和田光司 35歳。独身彼女なし。30年間幼馴染みに片思い中。相手は平田維、俺の幼馴染みだ。彼女は7年まえに結婚・出産したが旦那がDV夫で心身ともにボロボロになった彼女は今は入院中だ。会いに行ったが昔のように笑わない表情のない彼女がいた。守りたかった。
日曜日のお昼にコンビニにご飯を買いに歩いていると道を渡っている子供が目に入る。あの子は彼女の娘の千秋ちゃんだ!そう思った時、車が来た!!
「危ない!!」俺は走って横跳びをした。
イメージ的には千秋ちゃんに飛びついて彼女を抱いて車を避ける。「光司くんありがとう。」って維がおれに惚れるはずだったが‥‥。
「ああ〜。ああ〜。車が目の前に!!」
ジャンプ力が足りなかった。35歳のただの運動不足のおっさんだもん。そんな簡単にカッコよく助けられない。千秋ちゃんは突飛ばして助かるが〜
俺はたぶんダメ!車を避けるはずが車が目の前にあるもんね!あっ!あっか〜ん。
ドーン!!。
あっ!痛い。痛い。えっ!!めっちゃ血でてる。
アレ?痛くなくなってきたーー。えっ!!めっちゃ血出てるのに?痛くない?
あっか〜ん。
死ぬんちゃんー??あかん!!痛くなれ!!痛くなれ!!俺はМじゃない!!
救急車に乗るけど‥‥‥誰も慌ててない。もうあかんやろな〜って思ってんちゃん??
えぇー死ぬんかな??あっ!死ぬー!!ピーーーー。
あっ。死んだ?!!
誰もおらんやん!!
あっ!おかんとおとん来た!30分以上待ったやん。
2人とも泣くやろな。親より先に死んでごめんな。
「光司!起きー!あんたの好きなパンこうてきたんやで!明日のパンに!」
おか〜ん!こんな時でも明日のパン!!
真っ白い部屋にいれられた。どこ??
天国?誰もおらんしー。
ピロリロリー。パソコンが立ち上がる。
パソコンの画面に【選択してください。】
あなたは徳を積んだので別の人間として生まれかわれます。
【別の人間への生まれかわり】【和田光司としての人生2周目(1周目の記憶ありのまま)】
迷わず和田光司としての人生のやり直しを選んだ!
今度こそ維を守る。また、笑ってほしい。
ってか人材不足?こんな所までセルフ!!