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第7話 カブちゃんと下校中

「ゆーやま君!!」


 カブちゃんは楽し気に僕の周りをクルリクルリと回っている。時折首筋に鼻を近寄らせてクンクンと匂いを嗅いでいるようだ。


「ああ、転校早々にこんなに良い人に知り合えるなんて私はラッキーだよ」


「そりゃよかった………で?どこか行きたいところある?」


「ん~~と、湯山くんのお部屋とか?」


「なっ!!??」


 このUMA、密室で僕の血を吸いつくすつもりか……いや、家族もまとめて吸いつくすつもりだ!!さては血縁者も自分の好みの味だとあたりをつけやがったな。


「いや、それは流石に……ほら、僕たち今日会ったばっかりだし」


「何々照れてるの?平気平気、人間ごときの部屋に入ったところで全然緊張とかしないから。湯山くんだって犬小屋に入る時に別に緊張とかしないでしょ」


 なんで人類を下に見ていることを隠さないんだよ。捕食者の余裕か?余裕なのか??


「まぁまぁまぁ……それはまた今度ってことで」


 不意にカブちゃんが僕の腕に身体を絡めてきた。途端に、これまで感じたことのない感触が全身に巡り渡る。


「約束だよっ♡」


「あ……うん」


 くそっ、一体どうすればいいんだ?


「ふんっ、いい御身分だな」


「雄一郎!!??」


 少し離れたところで雄一郎が血涙を流して仁王立ちしていた。


「せいぜいおっぱいの感触に耽溺してやがれ!!バーカバーカ!!!!」


「てめっ!!」


 違うんだ……確かにおっぱいは柔らかいんだけどそれ以上に爬虫類みたいな冷たさが凄いから!!触ってみれば分かるから!!!女の子の柔らかさとかほぼないから!!!冷凍庫にいれっぱなしにしたトカゲのしっぽみたいな感触するから!!!!


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