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2.試験主義的提唱文

人間の定義の一つ:道具の使用

➡一体、人間は何を考えているんだ、とわたくし時時ときどきに考えた。そもそもわたくしは人間だから、こういうことを考えているのだ。

そしてわたくしは、人間でなくなれば考えることはなくなる、と考えた。可能な限り、人間性を捨てようとわたくしこころみた。


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そう、わたくしは、人間ではなくなったのだ。

ところでわたくしは考えなくなったのか。

わたくしはまだ考えている。

そして思った。

きっと、考えるのは、人間だけではないのだ、と。


差しつかえないなら、みなも、こころみで考えてほしい。ぎゃくに、道具を使えるとして、はたして考えて使っているのか。ただ無意識的に使っていないか。


道具の使用が人間の定義の一つであることは揺るがない、だが、考えずに使用するとしたら、道具を使用しない強暴きょうぼうな生き物よりして――たちが悪い。


わたくしは、『道具の使用』は人間の定義というだけではなく、〝異様な存在〟の定義としたいが、どうであろうか。

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