ツイッター上でとあるツイートを見たんだ。要約すっと「ロリペドは文化でもなんでもない精神疾患だからさっさと治療しろ気持ち悪い」的な内容。うん、ちょっと(わりと)誇張してる。
言いたいことは多いにわかる。個人的に賛成でも反対でもない、けど無関心でもないが「じゃあ賛成なの反対なのどっちなの!?」と詰めてくるメンドクサイ人の相手をしてあげるような度量もないわ。
なんでもかんでも一緒くたにするつもりはないけど、たとえば「じゃあLGBTQのアレはどうなんだ?」的な反論もあるでしょう。うん、これに関してはちょっと、ほんのり深く考えてみる価値があるかもねってことで書いてきまーす。
:それは異常? それともふつう?:
結論は「他人に迷惑かけなければいいんじゃね?」という感じ。まあだれもがそう思うでしょう。
それと同時に、この言い方はわりと玉虫色だなぁと感じる人も多いでしょう。あっちともこっちとも言わず、なんか"いいかんじのポジション"を保ってるうまい言い方ね。
だってその人が実際に迷惑をかけるかどうかなんて
世の中にはいろんな性癖がある。ロリコン、ショタコン、年上、同性愛者、ほかにもいろいろ……空想の世界レベルまで追求すれば、たとえば触手とかモンスターとか、あとはまあ身体の一部やしぐさに興奮する、なんてパターンもありますね。
それらをすべて"異常"だと決めつけるのはアレじゃん? でも"ふつう"に考えたらおかしいっていう気持ちもあるじゃん? ――どっちつかずなのよ結局。だからこそこうやって賛否両論あるわけなんだけどね。
それを異常ととるかふつうととるかは人それぞれ。だからこそ多様性と言えるし、だからこそ、犯罪を犯した人が"そういう性癖"を持っていた時はフォーカスされ大きく捉えられる。こんなこと言うのもなんだけど、人類で性癖をもたない人はいないんじゃないでしょうかねぇ。
そんな状況からの「ロリコンは滅びよ」というひと言だったんだね。わかるよ、その気持ち。だからこれは『異常だ! と主張していいしふつうだ! と主張してもいい』んだ。どちらもそれぞれ正解が含まれてるのだから。
これらをSNSで主張するのはキミがもつ権利だね。ただまあ、SNS上でつぶやくんだったら攻撃的なことばより"しっかり自己主張すること"に注力したほうがいいかもしんない。キミの主張に対してほかの人たちもみんなそれぞれの主張をするわけだからね。
なにが言いたいかってと、まあみんなゆったりしてこーぜ?
:ロリコンって心理学的にどうよ?:
実はっていうかロリータ・コンプレックスって言うほど精神医学用語でも心理学用語でもないっていうか、そんな曖昧なポジションです。もっともらしいジャンルだと『通俗心理学』的な?
コンプレックスってことば。心理学的な意味だといろーんな感情、情動、経験などの複合体を指します。普段は無意識下にありますが、それでもキミの行動に強い影響を及ぼします。ただ、日本だと『劣等感』的なニュアンスになってるね。
左利きの人がいます。その人は左利きであるため、通常右利きで設計されるあれこれをムリくり"逆の手"で使わなければなりません。それはいずれ慣れて、克服して右利きの人と遜色ない生活ができるようになりますが、それらの経験や記憶、その間に感じた感情などは無意識化に凝縮され『コンプレックス』となります。
難しい話はこれでおしまいにしましょう。わたしもよくわかってないからご安心ください。いちおう通俗的に云われてる"なんちゃらコンプレックス"をまとめてみますか?
・ロリータ・コンプレックス(ロリコン
12~15才への性嗜好
・アリス・コンプレックス
7~12才への性嗜好
・ハイジ・コンプレックス
5~7才への性嗜好
・ベビー・コンプレックス
0~5才への性嗜好
いつどこで誕生したことばなのかはわかんない。まあ「へ~」的な視線でどうぞ。
:ロリコンは精神疾患なの?:
心理学的な話はおしまい。んじゃ精神医学的な分野ではどうだろう? ――えー、みなさんご存知『世界保健機関(WHO)』ってのがあります。その組織は日々世界平和のためえっさほいさしてると思うのですが、そのなかで「病気一覧つくったよ~」っていうお仕事があります。
国際疾病分類(ICD)。現在は第11版が発行されています。国際的な死因及び疾病の分類で、厚生労働省では『疾病、傷害及び死因の統計分類』と称されてるようですね。
その第6項目めに『06:精神障害、行動障害、神経発達障害』的なのがあります。で、そこからさらに詳細を見ると……ありました。
Paraphilic disorders → Pedophilic disorder
日本語にすっと『性的倒錯障害 → 小児性愛障害』。なるほど、あるね、精神疾患として。
ここで「ほらみろ! やっぱりロリコンは精神疾患じゃねーか!」とはやとちりせぬように。いやまあそれでもいいんだけど、いちおう同じ分類として『性別不一致/性別不合/性別違和』ってのがありますから。
これはあくまで分類というだけなので、えーご理解ください。
いちおう、アメリカ心理学会が提唱する『精神障害の診断と統計マニュアル 第5版(DSM-5-TR)』ってのもあります。そこにもいろいろ書いてあるけどそっちまで書くと文字数がアレなので省略。
いやいやそんなこと言わず知りたいなって方に朗報! なんと、DSMはAmazonでポチることができます。ちゃんとアメリカ心理学会(APA)さんの原著で販売されてるのでどうぞどうぞ(なお値段
ちなみに、小児性愛障害と診断されるには、その人が実際の衝動に基づいて行動してしまったか、もしくはその衝動によって自身が苦しんでいることが条件となります。
ロリコンは"治療"できるそうなので、まあどうしてもって方はお近くの精神科をお尋ねしてみてはいかがでしょうか?
:むずかしい話はおわり!:
やらかした。こっちでは専門的な話せず衝動のままに書きなぐる決めてたのに――性分やなぁ。
でもまあ、基本だいたい「スキにすればいーんでねーの?」スタイルなのでよろしく。誰に何言われようがキミが
ロリコンでも同性愛者でも前科者でも、わたしは他人に迷惑かけないのであればなんでもOKと思う派です。過去にいろいろやらかした方はそれを"今のキミ"ができる範囲で改善していくことからはじめてはいかが? ってスタイル。
こころは行動に現れるねん。ごめんごめん言うてなーんも行動しないヤツより、何も言わず毎日墓前で泣くとか一所懸命働いてそのお金を詫びの印とするほうが、その人のこころがわかるもんです。
なにがホントでなにがウソかわからなくなってる昨今。キミはどういった行動をもってキミ自身を表現するでしょうか?
すでに"考える"だけじゃ物足らない時代になってます。考えたらその考えに沿って動く。そうしてこそ、キミの
読んでくれてありがとう。キミの人生に多大なる幸福があらんことを☆