絶対に面白がっているだけだから反応したらダメだと思うのに‥‥‥‥‥未来の足が太ももまで上がってくると‥‥‥‥ゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾっと感じた事ない感覚が走る。あっ‥‥‥‥ヤバイ‥‥‥。
ギリギリで抑えた。ふぅー大きく息吐く。
「未来、やめて。」冷たく言う。
「本当に?」
「えっ。」意味がわからない?本当に?とは??
「フフフ。ごめん。気持ちよさそうなのにやめて欲しいんかな??って思っただけ。」
「ブッハ。ききき気持ちよくないしー。」顔があつくなる。
「龍輝くん♪真っ赤な顔で言っても説得力ないよ!!」
「‥‥‥‥‥‥。」顔を腕で隠す。顔も赤くなるよ‥‥‥‥‥。これから毎日大丈夫かな??仕事に集中できるかな‥‥‥‥っとか考えるが、その数十倍‥‥‥これから先にもっと未知な世界に連れて行ってくれるのでは‥‥‥‥っという期待が大きすぎてワクワクしている自分が信じられなくなる‥‥‥‥‥‥‥。
「龍輝?」
「‥‥‥‥あっ。何?」
「いや〜!何?じゃないから100回は呼んだよ!このキョリで!」
「さすがに100回はウソだね!!」
「フフフ。ウソだけど。 まぁーいいや!!よし!食べよう。食え食え!」
「未来は、今は付き合ってる人いないの?」
「うぅーん??いない。ってか一度もない。」
「えぇ?」
「一度も付き合った事はない。」
「嘘だ!」
「嘘じゃない。まぁ‥‥‥セフレ?みたいな人は何人かいたけど‥‥‥3年ぐらいそれもいない。」
「‥‥‥‥‥‥そっかー。」
「未来はいつ‥‥‥‥その、あの、‥‥‥‥‥」
「何?」
「‥‥‥‥‥だから、その‥‥‥自覚した?」
「あぁー。男が好きだといつ自覚したか?」
「‥‥‥‥‥うん。」
「‥‥‥‥中1の夏ぐらいかな。」
「ふーん。‥‥‥‥‥‥。」兄ちゃんかな‥‥‥‥‥。
「稜輝じゃないからな!!」心の中をよまれたみたいで、ビックリしてバッと顔をあげて未来を見る。
「フッ。考えが透けてる。そんなんじゃビジネスでも、よまれるからやめてね!」ってニヤって意地悪っぽく笑う。
「お前は?」っと真剣な顔で聞いてくる。
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」
「あぁー。やっぱいいわ!スマン。」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥。自覚してはいけないと思ったのが小学5年生。」
「ふーん。‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」
「それから、ずっと自覚してはいけないと抑えてきた。今も‥‥‥‥‥‥‥。自覚してもいいのかもわからない。‥‥‥‥‥‥。こわい。」
「‥‥‥‥‥。会社のこと、親のこと、いっぱいかかえてるからな‥‥‥‥‥‥。取りあえずは、特別なヤツにだけさらけ出すことからはじめたら??じゃないと、お前の心が死ぬぞ!!」
自然と涙が溢れる。
誰かにさらけ出しても良いのだろうか‥‥‥‥‥‥長年、見ないようにしまい込んだコレを出しても良いのだろうか‥‥‥‥‥‥‥。未来に‥‥‥。