欲しい。いや、絶対に、君の
兵学校始まって以来の逸材を、僕の手で、別の方面で最高の逸材に仕立ててあげる。
純粋無垢な高嶺の花、まだ開かぬ蕾の
それは、さぞや退廃的で官能的な
「へ、へへ、ふへへ……おっと、いけね」
麒一郎は、口の端から漏れ出した涎を腕で拭うと、滝つぼの底に沈みかけていた甲志郎の両脇に両手を入れた。
ずっしりと重たい身体を引き摺るようにして岸に引き上げ、腹のあたりを思い切り拳で押す。
甲志郎の口から、勢いよく噴水が上がった。
「ご、ごほっ、げほッ……」
盛大に咽るも、意識はない。
麒一郎は、彼の傍らにしゃがみ込むと、だらりと四肢を地べたに投げだした肢体を、愛おし気に眺めた。
美しい、至高の極みまで鍛えあげられた筋肉。さぞや括約筋のほうも、よく締まるに違いない。
いずれ、全て僕のモノにしてあげる。
「ここも、
臀部にくい込んだ褌のキュッと持ち上げてやると、
「う、ん……」
意識の無いはずの甲志郎が、苦しそうに眉を顰める。
「ふふっ、さてと」
それを見て満足そうに立ち上がると、麒一郎は颯爽と立ち上がった。
大きな石の上にきちんと折りたたまれていた甲志郎の制服を身体にかけてやると、スッと胸を撫で、反対方向へと踵を返した。
そして。
「誰かーーー、誰かーーーー!!」
慌てた様子で叫びながら、学寮のほうへと走っていくのだった。