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登場!魔導騎士団

 グラッス国内でヨナという女性がギン達に通行料を要求している中、既にグラッス国内にもブロッス帝国が侵攻しており、ギン達は帝国軍の撃退に向かう。ギン達が馬車でその方向に向かう中、ジエイがギン達の正面に現れる。


「皆さん、帝国軍の情報が入ったのでお伝えします」


 突如現れたジエイにブライアンがぼやく。


「ジエイ、俺達変な奴らに見つかって通行料払えって言われてたんだ。お前はよく見つからなかったな」

「私は目立たなかったので見つからなかったのでしょう」


 話が脱線しそうであった為ルルーがブライアンとジエイの話を打ち切る。


「いや、今はそんな話をしている場合じゃないでしょ。それでジエイ、帝国の情報っていうのは?」

「はい、グラッスには魔導騎士団が侵攻しているようです」


 魔導騎士団という名を聞いてムルカが戦慄する。


「魔導騎士団だと⁉帝国の中でも剣技、そして魔力の優れたものが集うという騎士団か。骨の折れそうな相手であるな」


 ムルカの話を聞き、ジエイが補足説明を加える。


「はい、ただ優れたものだけではなく、帝国への忠誠心が高い者達が騎士を名乗っているため相当てこずる相手であるでしょう」


 ジエイの話を聞き、ギンが一同に呼びかける。


「俺は魔法を使える剣士と戦ったことがあるがそいつは魔法に頼りきりだった。帝国でも屈指の者達はそのそうな慢心はないだろう、だから気を引き締めていくぞ」


 ギンは一同にそう呼びかけ、馬車を再度走らせる。もちろんジエイも乗り込む。


 ギン達とジエイが合流を果たしたころ、グラッス国内の砦が次々と陥落していた。魔導騎士団による砦攻めは速く、現在ギン達がいるグラッスの一地方であるトッポックスの領主の館まで迫る勢いであった。


 指揮官らしき男が剣を携えており、もう一人の男より報告を受ける。


「カイス様、この砦を落とせばもはや領主の館も孤立し落とすことも容易いでしょう」


 指揮官らしき男はカイスと言い、報告に対し返答する。


「うむ、ここは今後王都制圧の重要拠点になりうるからな。押さえておく必要がある。トーラス、お前が前線を指揮し、攻略を急げ」


 副官の男はトーラスといい、カイスの指示に応える。


「はっ!お任せください」


 カイスはトーラスに砦攻略の前線指揮を任せることとしたが、そんな時女性士官がカイスに報告をする。


「カイス様、ご報告がございます」

「どうした、プラナ?」


 女性士官の名はプラナと言い、カイスに対し報告内容を伝える。


「はっ!斥候部隊の報告によるとこちらに近づいている者がいるようでございます」

「何?王都よりの援軍か?」

「いえ、最近反帝国同盟に動いているプレツのミッツ教団の者と護衛のようにございます」

「確か奴らは遭遇したフィファーナ将軍の部隊を撃退しているようだな。捨て置けんが砦も攻略をせねばならん」


 少し悩んでカイスがトーラスとプラナに指示を出す。


「トーラス、お前には砦攻略の指揮を任せる。プラナは私と共にプレツの者を抑えるぞ」

「はっ!お任せください」

「ではカイス様、私がご案内します」


 まさに今帝国の誇る魔導騎士団とギン達がぶつかろうとしている。果たしてどうなるのか?

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