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最強は目立ちたくないようですよ!?
最強は目立ちたくないようですよ!?
???
現代ファンタジー都市ファンタジー
2025年03月06日
公開日
1,974字
連載中
ある日 突然能力に目覚めたただのインキャである僕は、能力育成専門学校である学院に行くのであった。だがその学院で入学式に実力テストの対人戦部門で目立ちたくないあまり相手から全力で逃げたせいでその女とペアを組まされるのであった。

過去作更新頑張るぞい

死刑宣告

「は~」


そう…教室のはじっこでため息をついているにはわけがある。


「何でそんなに元気がないんですか!私の相棒でしょ!?」


お前とペアになれと言われたからだよ!と心の中で思いながら彼女を見ないようにもう一度ため息をついた。


俺はこの学校では”落ちこぼれ”として入学した。だからこそ目立ちたくないのに何で学年一目立っている遠山とおやま 彼方かなたと相棒になってしまったのか…俺はあの入学式でのことを深く後悔している。


この学校は独自の制度で、能力値が同じレベルの男女が混合のペアになって活動するというものがあるらしい。

それで能力測定が入学式であったのだが、対人戦で逃げ回った結果、測定不能と判断された。そして、なぜかその戦いの相手とペアを組むことになってしまった。その相手こそ彼方かなたである。彼女は実力はあるものの俺が逃げたせいで実力は測定不能。同じ測定不明同士ペアを組まされたというわけである。

そしてこのクラスは【Eクラス】…落ちこぼれたちの集まりだ。


ちなみに俺が彼女から全力で逃げた理由は勝てないからである!


「なんで無視するんですか!!あなたのせいでこのクラスになって!私があなたなんかの相棒になったんですよ!」


クラスの中で叫ぶ彼女はもちろん目立っているわけで、クラスのみんなが俺たちに注目しているのはすぐにわかる。


「なったものは仕方ないだろう?頼むから静かにしてくれ。注目されるのは好きじゃない。」


その言葉が聞こえなかったのか、彼女は教卓から1つの依頼を取り俺に見せながら言う。


「ぐぬぬ…なら!この「殺人鬼の拘束」という依頼をこなして手柄を上げて上のクラスに行きますよ!!」


俺は死刑宣告を受けると同時に悟った。

(あ…俺の学院生活終わった…)

と…

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