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第7話 盗聴器

愛梨奈を寝かしつけながら、色んな可能性をかんがえた。


1番はじめに浮かんだのは周平が浮気していて浮気相手が入れた。


ってか‥‥‥それ以外の理由が考えても考えても出てこない。どうしよう‥‥‥。自然と愛梨奈を抱く手にも力が入る。


さっきまで手が震えてたのに‥‥‥ちゃんと手に力が入ってる。絶対に愛梨奈は守る。




「愛梨奈寝たよ〜」普段と同じトーンで周平に言う。


「ありがとう。明日は俺が寝かし付けるよ。」


周平の顔を見ながら


「明日、一緒にいるかな?」


「‥‥‥。何?意味が分からない。今日、愛梨奈とお世話してないから怒ってる???」


「怒ってないよ。それにはね。いつもいっぱいお世話してくれて感謝してる。それにはね。」


「それにはね。って何?」


少しの沈黙の後に‥‥‥盗聴器を周平の前の机の上に置く。


「何コレ?」周平が聞く。


「こっちが聞きたい。」


「はぁ?どういう意味?」周平の声が大きくなる。


「声が大きいよ。愛梨奈が起きる。」周平を睨む。


「ベッドの上にあった周平のカバンに手が当たって、ベッドから落ちた。ファスナーが空いてたから中身が出てしまったの。ごめんなさい。」


間があって‥‥‥‥。


「コレも出てきた。コレって盗聴器だよね?」


沈黙が続く。りさが口をひらく。


「盗聴器をカバンに入れられる心当たりあるの?」


沈黙の後に


「ない。」ようやく周平が答える。


「ないの?」


「ない。」


「だったら、警察に届けて!心当たりないのなら出来るよね?恐いし警察だよね?」


周平はうつむいたまま何も答えない。


「なんで警察に行かないの?」


「‥‥‥‥。」


「心当たりがあるからだよね?」


「ごめん。」周平が震える声で答える。


「ごめん。って何?分からない。」


「‥‥‥。」


「浮気してるって事?」


「‥‥‥。」


「誰?私があったショートカットの人?」


「‥‥‥。ごめん。」


「だから〜ごめんって何?」


「‥‥‥。ごめん。」


「許さない。警察に行くって迷わず言ってくれたら許そうと思ってた。」涙がとめどなく出てくる。


「私と愛梨奈よりあのヒトを庇うって事よね?」


「違う。リサと愛梨奈が大事だー。」


「ごめん。警察に届けると即答できなかった事で〜もう信じられない。」


「リサ〜!!」


「私にも愛梨奈にも触らなで!!」


「‥‥‥‥。ごめん。」


「だから〜許さない。」


「一刻も早く出て行くから」


「待って。話すから。」


「聞きたくない。質問にだけ答えて。」


「‥‥‥。」


「あのヒトは誰」


「高校の同窓会であった高校の時の彼女。」


「そっかー。高校の同窓会って私が妊娠中にあったよね?」


「うん。」


「妊娠中から浮気してたって事??」


「‥‥‥。うん。」


リサの涙がボタボタ机に落ちる。


「でも、愛梨奈が生まれて、もう関係をやめたい。って何度も伝えていたんだー。」


「‥‥‥。そう。」リサは涙を流しながらニコっと笑い


「それで、許すわけない。別れて下さい。」


「待って!」


「待てない。同じ空間にいたくない。今日はリビングで寝て下さい。」そう伝えて、リサは寝室に入る。

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