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第5話 会いたい「新」

もうすぐ3年になる。

あの日‥‥‥‥急に母親からワシントンに出張になった。今すぐ‥‥‥ワシントンに飛んでといわれた。

何故‥‥‥‥‥会社に携わってない母親が言うのか??

問いただしても父に言われたとしか言わなかった。

母親は本当の母ではなく。母が亡くなった後にすぐに父が祖父母から無理やり結婚させられたのが今の母親だ。だから、母親な事は信用してなかったので仕方なく父に電話したが出ず‥‥父の秘書につながった。父の秘書の池内も‥‥‥急な案件でワシントンに行ってください。と言うので‥‥‥‥仕方なくワシントンに飛ぶことにした。

飛行機の時間も迫ってたので‥‥‥花音にはメールをして着いてから電話をしようと思っていた‥‥‥‥‥‥。

花音の両親が事故に巻き込まれていた事は知らなかった。

おそらく母親と池内の策にはまった。

考えればわかる事なのに‥‥‥‥俺は策に気づかずに、ずっと君を憎んで恨んでいた‥‥‥‥‥。

どうしようもない‥‥‥‥‥。


ワシントンに着いてから‥‥‥‥ずっと花音に電話するが出なかった。2日後には繋がらなくなる。

花音の事が心配で花音の実家・花音の両親の携帯・弟の携帯も電話するが全部繋がらなかった。


父に電話するが池内が出る。池内は何も聞いてないと‥‥‥‥‥。

仕方なく母親に電話することにした。

母親は‥‥‥‥‥

「新さん‥‥‥辛いお話になります。花音さんが好きな人がいるから婚約を破棄して下さい。っと一方的に言いに来られました。会社同士の繋がりも破棄にしてもらってもかまわない。と‥‥‥‥‥私もお父様もとめましたが‥‥‥‥好きな人と結婚するから2度と関わらないで下さい。っと冷たく言われました。残念です。」

電話口で母親が泣いていた。

母親を信用してなかったのに何故‥‥すぐに真実を確認しなかったのか??

花音から直接言われたら立ち直れないと思ったから自己防衛のために確認しなかったんだろう。情けない。

まったくのウソだと気づくのに時間がかかり花音に辛い思いをさせてしまった。

キミにすぐに会いに行きたい。真実を知ってから毎日想っている。

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