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第13話 これは恋愛か家族愛か

マンションに着くと自分の部屋ではなく、大和の部屋に行く。

岡田さちの話をする。信用しても良い話だと思う。ウソを言ってるようには見えなかったっと説明する。大和も協力して未遂でどうにかとめたいと‥‥‥。社長には、とめる事が出来てから報告することで一致した。

今日が火曜で決行が金曜日。あと2日で犯行を止めないといけない。なんとか未遂で終わらせたい。知ってる者も最低限に留めたい。

どうしようかな‥‥‥‥。2人で考えるが良い案は出ない。はぁ〜。ため息を着く。

「悪い。一旦かえって風呂に入ってくるわ。また、後で‥‥。」

「あぁー。」


もう‥‥23時30分か〜みすずは寝ただろうな‥‥。みすずの部屋のドアを見た。みすずを見て気合を入れ直したかったな‥‥って思いながら自分の部屋のドアを開けた。


ガチャっと音がした。陸が帰ってきた。23時30分過ぎてる。今まであの人いたのかな?何してたんだろう?考えると気持ちが沈んでいく。目に涙が溜まってくるのがわかった。なんで、こんなに悲しいんだろう。どうしよう‥‥‥‥。涙がとまらない。みすずはそのままベッドで寝てしまう。


陸は熱いシャワーを浴びて‥‥‥考えをリセットさせようとした。

手口がわからないと止めようがないな‥‥‥。

手口を知らないか岡田さちに聞くしかないな〜。

大和に電話をかける。

「岡田さちに手口を知らないかメッセージを入れる。それから考えようぜ。まだ2日ある。今日はこのまま寝るわ。」

「あぁ〜。そうだな。俺も寝るわ。あと2日寝れないかもしれないしな!!」

あの後‥‥‥30分ぐらい待ったが連絡はなかった。


朝になり、みすずは焦っていた。泣きながら寝てしまったので目が腫れている。大急ぎで冷やしているが‥‥‥おさまらないだろうな‥‥‥。今日はメガネで行こう。いつもより35分遅い時間に玄関を開けるとやっぱり隣の玄関も開く。

「おはよ。このマンションって玄関の扉の音だけ聞こえるよね?」

「はよー。そうか?」

「今日さいつもより眠そうだね。」

「まぁ〜うん。」

エレベーターの中で陸に手を摑まれて体の向きをかえられて陸と向かいあう。

「みすず、何があった。」眼鏡を外され思わず目を閉じると優しく目蓋をなぜる。

「何もないよ。」

「堀田‥‥‥‥さんか?」

呼び捨てしようとした‥‥‥‥。珍しいな。陸はパパの下で働き出してからは言葉遣いは丁寧になり私と大和と私の両親以外の前では感情も出ないようになった。堀田さんに怒ってる?何かあったのかな‥‥‥。

「何で堀田さん?」

「べつに‥‥。」

エレベーターが駐車場につき車に乗り込む。

「眼鏡をかえして。アレルギーで目がはれてるだけ!」

「ふーん。」眼鏡を返しながら言う。

「陸は昨日‥‥会食だったの?」

はぁー見られてる。大和のバカっ!

「いや〜。会社で資料作ってた。」

「そう。」そのまま俯き話す事はなかった。

会社につき2人とも無言でエレベーターに乗る。

ピリリ〜ピリリ〜。陸の携帯がなる。陸は携帯の画面をみて出なかったが‥‥‥電話が切れてまた、鳴る。みすずが降りる階につき降りる時に

「はい。」っと電話に出て右手でみすずにてを振る。


みすずは、自分の席には座らずに化粧室に急いだ。鏡の前に座った。自分の顔を見ると涙が流れていた。さっきの電話の声が聞こえた。「もしもし。」って女の人だった。昨日の人かな‥‥‥。彼女かな‥‥‥。彼女いないって言ったのに。昨日は資料作りって‥‥‥ウソつき。涙がとまらない。もうすぐ、みんな出社して化粧直しにやってくる。早く涙を止めなきゃ。深呼吸を何度も何度もして涙をとめて自分の席につく。こんなに悲しくなるのは‥‥‥陸と離れたくないからだっと気づく。

うん?‥‥‥‥‥‥。大和に彼女が出来たら、お金目当てじゃないよね??って心配するけど悲しくならないな‥‥‥。陸は特別??‥‥‥‥。

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