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story,Ⅱ:存在の価値

「これは……っっ!?」


 川の蟲と言い、今この瞬間の怪鳥と言い、悪い意味で女運のないフィリップ。


 怪鳥の正体は、ハルピュイア――別名をハーピーと呼ばれ、戦場等を飛び回り弱者や怪我人を襲い、はたまた死体の肉を喰らう不気味で邪悪な怪鳥だ。


「でも、どうしてこんな所に……」


 フィリップは、フェリオを背後へ守りながら身を屈めつつ、呟く。

 今までこの地域は、動物はいてもモンスターを見かけることはなかったのだ。

 何故ならば、ここは一種の“聖域”なのだから。


「ニンゲン……」


「ニン、ゲン……生キ残リクァ?」


「主ノ所ヘ、連レテ行コウ」


 ハルピュイアは、それぞれカタコトの言葉を交わしあうと、唐突にフィリップとフェリオの上腕を鷲のような両足で素早く掴み、飛び立つ。


「ぅわああぁぁっ! どうする気だ!!」


 顔面蒼白で絶叫するフィリップ。


「放せ!! 触るな化け物!!」


 フェリオの方は果敢にも、何とかしようと手をバタつかせている。

 空中でもがく二人だったが、しかし、木々の天辺を抜けて視界が開けた時フィリップとフェリオは突如、おとなしくなった。

 と言うよりも、息を呑んで絶句してしまったのだ。

 ほぼ、誰にも知られていない秘境とも呼べる、召喚師の里が、紅蓮の炎の海になっていたからだ。

 茫然自失な二人は、里の入り口まで運ばれた事に気付かぬまま、半ば乱暴に地面に下ろされた。

 倒れこんだ体を起こしてみると、目の前に真っ黒な体毛をしたサテュロス――山羊の下半身に人間の上半身を持つ半獣半人――が立っていたのだ。

 小さな角が二本、額上部から突き出て、左頬から左耳――山羊の耳になっている――へかけて、大きな古傷が刻まれている。


「ふん。ガキか……お前らは、里の子か?」


 黒いサテュロスがフィリップとフェリオへ、刺々しい口調の濁声で訊ねてきた。


「俺達の里に、何をした!!」


 今は恐怖心よりも、フィリップは怒りが勝っていた。


「ハァ? ……見ての通りだが?」


 サテュロスは肩を竦め、フィリップの短絡的な疑問を不可解そうに、両手を肩の高さまで上げる。


「お母さんとお父さんはどこだよ!!」


 フェリオも、負けじと声を上げる。


「最後まで抵抗した、人のオスメスがいたが……こいつらがお前らのそれか?」


 サテュロスの言葉と共に、ハルピュイアが二人の前へ、何かを投げ込む。

 それは、すっかりボロボロになってしまった、フィリップとフェリオの父と母だった。

 全身血塗れだったが、まだ微かに息がある。


「うう……っ」


 母親が、小さく呻き声を上げる。


「フィル……リオを連れて……逃げ、ろ……」


 フェリオと同じピンクの髪色をした父親は、血塗れの顔面から片目だけを開け、フィリップへ指示する。


「お母さん!! お父さん!!」


 フェリオは、両親の元へ駆け寄ろうとしたが。


「――やれ」


 サテュロスの命令を聞き、両親へ数羽ものハルピュイアが一斉に襲い掛かる。


「やっ! やめろおおおぉぉぉぉーっ!!」


 絶叫するフィリップ。

 しかし無残にも、両親の手足はもがれ、小腸を口にして翼を羽ばたかせ腹から引きずり出す光景を目の前にし、激しい衝撃を受けるフィリップとフェリオ。


「うぅぅうぅぅ……!」


「ぐあぁあ……ぁぁぁ……!」


 僅かな力で、微かな呻き声を洩らしながら痙攣を起こしつつ、じわじわと殺されていく父と母の姿。


 ショックのあまり、見開かれた双眸はその光景に固定され、目を反らす事すら叶わない。

 しばらくしてようやく、フィリップは死してただの肉塊へと変貌していく両親の、その無残な光景に嘔吐するとショックのあまり、気を失ってしまった。


「!? フィルお兄ちゃん!! しっかりして!!」


 目を涙で潤ませながら、必死に兄へと声をかけるフェリオ。


「ガキのうちは……まだ役に立たんだろうが、念には念だ。悪ぃなボウズ。てめぇには恨みはねぇが、受け取ってくれ。俺様からの呪いを――」


 直後、フェリオは激しい電流のような衝撃を覚え全身を硬直させると、やがて気を失ってしまった。

 遠のく意識の中で、自分の両親の肉を喰らうハルピュイアの、粘着質な咀嚼そしゃく音だけが耳の奥で響いていた。


 お父さん……お母さん……。


 両親との楽しい思い出が、走馬灯のように脳裏を過ぎる。

 フェリオは、ツゥと涙を流した。




 ……──こうして。


 故郷を失ったフィリップとフェリオ・ジェラルディンは、この9年間ずっと流浪の旅を続けてきた。

 どこかに流れ着くわけも、定着するわけもなしに。

 根無し草だ。


 ……目の前で見せられたのだ──。


 自分の両親が、モンスターから生きながらにして、残虐非道にも喰われる所を。


 それ以来、兄フィリップはショックのあまり半ば記憶を、消去してしまった。

 本来の性格から、今ではすっかり穏やかでおとなしくなってしまったのは、もう二度とこれ以上の惨劇を見たくないと、自分の殻に引きこもったからだった。

 争いや戦いを避けるせいもあり、旅する上でフィリップは白魔法使いの職業へ、平和的な生き方を望んだ。

 しかし、フェリオは違った。

 故郷を、そして両親を奪ったモンスターへの復讐をすべく、黒魔法使いを選んだ。

 閉鎖的だった聖域である、秘境の地。

 召喚師の里出身の二人にとって、最初は外の世界全てが真新しさばかりだった。

 本来、召喚師は主に召喚術しか扱えない。

 それだけでなく、今後の為に魔法も使えるようになろうと師匠をつけるわけでもなく、唯一、共通していた言語や文字を里の学校から学んできたおかげで、行く先々の村や町より入手した本から、独学で魔法を覚えていった。

 こうして彼等は、召喚術しか扱えない“召喚師”から、魔法も一緒に扱う“召喚術師”となった。




 9年前──。

 召喚師の里壊滅後、まるで生ける屍の如くフラフラしながら、フィリップとフェリオが訪れた、里から一番近い――と言っても徒歩三日はかかる――村では、既に騒ぎとなっていた。

 召喚師の里が、モンスターからの襲撃を受け、壊滅させられたことが。

 誰が漏らしたのかは知らないが、村の飲食店は人々の話が盛り上がっていた。

 村人の家ばかりの中に、唯一飲食店だけがある、本当に簡素な村だ。


「召喚師の里とやらが、どこかにあったらしいが……」


「モンスターに襲われて、全滅だろう?」


「召喚師って、本当に存在したのね」


「昔話かと思っていたけど……」


「これが事実なら、恐ろしい話だ」


「まさか、生き残りはいないわよね!? もしいたら、またモンスターに狙われるんじゃない!?」


 これに、食事をしていたフィリップの、フォークを持つ手が止まる。

 嫌でも聞こえてくる、村人達の会話へ耳を傾けつつフォークを静かに置くと、水の入ったコップに手を伸ばす。


「大体、どうしてまたモンスターは召喚師を?」


「そりゃあ、神の力を借りる意味で、モンスターにとっては脅威的で目障りな存在だったからだろう」


「万が一、生き残りが逃げ込んできた時は、申し訳ないが――」


「ええ。私達まで、被害が及びたくはないものね……」


「召喚師なんざ、俺達にとって手の届かない高貴な存在だし――」


「いてもいなくても一緒よ! 返って迷惑だわ!!」


「命あっての物種よ。災いを呼ぶのなら召喚師なんぞ要らないさ」


 ――召喚師なんぞ要らない――


 三日間歩き通しで空腹だった、まだ当時幼いフェリオは食事に夢中で聞いていなかったが、もう当時19歳だったフィリップは聞いてしまった。

 召喚術を学ぶのは、掟の上、精神が安定してくる16歳からだ。

 幼いうちはまだ不安定だから、召喚霊の契約が不可能なのだ。

 フィリップは、召喚術をもう身に付けていたが、これを聞いて彼は顔色が変わる。

 黙っていたが、コップを持つ手は微かな震えを覚えていた。


──『いいかフィル――召喚師は誇り高き職業で、里の者以外は門外不出の能力だ。主に、王族や身分の高い人物の依頼を受け、守る為に存在している。誰もが求め、羨む力だがむやみやたら、人間が使っていい術じゃない。つまり我々は、特別な一族なんだ。だから徳の高い人間になれ、フィル――』


 フェリオが眠ってしまった後、暖炉の側でそうフィリップへ語ってくれた父。

 母が淹れた温かい飲み物を飲みながら彼は、真剣な眼差しを父へ向けその話を聞いていたあの頃――。


「どうしたのお兄ちゃん。顔が青いよ? しっかり食べてないんでしょ」


 突然フェリオに声を掛けられフィリップは、過去の記憶からはと我へ返る。


「ちゃんと食べなきゃ、お母さんから叱られ――」


 バン!!


 フェリオの言葉の途中で、フィリップは紙幣をテーブルに叩き置いた。


「もう……母さんは……――っ」


 俯いた彼の表情は、フェリオからはよく見えない。


「え? 何? どうしたのお兄ちゃ……」


「ふぅ! 腹一杯だなリオ! ごちそうさま! さ、店を出よう!!」


 フィリップは顔を上げ、精一杯の作り笑いを浮かべると、フェリオの手を取り強引に外へ飛び出した。


「ああ……せめてデザートも食べたかったのに……!!」


 口を尖らせるフェリオだったが、フィリップに至っては店の中での人々の話が耳に痛く、四分の一程も食事を摂ることが出来ずじまいだった。


 ごめんなさい……俺には……俺には無理そうです。父さん――。


 父親が教え学んだ知識では、召喚師の里は聖域だったのじゃなかったのか。

 それなのに、どうしてあの日モンスターから里は襲われた!?

 止めどもなく、疑問ばかりがフィリップの脳裏から溢れ出すが、もうそれに対して答えてくれる者は誰もいない。

 もう今後は、自分達の目や耳で、真相を知るしか手段はないのだ。

 以来、フィリップは自分がそれまで入手していた召喚術を使用する事を、ピタリとやめてしまったのだった。

 よって、外見は10歳の子供のままだが、実年齢は19歳だからとっくに精神的にも召喚術が学べる年頃のフェリオへも、フィリップから教える事は何もなかった。

 両親が、生きながら喰われるシーンが、脳裏でざわつくせいもある。

 だからこそ余計、フェリオまで両親と同じ目に遭わせたくはなかったのであった……。



──そして現在。


「あ、フィルお兄ちゃん! 町が見えてきたよ! 今夜はあそこで休もう。今日は盗賊とのバトルで疲れちゃったからね」


 フェリオ・ジェラルディンが先を指差す無邪気な様子に、フィリップ・ジェラルディンもニコリと優しく微笑んで返事の代わりとする。

 町の入り口には、木製で出来た半円アーチの上部に、町名が白いペンキで書かれていた。


 “ようこそモスローズの町へ”


 時間帯は、夕刻だが町の雰囲気は明るく、旅人へも気さくな歓迎をしてくれる。

 道も煉瓦で舗装され、馬車が行き交う様子が見て取れる、居心地良さそうな感じだ。

 人口も多いのか、賑わいがあり楽しそうな町だった。


「ひとまず、宿を取るのが先だよ。リオ」


 町の様子から、早速冒険心が疼いているフェリオを、優しく引き止めるフィリップ。


「う、うん。勿論だよ! あ、でも、その後にでも……」


 フェリオは、動揺しながら口にする。


「観光なら、僕も付き合ってあげるから」


 フィリップは笑顔を見せる。


「ヤッタ! じゃあ早く宿を探そう!」


 すぐさま飛び上がって喜ぶフェリオ。


「きっと目の前にあるのが、宿だと思うけど」


 フィリップは、その建物を指差した。


「よしキタ!!」


 フェリオは、ろくに店を確認もせず即行、中へ飛び込んで行った。


「やれやれ……もう19歳なのに、まだ行動が幼いんだから……」


 フィリップは苦笑しつつ、冷静に宿屋へ足を踏み入れた。

 チェックインを済ませ、二人は指定された二階の部屋へ向かう。

 装備品を外し身軽になると、体を伸ばすフェリオ。

 フィリップも白マントと、腹部に巻いている茶色の革地で出来た防具を外すと、同じく体を伸ばして、青色の長髪を整え始める。

 右肩から前に持ってきた髪を、鼈甲べっこうの髪留めで三分の一の高さにまとめた。

 部屋の奥は、大きな両開きの窓に黄色のカーテンが飾られ、窓から差し込む西日もあり室内は明るい。

 壁に枕側を向けた二つのシングルベッド、間はサイドテーブルの上に小さなランプが置かれている。

 ベッドの足元側は、約40cm四方の木製のテーブルを挟み、向かい合う背凭れの木製椅子がある。

 部屋の出入り口付近は、入って左手にトイレと風呂があり、右手はクローゼットの造りだった。

 掃除もきちんと行き届いており、しっかり清潔感もある。


「さぁ、じゃあまずはどこへ行こうか?」


「そりゃあ、やっぱり……」


 兄から尋ねられ、フェリオはニンマリする。


「本屋だよねー!!」


 フィリップとフェリオは、声を揃え言い合った。


「この町は、どんな魔法書があるんだろう!」


「今度はパワー系の補助魔法が欲しいところだね」


「フィルお兄ちゃんはステータス系の魔法ばかりだもんね」


 こうして二人は、あれやこれやと言いながら外出した。

 町を歩き回りながら、本屋を見つけると早速中へ入る二人。

 中はオルゴールが流れていて、天井も二階建てくらいの高さがあり、天窓が備えられており日の光が店内へ差し込み、その装いもとても明るい。

 親子連れの客などもいて、賑わい溢れている。

 まるで本が繰り広げる、一種の公園のようだ。

 それぞれのジャンルごとコーナーがあり、棚には絵本、職業、武器防具、モンスター図鑑、歴史書、料理本など、種類も豊富だ。


「こんな親しみやすく、豪華な本屋は初めてだねお兄ちゃん」


「うん。大概は無音で薄暗く、湿っぽい本屋の方が多かったものね」


 フェリオとフィリップは感嘆しながら言葉を交わし合うと、気を取り直して魔法書を探す。


「凄いね~。軽く数千冊かは、あるんじゃないかな?」


 周囲を見回すフェリオへ、フィリップも同様に答える。


「そうだね。もしかしたら数万冊はあるかも……」


 そして棚に付いているプレートを見て、フィリップが足を止めた。


「魔法書コーナー。ここみたいだよリオ」


「よぉ~し! これだけたくさん本があるんだから、きっと紹介されている魔法の数も多そう!」


「楽しみだね」


 こうしてフェリオとフィリップは、一冊一冊手に取っては中身の内容を確認し、目的の本を探し始めるのだった。




 三時間後――ようやく二人は本屋から出てきた。

 旅の邪魔にならないよう、最低限の数の本しか買わなかったが、それでもレパートリーは多く、図鑑と言っても過言ではなかった。


「まだ少し明るいし、近くに広場があったから、そこで少しだけ魔法の練習してみようか?」


「よっし! ヤッタね! ボクの今の魔力だと、どこまでのレベルの魔法が使えるのか、たっのしみ~♪」


 フェリオは飛び跳ねながら、大はしゃぎしていたらドンと何かへぶつかった。


「あ! ごめんなさ――」


 フェリオは言いながら顔を上げると、ガラの悪そうな男三人が立っていた。


「いやいや、気にすんな。俺ァ子供ガキにゃあ興味ねぇんだ」


 図体の大きい一人の男がそう言い、片手でフェリオを押し退けた。

 そしてフィリップの前へ進み出る。


「……あの、何か致しましたか……?」


 フィリップが、戸惑い気味に尋ねる。


「ハスキーボイスか。いいねぇ、姉ちゃん」


「――“姉ちゃん”!?」


 兄の斜め後ろから、フェリオが口走る。

 まぁ確かに彼は、過去何度も女に間違われてきたが。


「え? それは……」


 口を開くフィリップの言葉を、男は遮る。


「そうだよ。あんたのことさお嬢ちゃん。間近で見ると更に美人だねぇ」


 次はスキンヘッドの男が言いながら、フィリップへと顔を近付け、下卑た笑みを浮かべ覗き込む。


「いや、違います……!」


 フィリップは、慌てふためく。


「違わねぇさ。もっと自分に自信を持ちな彼女。良かったらあんたに、丁度いい店があるんだ。雇ってやるからそこで働かねぇか?」


 他の一人の出っ歯男も下卑た笑みを浮かべ、フィリップへ詰め寄る。


「だから、違いますって!!」


 フィリップは、必死に顔と両手を振って否定する。


「そうだよ! この人はボクのお兄ちゃんだぞ!!」


 フェリオが、男達とフィリップの間へ割って入るや、声を大にして言った。


「……お兄ちゃん?」


 スキンヘッドの男が、怪訝な顔付きを浮かべる。


「はい。僕は、男ですよ」


 すると見る見るうちに、男達の顔色が変わった。


「紛らわしい見た目してんじゃねぇーっ!!」


 そうして屈強そうな男が、フィリップへ拳を振り上げた時。


「──オルアァァッ!!」


 突然、気合いの入った声と共にその男が吹っ飛び、三メートルほど先の、地面へ転がり落ちた。

 そこには、全体的に黒髪だが左側だけが紅色のショートヘア。

 そして、黒のレザーの衣類を身に付けているが、胸の谷間が覗く形にくり抜かれた胸元までの丈しかない上着、よって腹部と上腕が露出したスタイル。

 背中もU字型に、露わとなっていて肘上までの長さがあるレザーの手袋。

 更に半ケツで、太腿が付け根からむき出しのレザーパンツに、膝上までの赤いロングブーツを履いた少女が立っていた。

 露出している肉体から見るに、見事な腹筋に腕と脚の筋肉、背筋。

 女ながらも、立派な細マッチョで引き締まった筋肉質体型だ。


「女子供に手ぇ出す奴ァ、この俺が赦さねぇーっ!!」


 叫喚するなり、残りの男二人もあっと言う間に、たった一人で全力で殴り倒してしまった。


「大丈夫か? お嬢さん達」


 自分の元へ歩み寄って来た少女からの言葉を、フィリップはげんなりしながらも強調した。


「いや……だから、僕は男なんですってば!!」

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