突如女神の呟きが、世界を震撼させた。
【・・・。なくなった。・・? 私の・・ 許さないから・・】
所々聞こえない箇所有るが、文面から怒っている様に聞こえる。
怒りに驚き、堕落した生活の国王は、襟を正して国政に勤める。
乱れた教会の神官たちは、悔い改めて祈った。
人々は本来の生活に立ち返って、子供達の模範になる様に努めた。
魔王すら驚き、戦いを止めたと噂された。
世界が、静かにそして固唾を飲み、女神の怒りが静まることを望んだ。
時だけが進む・・・!
それは突然始まった。
「女神さま。女神様。こんな処で寝ないでください。お風邪をひきますよ。」
「・・? はい! 御免なさいね・・?」
世界に再び、平和が訪れた。