優等生の小花衣さんはドSで、俺のことを困らせたいらしい
天春咲良
恋愛現代恋愛
2025年03月07日
公開日
1.5万字
連載中
【更新予定】月、水、金の週三日
俺の通う学園、乙丸学園には有名な3人の美少女がいた。
その中の1人で同じクラスの小花衣さんは模範的な優等生でみんなの憧れの的。俺もそんな彼女に憧れていたし、密かに好意を抱いていた。
そんなある日、教室へ行くと小花衣さんの姿が。
「私、椿くんのことが好きなの!」
突然の告白に、驚く俺。
「私と付き合って」
小花衣さんの告白に喜ぶも、
ドンッ。
「えっ?」
突然、俺は小花衣さんに壁ドンされた。
「今日から私があなたの女王様ね」
「あなたは、私のかわいい子犬よ」
なぜか俺を沢山攻めてきて!?
ドSな優等生ちゃんにぐいぐい攻めらるラブコメディ。
プロローグ 魅力的な彼女
「ねぇ、君は私にこういうこと……されたかったんでしょ?」
「っ!」
「私は知ってるよ。あんなに物欲しそうに私を見ていたことを」
耳元で優しく囁いてくる小花衣さん。その声は魅惑的で、その声で囁かれるだけでとろけてしまいそうになる。
「言ってごらん。君は私に何をして欲しいの?」
「お、俺は」
「ほら、ちゃんと言わないと分からないよ」
小花衣さんが笑う。
彼女が笑うだけで何人も彼女の虜になった。
それは俺も例外ではない……例外ではないのだが、どうしてこうなったんだろう。
「私のこと、好きなんでしょ?」
まさか、こんな展開になるだなんて。誰が想像ついただろう。
彼女の問いかけに対して、俺はーー