そして翌朝なり、前夜同様の豪華な朝食を頂いた後に、私達はアルスとミネバへ感謝を伝えてから子爵別邸を後にした。
私が最初に向かうのは、勿論ユーザニア大聖堂だ。そこで七神女神様達へ祈りを捧げることとなる。
ユーザニア市内にある大通りを通ってユーザニア大聖堂を目指す。大聖堂はユーザニア市の中心部にあって、その隣にはユーザニア市を治めるユーザニア伯爵家の城があったけど、ユーザニア大聖堂は伯爵家の城に劣らぬの立派な建物だったの。
「アリス様、流石はユーザニア大聖堂ですね。荘厳麗美とはこの建物のことを言うんですね」
ゼシカはユーザニア大聖堂を見上げながら感嘆の声を上げながら私に話しかける。確かに隣りにある伯爵家の城と比べても、見劣りしない素晴らしい建物に私も感動していた。
「確かに七神女神様を祀るのに相応しい素晴らしい場所だよね」
「はい、早く七神女神様へお祈り捧げに参りましょう」
アナも早く祈りを捧げに行こうと言うんだけど、本当に七神女神様の全員から加護をもらっても良いのか、不安な気持ちなを抑えきれなかったの。
「うん……でもさ〜、七神女神様の全員から加護をもらうとかって、流石にもらい過ぎな気がするんだよね」
「「アリス様なら当然です!!」」
「あなた達……は、まぁ、取り敢えずいってみようか」
2人の従者は当然だと言い切り、私の背中を押しながら大聖堂を進んでいく、大聖堂の身廊から祭壇へとは『キョロキョロ』と周りをみながら歩いて祭壇の前に辿り着くと、目の前には大理石で見事に彫刻された七神女神様の立像が、アネモネ様を中心に並ばれていた。七神女神像を見上げていると、1人の初老の男性から声をかけられた。
「ユーザニア大聖堂へよく参られました。私は大司教を務めるフランシスコです。【メルトの七神女神様】への祈りに感謝しますぞ」
「大司教様おはようございます、七神女神様へ祈りを捧げさせて頂きますね」
「【命の女神 アネモネ様】
【創造の女神 ヴェガ様】
【魔導の女神 アーニャ様】
【豊穣の女神 セーラ様】
【智識の女神 シエル様
【戦闘の女神 ローゼ様】
【美の女神 エルメス様】」
「我が敬愛する七神女神様。私、アリス.フェリシアを日頃より守護して頂き感謝申し上げます」
私が七神女神様へ祈りを捧げると、私の周囲を金色の光が包み込み光の回廊が現れた。私がその光の中へ誘われるように歩み寄ると、神々しい七神女神様達が笑顔で私を迎えて下さったの。
「我等の愛し子アリス、貴方の祈りが届き神界への門が開かれました。この場に参った貴方へ我等の加護を授けようとおもいます」
「ありがとうございます」
アネモネ様の声に応えるように、私は光の回廊を進んで神界の門を通ったの。