大神様は悩んでいた。
各世界の女神達を見ていると、何故かタメ息が出てきてしまう。
自由奔放な女神達。
神テレビにかぶり付いて日長見ている女神。
イチオシの勇者に夢中な女神。
召喚された勇者に、上手く丸め込まれる女神。
世界の状況にアタフタしている女神。
自分の造った世界をうっとりと見ている女神。
そんな痛い女神達の現状に、そして世界の将来に、ただ、タメ息が溢れてしまう。
大神様は、決心した。今地球で流行っているAIに希望を託そうと。理想のAI女神を育成して世界を委そうと。
大量のAIが、起用された。
ただ、日常的な基本動作だけを記憶させる為に、各女神に通達して、教育まかせたのが、間違っいの始まりだった。・・・気付くのが遅すぎた。
そもそも、女神達の基本動作自体が、間違っており、それを教わった各地のAI女神は、痛いAI女神として誕生する事となる。
そして、世界は痛い女神が倍に増えただけだった。