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第1話 菜々、最悪の夏休み 10

「ああ!知ってる!」





「誰?」





「2年生。私、中学一緒だったの。さえないよ。ハッキリ言って」





さえないんだ……





そのときひらめいた!





徹の鼻を四折りにしてふってやる方法を!





「そいつデブ?」





「デブじゃないよ。でもガキ。中学生にしか見えないよ」





「ふーん……」






私はラブレターの差出人、大原智也に会うことにした。





最悪のときを考えてストライクゾーンは今までの5倍は広げておこう。






あとは話してみて……






相手が承知するかどうかだけど、まあやってみよ!




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