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肩の上で眠る仔猫たち「トラ」「シロ」

 2017年11月のこと。

 自治会でTNRをすることが、全員賛成で決定して準備にかかった頃。

 今まで見かけたことがない仔猫たちが、近所の駐車場に現れた。



 その地区には猫屋敷が2つあるけれど、今まで見たことがない仔猫たち。

 病院へ健康診断に連れていってみたら、ノミもいない、毛並みがキレイ、誰かが棄てて行った飼い猫の子かもしれないとの診断だった。

 自治会長から「保護して里親探しをしたらいいよ」と言われ、自宅ガレージにスノコと畳を敷いて保護部屋を作り、1室フリーで保護開始。


 スノコと畳で簡易和室風に。

 そこへ木製の踏み台を置いた。

 踏み台の下にマットを敷いたり。

 上にはブランケットをかけたり。

 ガレージに簡易猫部屋完成!

 見に来た人から「ぷち猫カフェ」と言われた(笑)



 石垣島に移住して2番目の保護猫となった兄弟は、とても人懐っこい子たちだった。

 人にくっついているのが好きで、座れば膝に乗ってくる。



 膝から肩へと上がってきて、そこでくつろいでいる。

 そのまま膝や肩の上で眠ってしまう。

 肩に乗って眠る仔猫は、この子たち以外に今のところ遭遇したことがない。



 チラシを貼って貰い手を探そう。

 そう思って、仔猫たちの可愛い画像を撮ろうと頑張ってみた。

 当時はスマホを持ってなかったのでガラケーで撮影。

 何枚もピンボケになりつつ、どうにか撮れたマトモな画像を使い、チラシを作った。

 ネットで調べたら「しっぽの会」が譲渡会をしているとの情報があり、問い合わせて参加を申し込んだ。



 しかし、譲渡会に出る前に、仔猫たちを家族に迎えたいという方から電話がきた。

 本屋さんにチラシを貼らせてもらって1週間後、チラシを見たという女性からの問い合わせ。

 1週間ほどのトライアルを経て、仔猫たちは正式譲渡になった。


「元気にカーテンを登ってます」


 正式譲渡の際に、そんな報告があったり。

 カーテンを破られないかと心配になったけど、御本人は気にしてないらしい。

 おおらかな里親さんで良かった。



 寝ても起きても美少年ぶりを維持するトラと、寝ると変顔になるシロ。

 肩乗りはスヤスヤは里親さんにもしているらしい。

 大人になったら重いんじゃなかろうか?

 里親さんが肩こりにならないことを祈ろう。

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