物って暴れるものなんですか?」
優斗くんの中で「荷物」と「暴れる」がイマイチつながっていないようだ。拓人さんが鼻を鳴らしつつ不満を漏らした。
「こいつと組むと毎回何かあるんだよな」
ムッとしつつもその言葉には少し申し訳なさも感じる。確かにわたしの配達には何かとトラブルが付きまとうことが多いのだ。でも、それは魔法の不安定さや予測不可能性が原因であって、わたしのせいばかりではない……と思いたい。
「で、私たちをここに連れてきた理由は説明以外にもあるんじゃないですか?」
茜ちゃんが本題に入った。彼女の知性の鋭さを感じる。わたしは少し困ったように笑った。ここからが難しい話だ。
「うん、実はね……魔法を見た一般の人は、記憶を消す必要があるの」
「えっ?」
優斗くんと茜ちゃんが同時に声を上げた。
「だから私たちの記憶を消すつもりなんですか?変なことしないって言ったのに!」
茜ちゃんが警戒して立ち上がる。
「いや、そうじゃなくて!記憶を消すってことは全て無かったことにするっていう事だから、もし記憶を消すつもりならその場でやってたよ。事務所まで連れてきたりしないよ。事務所で記憶を消したりなんかしたら、今度は事務所にいる事で記憶に大きな矛盾が生じるでしょ?」
わたしは慌てて手を振った。彼女の反応は当然だ。
「それをしなかったのには理由があって……実は別の方法があるの。それは……」
わたしは一瞬躊躇った。正直に言うべきか悩む。でも、この場まで来てしまったし、この二人は知る価値があると感じた。深呼吸して決心する。
「魔法界と関わる職場の従業員として雇うこと。つまり、マジカルエクスプレス便でアルバイトをしてもらうことなの」
「アルバイト?」
優斗くんが首を傾げた。
「魔法界のルールで、魔法を見た人は記憶を消すか、魔法関係の仕事に就くかのどちらかなの。で、どうせ見られたなら二人には手伝ってもらいたいなと思って……」
わたしは説明する。
「だから、週末だけでも手伝ってくれたら、記憶は残せるんだけど……」
「やります!」
優斗くんが即答した。その瞳は輝きに満ちていた。
「ちょっと待って」
茜ちゃんが割り込んだ。
「そんな簡単に決めないで。私たち、まだ高校生よ」
――魔法界に関わるという部分は良いのかな?ひょっとして真面目に校則とか気にしてる?これなら押せばいけるかも。
茜ちゃんの冷静さは頼もしい。確かに高校生には負担になるかもしれない。でも、魔法界のルールは厳格だ。それに、この二人なら大丈夫な気がする。
「高校生の割には時給は良いよ」
わたしは提案した。
「それに、魔法について学べるチャンスでもあるし……」
「僕は絶対やりたい!茜も一緒にやろうよ!」
優斗くんの目は輝いていたが茜ちゃんは迷っていた。論理的に考えれば、突然の提案を受け入れるのは無謀かもしれない。しかし、彼女も魔法の存在を目の当たりにした以上、単なる幻覚や詐欺とは思えないはずだ。
「……考えさせて」
茜ちゃんがようやく口を開いた。その時、棚の上から声が降ってきた。
「新人かい?面白そうじゃな」
全員が声のした方を見ると、そこには黒猫が座っていた。あぁ、この子たちにとっては驚きだろうな。
「猫が……しゃべった……?いつもの裏路地にいる猫ちゃん?」
茜ちゃんが目を見開いた。
「こら、驚かせないの」
わたしは猫に向かって言った。猫の姿をとっているが彼はれっきとしたこの事務所のトップ。つまり店長なのだ。店長はいつもこうして人々を驚かせるのが好きなのだ。
「店長、先に挨拶してあげてくれませんか?」
「店長?」
優斗くんが驚いた。店長はゆっくりと伸びをして、優雅に座り直した。
「私がこの事務所の店長じゃ。よろしくな、新入り」
「猫?猫が……人間の言葉をしゃべってる……」
茜ちゃんがついに動揺を隠せなくなった。
「いわゆる使い魔というやつじゃよ」
店長と呼ばれた猫が説明した。
「千秋の魔力を借りて、このように姿を保っておる」
実際には、店長はわたしより遥かに長生きで強力な魔法使いなのだけれど、姿を猫に変えて暮らしているのだ。わたしの先代の使い魔でもあった。魔力を多く消費すれば人間の姿にもなれるらしいけど、そんな魔力の無駄使いを店長は許さない。だからわたしは店長の人間の姿を見たことが無い。今では猫姿がとても板についている。猫ネットワークの中でもトップについているらしい。ということなので、正確にはわたしが店長の使い魔なのかもしれないと思う事がある。複雑な関係だ。
「すごい!」
優斗くんが近づいて店長を観察した。
「本物の使い魔なんですね!尻尾は1本だけですか?千秋さんと感覚とか共有できたりするんですか?」
「当たり前じゃ。尻尾が2本以上ある猫がいるか?君には常識と言う物が無いのか?」
――妖怪か何かと勘違いされちゃってるのかな?あんまり驚かすから自業自得だよ店長!
「自分たちの常識外の生き物に常識を語られてもねぇ」
「ぬぅ……」
久しぶりに店長から一本取ったような気分に浸りつつ、わたしは説明を引き継いだ。
「感覚の共有とかはできなくはないけど、両者の合意が無いとできないことになってるんだ。考えてみて、視覚を共有してたら安心してお風呂にも入れないでしょ?味覚を共有してる時にネズミとか食べられたらどう思う?それに、相手の感覚がリアルタイムで分かるのは時には便利な反面、こちらの感覚もリアルタイムで伝わっちゃうから、積極的に共有したいとは思わないよね。二人分の感覚が同時に入ってくると慣れるまで脳が混乱するし」
「ふん、わしはネズミなんぞ食わん!どこぞの野良猫と一緒にするな!」
憤慨しつつ店長が尻尾をバタバタと揺らした。
――高級猫缶しか食べないうえに猫用おやつとかは喜んで食べるくせに。
わたしがどうでも良いことに意識を飛ばしてると、店長が問いかけてきた。
「さて千秋、この子たちを雇うつもりか?」
「そのつもりよ」
ハッとしてわたしは答えた。
「優斗くんはもう決めてくれたみたい。茜ちゃんはまだ考え中」
すると店長は茜ちゃんをじっと見つめた。
「迷うのも無理はない。しかし、一度魔法の世界を知ってしまえば、もう普通の日常には戻れないものだ」
「それって脅しですか?雇用契約を結ばないと記憶を消されちゃうんでしょ?私たちにどうしろと……」
茜ちゃんが眉をひそめた。それに店長が答える。
「忠告じゃよ。それに、この仕事には君のような冷静で頭脳明晰な子が必要なんじゃ。千秋は頭が弱くて考えなしなんでね」
「ちょっと!もう、そんな言い方しないでよ!」
成り行きを傍観していた拓人さんが突如後ろを向いて口元を押さえプルプルしだした。何かを思い出して妙なツボに入ったのかもしれない。確かにわたしは時々抜けているけれど、頭が弱いというのは言い過ぎだ!抗議するように頬を膨らませて怒った表情を作ってみるが、少々自覚があるだけに本気で怒れない。
「頭で考えるより先に体が動くだけ!これでもちゃんと考えながら行動してるんだから!」
「それは考えなしとどこが違うんじゃ?少しは考えてから行動するようにしなさい」
わたしがとばっちりで店長に怒られている横で、優斗くんが茜ちゃんの肩に手を置いて誘う。
「ねえ、やってみようよ。こんな機会、二度とないかもしれないよ」
茜ちゃんはため息をついた。
「……分かったわ。試しに一度だけ」
「やった!」
わたしは思わず手を叩いた。嬉しさとほっとした気持ちで胸がいっぱいになる。
「ありがとう!二人とも。明日は金曜だから放課後から早速始めましょう!」
しばらくうずくまっていた拓人さんはいつの間にか復活しており、眉をひそめながらも静かに状況を見守っていた。そんな拓人さんがボソッとつぶやく。
「また厄介なことに……」
しかし零れた言葉とは反対に、その表情には僅かな期待も混じっているようだった。
わたしは幸せな気持ちでいっぱいだった。魔法界と人間界の橋渡しという仕事を、新しい仲間と共に進めていける。明日からの配達がとても楽しみだ。