目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報

第3路 アナタに声事鏡(ことじきょう)

何度も、あれから....

一緒の回数が増えてきた。

どうしてだろう。

いつもより、楽しい....。

なんでだろ?俺、、、。


あの子が好きだ。


ぼやくように、声に出たのかさえも

判らぬまま....俺は彼女を待っていた、、。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

時間が経つ。

時間だけが刻まれるんじゃなくて、

自分の心が、気持ちが、泥をつけられるように

息苦しくなってきた....。


LINE

今日は来れないの?

来れないなら、連絡ぐらいくても

ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

返信は来ない....

ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

あのさ、俺、

来れないなら来れないって

ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

いきなり鳴り響いた....

ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

あれ?今日約束したっけ?

ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

返信をしたくなくなった。

少し間を置いてから、良く考えさせようと

考えた。


そして、良くLINEを見返した。

すると....。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

うそうそ。

時間にルーズだって覚えてね?

なんて。

ごめんごめん。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

てきとー過ぎんじゃん

と、心の声だけがネガティブで

足も手も震え出す....

まるで、自分のことが、否定っ

蹴られるようにLINEが音を鳴らす。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

LINE

着いたよ?どこいるぅ~??


なんちゃって。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー............

だっけ?最近語って??

あれ?おまっ....!!


泣いたのか、泣きそうだったのか....

ただ、顔を見られたくなくて、寂しさと共に

抱きしめた。

強く、放す気もないほどに、強く、、。


彼女は、少しあきれたのか?それとも、心配したのか?ただ、張りついて放さない彼に、逆に

甘えてみた。


強いハグは、いつの間にか

心へ刻む時間がこくこくと。

心を鳴らすカウントダウンのように

温かくなる。


ひとりが、口を開いた。


ここから、どうしよっか??


すると、ふたりは見つめあい....。

キスをした。


なんか味気ないね?


なんて笑いながら、ふたりは楽しい顔を出し

見つめ合った。時間さえも忘れて。




今日、帰りたくないな。

なぁ?一緒に帰ろ?




この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?