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※この回の内容は、ゲーム本編のネタバレを大いに含みます。ネタバレOKな方のみ、先にお進みください。
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この『
主人公の育成システム等はないが、物語を進めていくとスキルが解放される。場面によって正解のスキルを選択することで目の前の問題を解決したり、分岐条件となったりするのが、このゲームにおけるスキル要素だ。
とにかく最適な選択肢を選び、攻略対象の好感度を上げていくことでハッピーエンドを目指すか、主人公の目的を達することで
このゲームのシステムについての説明はこの辺りにしておいて、ここからは『正規ルート』についてざっくりと解説しよう。
正規ルート、通称『
この乙女ゲーム『
物語は"ある目的"のために花嫁候補として潜り込んだ主人公、
ひと月ほどかけて選ばれる第一皇子の花嫁。
それは後の皇帝となるだろう第一皇子に相応しい人物を選ぶための、重要な儀式のひとつであった。都中から集まった、一定の条件を満たした花嫁候補たち。その中からさらに選ばれた女性たちが、後宮の広間に集められていた。
その数、二十人。この国の妃となる者は、身分や家柄よりも人間性を求められるのだ。現に、今の皇帝の王妃も庶民の出である。何人かいる側室は名家のお嬢様や官吏の娘もいたが、彼女たちもまたこの儀式で選ばれた者たちであった。
儀式によって選ばれる花嫁の人数はその時によって異なる。選ぶのは後宮の代表として儀式を行う
元宮廷医官である父親が二年前に何者かによって殺された。母親はすでに
そもそも父親が宮廷医官を辞めることになった本当の理由も知らされておらず、それこそが殺された原因なのではないかと推察した
皇子が花嫁の中に潜んでいた暗殺者によって襲われ、掠り傷だったが即効性のある猛毒に侵され倒れてしまう。医官たちは離れた所におりすぐには来れない状況で、
すべては
そしてなんやかんやあって皇子は助かり、主人公との関りができる。皇子は望みをなんでもひとつ叶えると約束し、
こうしてふたりは協力して事件の真相を追うのだが、宮廷医官を辞めさせられた原因や、過去の誘拐未遂事件、皇子の暗殺事件も含めてどんどん繋がっていき、最終的にはすべての謎が解き明かされ、黒幕は制裁を受けるという
そしてなにも解決せず、皇子との信頼関係も中途半端な状態だと、最終章の前に
マルチエンディングと呼ばれる、いくつかのエンディングが用意されたゲームだが、そこまで複雑な選択肢はない。
さまざまな場所を探索することで手に入るキーアイテムがイベント発生の条件だが、どのタイミングでなにを使うかによって物語が進んで行く。そこで手に入るのがスチルイラスト。美しいイラストは特別な場面を切り取ったもので、イラストを回収するのもプレイヤーの目的のひとつといえよう。
そしてここからは『隠しルート』の概要説明をさせてもらおう。
このルートはもはや乙女ゲームではなく、BLゲーム。本編は乙女ゲームが好きな友人のために、彼が好きな要素を盛り込み、好きそうなキャラクター、イラスト、物語の展開を詰めに詰めたのが『
このルートの主人公は皇子である
その誘拐未遂によって、当時傍にいた
皇子は未遂に終わったのだが、実は同じ日に皇子に間違われて誘拐された幼子がいたのだ。
幼子の両親は身分が低く、その件に関しては既になかったことにされており、現在は両親共に行方知れずとなっている。
その幼子こそ、皇子の学友であり幼馴染であった
あの暗殺未遂事件の後、皇子を庇って毒に侵された白髪の花嫁は、本編の主人公であった
しかし目を覚ましたのはいいが、どうやら毒のせいで記憶喪失になってしまったようで、自分の名前すらわからない状態に。とりあえず名前がないと不便ということで、
あの暗殺者と何か関係があるのではないかと思いつつも、
花嫁選びの儀式はあの騒動によって延期となったが、
その珍しい赤い瞳を目にした時から、
そんな中、ハクが女ではなく男であることがわかるのだが、
そこから物語は加速していき、ハクを取り戻そうとする暗殺集団の頭領が出てきたり、他の皇子たちに興味を持たれそうになるのを回避したり、想い合っているのにすれ違ったりしながら、最後には
ひたすら恋愛イベントを回収し、好感度をMAX。記憶を取り戻した
BADエンドは、好感度が足りず、真実もわからず、記憶喪失を装っていた暗殺者、
すべてを思い出した
ふたりの物語はどのエンドに辿り着くのか。
彼らの歩む不確定な物語の続きを、どうぞお楽しみください。