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第6話 何してた?

グングン引っ張っられていく。

「ちょっちょっと待ってください。店の予約‥‥‥。」

「大丈夫だから〜!行こう!!」

はぁ~。この数時間の事に追いついていないのに‥‥‥‥グイグイくる先輩に流される‥‥‥‥‥。

先輩が振り返り

「車はタクシーで良い?」

「‥‥‥‥‥‥。はい。」

有名な和食店に着く。ここは‥‥‥予約が取れない店。

未来先輩って何者???

店に入ると女将の出迎えてくれる。

「佐々木様いつもありがとうございます。」っと‥‥‥‥先輩に深々と頭を下げる。

えっ。本当に何もの??

個室に案内され向かい合って席につく。


「龍輝、飲める??」

「はい。」

「何系?」

「何でも。ビールは苦手。」

「フッ。苦手って‥‥‥‥。じゃー焼酎で良い?」

「はい。」

女将に銘柄を頼む。


「この3年‥‥どうしてた?あと‥‥‥‥先輩ってやめて。明日から秘書だから専務様!お願いします。」

「はぁ‥‥‥‥。なんて呼めばいいですか??」

「未来でいいよ。」

「ムリですよ〜。」

「っでこの3年‥‥大変だったな。よく耐えたな。」

「‥‥‥‥‥。はっ‥‥‥‥い。何もかも必死でした。‥‥‥なんにも‥‥‥‥わかんねーしー!!み‥‥‥んな敵に見えるし‥‥‥‥。」

「うん。龍輝は頑張った。」また、手が伸びて来て‥‥‥‥ドキ!っとすると同時に

「失礼します」っと料理が運ばれてくる。

店って事を忘れてしまっていた‥‥‥‥‥。あっぶない‥‥‥‥。

「み‥‥‥みらいは‥‥‥‥?」

「‥‥‥‥‥。うん??あーぁー何してたか??」

「うん。」

「大学卒業して有栖川コーポレーションに入社して2年ぐらいたって面白くなくて辞めた。起業しようと思って稜輝を誘ったらさー何て言ったと思う?」

「兄ちゃん‥‥‥‥。一橋はすてられん。」

「おぉー。さすが弟!半分正解!」

「半分??」

「あぁー。一橋を守るからムリ。龍輝を連れて行け!!って!」

「‥‥‥‥‥‥‥。えっ。兄ちゃん‥‥‥‥‥。」

「なっ!すごいだろう!何もかも透けて見えるんじゃないかとビビった。」苦笑いを見せる。

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」言葉がまったく出ない。

「まぁ〜。その後、すぐに稜輝に奇跡が起きたんだよ。アイツ‥‥‥‥めっちゃ悩んでた。それはもうー禿げるんじゃないかと心配するぐらい。」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」

「アイツな‥‥‥‥最後までお前に申し訳ない。って言ってたわ。」

「‥‥‥‥‥‥‥‥。兄ちゃん‥‥‥‥‥‥。」

「本当はもっと早く王子様のように登場するはずがイロイロ後処理やら、お前らの親父さんの横槍で今日になってしまった。待たせたな。」ってキメ顔をつくるから吹き出してしまった。

「ブッワハハ。何その顔?キモイ。」

「はぁ?!」

「後処理って?」親父の横槍は何となくわかる。

「起業した会社を稜輝とパートナーに譲った。まぁーCEOとして名前だけは残してるけど。」

「‥‥‥‥‥‥‥。」

「龍輝!俺はお前だけの味方。それだけは忘れるな。一橋商事の味方じゃない。会社なんてどうにでもなるからな!!」

「‥‥‥‥‥‥‥‥。うん。でも、俺は一橋商事と従業員の生活を守らりたいだ!」

「‥‥‥‥‥‥。 うん。お前の味方だからお前の望む事を全力でする。」

涙が出そうになり必死で耐える。

未来が足で俺の膝をトントンっとしてきてビクビクとする!




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