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12 サリヴァン魔術学校


「灯生様。起きてくださいまし。朝でございます。」


「ん~。まだ眠たい~。」


「朝食の準備が出来ております。早く起きてくださいまし。」


「ん~。」


目が覚めた。目の前がメイドさんの顔だったことにかなり驚いた。


「ち、近いです!!!」


「すみません。起きなかったものですから。朝食のご用意ができております。」


「うん、分かった。すぐに支度するよ!」


あ、焦ったぁ~!!

準備して朝食を食べに昨日と同じ場所へと案内された。

朝食を済ませたあとに。


「灯生様。ご紹介いたします。入ってもらいなさい。」


ドアから知らない顔が2人現れた。


「昨日言いましたお二方でございます。」

「左が当家の鍛冶職人ポナド、右が私の友人のタンリックでございます。」


「わしがポナドじゃ!ドワーフじゃ!気兼ねなくポナドじぃでいいぞ!」


「タンリックだ!よろしくな!」


「ポナドじぃはアーロ様に、タンリックはリア様に、今日から教えてもらってください!」


「ポナドさん!僕はアーロです!今日からよろしくお願いします!」


「うむ。よろしくな!」


「リアはリア!おじちゃんよろしくにゃ!」


「お、おじちゃん!?まだ30代なんだが、まぁ、よろしくな!」


「それからお三方は私が学校までご案内いたします。」


「分かりました!よろしくお願いします!」


ネルビアに案内され俺とルーナとセリーヌは馬車で学校に向かった。


「間近で見るとかなりで大きいですねー!」


「こんな大きなお城初めて見ました!」


「そうでしょう!わが国の誇る学校ですので!」


「楽しみですね!」


馬車は学校の入り口の門を抜け大きな扉の前に到着した。


「到着いたしました。それではどうぞ!」


「ありがとうございます!」


「校長室までご案内します。」


少し隠れた何もない壁に案内されると。


「私の後についてきてください。」


壁を通り抜けた!?これは・・・認識阻害の魔法か!


ネルビアの後に続き壁を通った。

そこにはあるネルビアによく似た肖像画が飾ってあった。


「セイレーンの歌声で夜が輝き、シャスティフォルの飛び立つ頃、朝日が照らす、ミンチェスターの守護の下に。」


とネルビアが言うと部屋が上へ動き出した。

こ、これは、エレベーターか!?

さっきのはこのエレベーターの詠唱か!


しばらくすると部屋が止まった。


「着きました。どうぞ壁の向こう側へ。」

「私はここまでですので、屋敷でお帰りをお待ちしております。」


「ありがとうございます!」


俺たち3人は壁の向こう側へと足を踏み入れた。


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