あれから2年の月日が流れた。
恵子の言う通り、会えなくても真人との連絡だけは絶えることはなかった。
逆にアルバムに寄せ書きをし合ったような仲の子達とは、大学に入ってからはほとんど交流なんてしていない。
「ほら、やっぱりそんなもんだったっしょ?」
もちろんこの子は私の隣にいて、また得意気にそんなことばかり言っているわけだ。
「いや、でもさぁ、久しぶりにみんなと会えるんだよね。なんやかんやで結局連絡なんて取ってないから、どんな風になってるか気になるよねぇ」
「ふっふ……愛しの真人きゅんも……ね?」
そう言って恵子は私を肘で小突いた。
相変わらずのウザさだが、それがこの子の良いところでもある。
今日は、近々二十歳の集いがあるため、高校の同級生で集まることになっている。
「連絡取ってるから別に気になってないし……」
そう言いつつも私は実物の真人に会えることをとても楽しみにしていた。何しろ卒業以来会っていないので2年ぶりの再会だ。
「どう?あれから進展は?キスくらいした?」
わざとぐいぐいと質問してくるが、会っていないので当然その答えはわかりきっている。
「……バカにしてる?」
いつものどうでもいい冗談をいなしつつ真人と携帯でメッセージのやり取りをする。
『真人、もうついた?』
私がそう送るとすぐに返信が来た。
『もう来てるよ』
「あ、もう来てるって!ほら早く行くよ!」
メッセージを受け取った私は、すぐにぐいっと恵子の手を引き集合場所の居酒屋まで走った。