私はステータスとスキルを確認したので、次にやるべき事を考えた。当然なんだけど、生きていくには生活の3大要素である衣食住の確保だよね。

　先ずは衣から、私が身に着けてるのは純白のワンピースで、靴は無く裸足だった。ワンピースの裾を捲って下着を確認すると…Oh No！履いてない、まさかのノーパンだったよ…

　まさかのノーパン転生で少し動揺しちゃった。

　私はこの世界って服はあっても下着の概念はないのかしら？と思ったら〘並列思考〙さんが答える。

『アリス様、単純に女神様がウッカリ忘れてるだけかと…この世界にも下着は存在してますのでご安心ください。』

　うん…女神様のウッカリミスなのか（汗）出来るだけ早く下着を入手したいね。

　衣の現状は把握出来たので次は食だね。

　食事は身の回りを世話してくれる者が居ないって事は、自力で狩りや採取して食料を確保するしかない？と思うと〘並列思考〙さんが答えた。

『アリス様、食料に付いては自力で確保するしか無いですね。狩猟については〘天眼〙を使えば周囲の気配感知が出来るので見つける事は可能です。木の実等については感知が不可能なので、自身で散策して探すしか方法はありません。』

　なるほど、後で周囲を散策して食料を確保する事にしよう。

　最後の住は、周りに大量の木が生えているから特に問題はないのかな？と思うと〘並列思考〙さんから予想通りの返事がきた。

『はい、アリス様が住居のイメージさえ出来れば、〘万物創成〙のスキルを使用すれば、住居を作成する事は可能です。』

　生活の3大要素の衣食住については、食料の確保が最も難しいみたいなので、森を散策をしてみる事にした。問題は散策するとして、私のような幼女が深い森を無闇に散策したら、確実に迷子になるんじゃないの？と思ったら。直ぐに〘並列思考〙さんが応えた。

『アリス様、〘天才〙とのリンクで周辺mapを作成しました。この大樹をマーキングして、アリス様の現在地を把握しました。これで迷子の心配はございませんのでご安心を。』

　マジで〘並列思考〙さん超々有能だよ！

　そんな訳で私は散策を開始した。そして歩く事約5分が経った頃、木陰から突然未知なる生物が現れたの…

　アリス.フェリシア0歳、異世界転生初日に未知との遭遇を果たしたのであった（汗）