『無人販売はじめました』
そう書かれていたであろう手作り感のある台が、畑の真ん中にぽつんとあった。
長らく風雨にさらされているが、もとより想定していたのであろう、しっかりと形を保っている。
台に触れてみると、文字が書かれている。
そこには、こう書かれていた。
『無人販売は辞めました』