6歳の2月。バレンタインが近づき女子はキャピキャピしてる。忘れもしない。1周目の今日‥‥‥俺は1回目の失恋した。維は俺に「あつくんが好きなの。あつくんは好きな女のコいるか知ってる?」って聞いてきた!!
「知らないよ。なんであつくんが好きなの?」
「あつ君っていつも助けてくれるし優しくて賢いからだよ。みんな好きだよ。」って言ってたな‥‥。
あつくんって俺1番キライなんだけど‥‥‥。知ってる?あつくんって人の手柄を横取りして先生や女子にアピールするズルがしこいヤツなんだよな。俺が維のために作った手裏剣を「みんなで女のこのために作った」って配りだした時は殴りたかった。出来なかったけど‥‥。
2周目は、みんなの前で悪事をとことん暴いてやったから‥‥あつくんではないはず。ズルばっかりするから先生にめっちゃ怒られてたし〜。
維〜俺の事好きなんじゃねぇ〜。たぶん俺だな!2周目の俺はかなりかしこい6歳児だから。中身が35歳のおっさんだから!
「光司くん〜!おはよう」維が手を振って近づいてくる。かわいい。
「おはよう。維」
「ねぇねぇ。光司くんってモテるだよ!!知ってた??」
「えっ!そうなん?知らんかった。」そりゃーそうよ。中身35歳のおっさんだもん。めっちゃモテテクを繰り出してるからな!
「そうだよ。バレンタイン楽しみだね?」
「えっ!あ〜あ〜。維は誰かにあげる?」
「うん。あげるよ。」
「誰に?」俺にくれるよね。神様お願いします。俺、めっちゃ頑張りました!!
「内緒だよ!さくくん!あっ!!もちろん光司くんにもあげるよ。」えぇーー!!えぇ~!!さくくん??さくくんは、おっちょこちょいだし、ドジだし〜。なんで??俺のは100%義理じゃん!?
「さくくんが好きなの?」
「うん!さくくんって維がいないと体育館の移動もできないし、給食の準備も遅いし‥‥維がいないと!って思うよね〜〜。」えぇ~えぇ~。あつ君がタイプじゃなかったの?めっちゃ優等生したのに〜。おぉーい!!まぢか〜〜!?さくくん??ナイナイ。
はぁ~。2周目の1回目の失恋。
それからは‥‥優等生で何でもできる光司君にギャップで時々‥‥ドジをするように心がけた。
7歳小学校はクラスか離れた。でも学童保育でいっしょになる。学童保育のおばさん先生がなぜか維を目の敵にしている。1周目の時は分からなかったけど‥‥このおばさんアレだな‥‥‥。維の姉の愛ちゃんが学童保育で揉めた時に‥‥維のママがコテンパにやっつけたヤツじゃん!だから逆恨みだな!
絶対に維を守らないと‥‥‥。
おばさん先生が維にだけテーブルを拭くように指示する。でも当番じゃないから維は台拭きが持ってきてなかった。おばさん先生はキーキー怒りだした。
おばさん先生に「維は今週は当番でない。だから台拭きを持って来てなくて当たり前。なぜ維だけに指示したんですか??おかしい。」
「当番じゃないなら言ったら良かったじゃない。」
「言いました」って維が泣きながら言う。
維、大丈夫!俺がコテンパにしたるからな!!
「聞いてない。他の子にも言ったけど?」
「じゃ〜確かめましょう。毎日、先生が言ってることがおかしいな‥‥って思ってお母さんに頼んでボイスレコーダ持ってきて録ってるんだけど‥‥。」
「え‥‥‥。え‥‥‥。」
「市の人にも来てもらって一緒に確認しましょう。」
「先生達は市の人と俺達の親に連絡して来てもらってください。」
「え‥‥。」
「はやく!」
「ゆい?大丈夫だよ。つらかったな。助け遅くなってごめんね。」
ゆいは俺を見て‥‥‥とまってる。えっ!やり過ぎたか??
「光司くん!すごぉ〜い!名探偵みたい!!」
「えっ。おぅん。」名探偵って!!維の名探偵ってアレだな?見た目は子供頭脳は大人ってやつ??ハハハ!そう!まさしくそれなんだよ!!
「名探偵みたい!」あれ?維?惚れたんじゃない??ヨッシャーー。
維のおかんと俺のおかんがキレまくっておばさん先生は異動した。ヨッシー!!