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――登場人物紹介――(後書き)

 ユウエリマ(Juuelimma)

几帳面きちょうめんな性格、それは時に不器用さにもなる。名前は「解放される者」の意。ロオムヘントの人。出生地はツィメント州。


 イエド(Iedo)

周りに流されない性分だが、傍若無人にもなる。舞台役者になれなくなり、深く落ち込むが、悩みの中で見えてくるものに一つの答えを見いだす。名前の由来は照葉樹のイエド。そのイエドは「誰彼だれかれが植えたもの」の意。ロオムヘントの人。シェダフム出身。


 サミュウタ(Samjuutta)

世話焼きで行動派。フグラスタウド大学校文学部でシノティラの後輩だった。名前は「うるわしさ」の意。ロオムヘントの人。シェダフム出身。


 シノティラ(Sinnotilla)

快活な性格。小説『一番星に願う』や『誰彼の目』の著者のシュラウルトウワでもある。筆名(šlaultoua)は「上空じょうくうの平野」の意。本名は「期待できる言葉」の意。ロオムヘントの人。フグラスタウド市のヂュージュ出身。


 キュンド(Kyundo)

真面目な性格。大手新聞社のエスツァムバ支局長。名前は「節義せつぎが正しいこと」の意。ロオムヘントの人。シェダフム出身。


 ラヘナ(Lahenna)

気分屋だが、執着心が強い。舞台役者の道へ進まず、進学するためフグラスタウド近郊へ転居する話が、卒業式の後に級友たちの間で囁かれていた。名前は「賑やかさ」の意。ロオムヘントの人。シェダフム出身。


 グダサ(Gudassa)

周りに流されやすく、お調子者でもある。名前は「夜明け」の意。ロオムヘントの人。フグラレヤ州出身。


 フィサ(Fissa)

誰にでも厳しく、優しい。俳優の時に名乗っていた芸名ウェミノフタ(Weminoútta)は「挑戦するさま」の意。本名は「純真さ」の意。ロオムヘントの人。シェダフム出身。


 カイド(Kaido)

享年二六歳。ユウエリマの父。エスツァムバの紛争地周辺の住民支援をする民間組織の職員だったが、空爆に巻き込まれて亡くなった。名前は「大志あること」の意。ロオムヘントの人。バムバカル出身。


 ノシイヤ(Nosiia)

享年二四歳。ユウエリマの母。重い喀血病で亡くなった。名前は「恵沢けいたく」の意。ロオムヘントに帰化したエスツァムバの人。


 ボク(Boku)

いずこかの人。この名前は本名ではなく、リオノ・エノが名付けた。由来は古の大陸名「ボクーフワ」の短縮形。


 コド(Kodo)

八九歳。いずこかの人。気象予報士であり、天文学研究者。名前は「中立にあること」の意。


 リオノ・エノ(Lionno Enno)

いずこかの人。青葉号の船長。首から上は猫の頭でっかち。身体は人間。名前は「できたのにできない」の意。

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