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第65話 初戦

第一試合は、洋と伸二は、温存された。啓太がチームを牽引した。


啓太のリードは見事でストレートしか投げられないピッチャーを完封勝利させた。


「ナイスリード!」


と初戦勝ちをチーム全体で喜んだ。


洋と伸二は正直、試合を観てなかった。


ずっと下半身に残る疼きに耐えていた。


洋は、樹里の体。伸二は、妙子の体を思い浮かべていた。


セックスがしたかった。


啓太は、麻衣子が心配だった。


麻衣子は、光にレイプされたのだ。


今日の試合は、マネージャー抜きだった。


麻衣子は、二回戦に現れたが、綺麗だった黒髪ではなく金髪にしてきた。


麻衣子は、相当なショックとダメージを受けたのだろう。


三試合目は、坊主にしてきた。


啓太は、密かに光を狙ってナイフで背後から刺した。出血多量で光は死んだ。啓太の犯行とは警察も分からずに迷宮入りとなった。


四試合目でやっと洋と伸二が先発出場した。


洋は、ストレートしか投げなかった。  


伸二は、打撃好調だった。


三打数三安打の活躍だった。


そしてついに石黒豊と決勝戦で当たる。


この日の為に練習してきたのだ。


気合と気迫が違った。


豊は、決勝戦まで一人で投げ切ってきた。


今だに一点も取られてない。 


しかし、妹の麻衣子の豹変ぶりに戸惑っていた。



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