エレンを仲間に迎えた俺たちは、次なる目的地を目指していた。
「さて、次はエルフの王国、オルベリアか」
地図を広げながら俺が呟くと、エレンが軽く頷く。
「うん。ギャベル=ロルド=オルベリア……彼女がこの世界でどうしているか、気になるね」
ギャベル=ロルド=オルベリア——ハイエルフの王女。
俺がエタクロで作ったキャラの一人で、弓術と精霊魔法を得意とする優雅な戦士。
気高く冷静で、時には厳しい態度を取るが、本質的には優しさを秘めている。
「ギャベルが俺たちに協力してくれるかどうか……それが問題だな」
「ふふっ……ハイエルフの王女ね。どんな子なのかしら?」
オーレリアが楽しげに微笑む。
「ま、行ってみれば分かるさ」
俺たちはオルベリア王国へと歩を進めた。
エルフの王国オルベリアは、広大な森の中に築かれていた。
樹上都市のように設計された街並みは、精霊の魔力によって守られ、美しい光に包まれていた。
「すごいな……まるで神話の世界だ」
俺が感嘆すると、エレンが小さく笑う。
「エルフたちは精霊と共に生きているからね。この環境も彼らの魔力によるものさ」
「なるほどねぇ……」
オーレリアは街の雰囲気を楽しんでいるようだった。
「さて、ギャベルはどこにいる?」
エレンは少し考え、それから俺たちを城へと案内した。
エルフの王城は、巨大な樹の中に作られた神秘的な空間だった。
精霊の魔力が満ち、静かな風が吹き抜ける。
「ギャベル様、お客様です」
案内役のエルフが言うと、奥の玉座に座っていた女性がゆっくりと立ち上がった。
「……久しぶりね、オルバ」
透き通るような金髪と、美しいエメラルドの瞳。
気高く、冷静で、それでいてどこか儚げな雰囲気を持つ女性——
「ギャベル……」
俺が呟くと、彼女は静かに歩み寄る。
「あなたがこの世界にいると聞いて、最初は信じられなかった。でも、こうして目の前に立っているのだから……」
ギャベルは俺の顔を見つめ、それから少しだけ表情を和らげた。
「歓迎するわ、オルバ。そして、あなたの仲間たちも」
「ふふ……美しい王女様ね」
オーレリアが興味深そうにギャベルを眺める。
「しかし、なぜ王城にこんなにも緊張感があるんだ?」
俺が城内の雰囲気に違和感を覚え、ギャベルに尋ねると——
「……この国は、戦争の渦中にあるのよ」
ギャベルは俺たちを玉座の間に招き、状況を説明した。
「この国は今、魔族の軍勢に狙われている。奴らは精霊の力を手に入れようと、侵略を企んでいるのよ」
「魔族……か」
エレンとオーレリアが考え込む。
「それで、ギャベル。俺たちに何かできることは?」
ギャベルは俺をじっと見つめ、それから静かに言った。
「……私の側に立って、この国を守ってほしい」
その言葉には、強い決意が込められていた。
「……分かった。俺たちも協力する」
こうして——
俺たちはエルフ王国の戦いに身を投じることになった。
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次回予告
エルフ王国の危機に立ち向かうトーリ(オルバ)たち。
しかし、魔族の襲撃はすぐそこまで迫っていた——!?
次回、「精霊の守護者! ギャベルの決意」