「……んんっ〜。何か柔らかいものが。誰かが寝ぼけてお布団間違えちゃった?」
「ったく。しょがないにゃ〜。起こしてしんぜよう」
「ふぇっ!? せせせせせせ、先生!?」
「ど、どうしてここで寝てるの!?」
「わ、私。お部屋間違えてた!?」
「いや、同室の子もいるし間違えてないはず」
「ってことは先生が間違えてここに来たの!?」
「落ち着け私。こういう時こそ深呼吸、深呼吸よ……」
「スゥー、ハァー。スゥー、ハァー」
「ほら先生、起きて。他の子に見つかったら大変なことになっちゃうよ」
「はぁ、ダメか。どうしよ……」
「とりあえず掛け布団で先生を隠しておかないとね。うん、これは別にやましい気持ちなんてこれっぽっちも……ないと言ったら嘘になるけど他の子にバレるよりマシ!」
「うぅ……さっきより密着してるし寝てる時は気づかなかったけど先生の良い匂いでなんだか頭がくらくらする……」
「今日だって私がナンパされて手を掴まれそうになったところをカッコよく庇ってくれたし、いつも笑顔は可愛いくせにそういう時だけカッコよくなるのは反則なんじゃないの?」
「あのね。えと、聞こえてないから言うけどさ。先生、助けてくれてありがとね。先生が来てくれて嬉しかったよ。今だってそう……」
「他の子に目移りしたらダメなんだからね?」
「先生は私だけのものなんだから」
「ちゅ。おやすみ、先生」