次の日のAM4時‥‥‥。全然‥‥寝れなかった。
アレだけな事で‥‥‥。こんなに不安定になるなんて‥‥‥。弱いな‥‥。愛梨奈を見ながら‥‥‥ぼーっとする。私は柔道部の皆のお手伝いで来てる。お給料ももらっている。自分の事で皆に心配させたり余計な事を考えさせては絶対にいけない。明るく笑顔で頑張ろう!!
まだ早いけど起きよ〜!!まずはご飯を炊く。一升。その間に身支度をする。
鮭をやく。豚肉を焼肉のタレで炒める。鶏もも肉の照り焼きをつくる。シーチキンとカツオを醤油とマヨーネーズで和える。
ピーピー。ご飯が炊ける。柔道部の皆に感謝を込めておにぎりを作る!!減量中の子の為にブロッコリーとゆで卵と鶏ささみのサラダもつくる。
出来たーー。
AM6時。
朝練が7時から始まる。
それまでに持って行きたいな。まだ、道場あいてないよな!!
窓から道場を見ると明かりがついてる!誰かいる!ラッキー!!
ちょうど愛梨奈が起きた。
「愛梨奈。おはよー。ちょっと付き合ってね。ニイニイ達におにぎり持って行くよ。」
11月中旬の早朝はさすがに寒い。愛梨奈にモコモコの服を着せておんぶ紐でおんぶする。
お盆にいっぱいおにぎりを乗せて道場に行く。
将太君が1人で道場を走っていた。
昨日‥‥‥私のせいで‥‥‥‥練習出来なかったから‥‥‥。
愛梨奈が将太君を見つけて「きゃー。」っと歓喜の雄たけびをあげるから将太君にみつかる。
「おはよう。早いね。」
「はよ〜。走りたくなって。」
「昨日、練習出来なかったから。ごめん。」
将太くんが、はぁ~。っと大きいため息をつく。
「昨日から何回目のごめん?もう聞き飽きた!」
お盆を持ってくれる。
「うまそ!!朝から作ったの?」
「うん。心配させたお詫びじゃなかったお礼!」
ハハハハハハ「お礼ならいんじゃね!!」
「そうだね。」
「朝からめっちゃ作ったな。」
「うん。寝れなくて4時に起きた。」
「早っ!」
「でも!大丈夫!元気だよ。」笑って力こぶを見せてみる。
「なにが、でもだよ!!ムリして笑わなくていい。みんな、そんな笑い顔みたら余計心配だわ。」
プッ吹き出す。
「そんなひどい笑顔だった?ひっどー!」自然と笑えた。元気でた。ありがとう将太くん。
ゾロゾロ道場に集まってくる。
「おはよ〜。昨日は心配してくれてありがとう。お礼の品です!!」
みんな、ウマイウマイっとあっという間に食べてくれた。愛梨奈も1日ぶりのみんなに歓喜してキャッキャッ喜び声をあげていた。
この場所が1番落ち着く。安心できる場所。みんなありがとう。
AM7時30分
みんなの顔みて安心したのか眠くなる。
「おはよ〜。眠そうやね。」真央さんが道場にくる。真央さんがこんな朝早く道場に来る事は初めてで私の事を心配してだろうなー。申し訳ない。
「おはよう。うん。何か不安で寝れなくて4時から起きておにぎり作ってしまった。」
「そっかー。」
「うん。みんなを見て安心して眠くなった。」フフフっと笑う。
「じゃ〜愛梨奈を見とくから寝て来なさい。」
「えっ。でも‥‥‥」「大丈夫!理事長室にお世話グッズは揃ってるから!目の下のクマがすごぉいよ〜。寝ておいで!」
いつの間にか休憩になったみんなが集まって頷く。
フフフ。みんなに言われたらね〜。
「ありがとうございます。そうさせてもらう。」
「うん。そうして。」
真央さんに愛梨奈を渡す。