妙子は、伸二に物足りなさを感じ始めていた。洋に三日三晩、苛められて罵倒されながら抱かれた快感を思い出していた。
「伸二さ、わたしを抱けないの?」
妙子はモジモジしている伸二を挑発した。
「抱けるさ!」
と伸二は、意外なほど大胆に妙子を痛ぶるように責めてきた。
妙子を激しく抱いた。
「あ、あ、おかしくなっちゃう!」
そしてさらに抱いた。
「いっちゃう!いっちゃうよ。」
妙子は、果てた。
そんな妙子にお構いなしに再び激しく抱いた。
妙子にキスをした。
「おら、ちゃんと俺を受け止めろ!」。
伸二は、腰を激しく振った。
「あ!いや!壊れちゃう!」
妙子は、一晩中抱かれた。
伸二は、セックスに関してはドSなのだ。
洋の時より妙子は涙を流して激しく抱かれた。
「伸二、すごいよ。」
「俺は、妙子が大好きだ。」
二回目も、妙子は涙した。
鬱屈とした家から離れて伸二と出会った。
ゴツゴツしている伸二の手のひらは優しくも激しくて気持ち良く感じてしまう。
伸二の舌が妙子との舌と絡み合うのが堪らなく厭らしかった。
妙子は、抱かれる度に解放された気持ちになっていった。
「伸二!もっともっと!」
「妙子!」
二人は絡み合った。
それは、官能的で上手く説明出来ない感覚。