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第55話 当日

学園祭の日は、練習は休み。ロリ喫茶店は、妙子と檸檬のおかげで大繁盛だった。廊下に列が出来るぐらいだ。


「妙子〜、可愛い。」


と伸二は自分の彼女に夢中。


俺は、伸二を置いて一人で学校を回る事にした。


「塩見洋君!」


「ん?」


廊下の真ん中に百合が、いた。


「白石さん、久しぶり!」


「塩見君、元気そう。」


二人は、野球部の部室に移動した。


「トークショーまで、まだ、時間あるね?」 


「うん。ブラブラしてたら塩見君見つけちゃった。」


毎日、話してるのに何故か、実際に会うと緊張するとお互いに思っていた。


「百合さんが、出てるテレビ見てるよ!」 


「本当?嬉しい。」


百合は、はしゃいでいる自分自身がいたが抑えられなかった。洋も、こんなにドキドキしたのは久しぶりだった。


「本当に、フリーターになって草野球するつもり?」


「うーん。そうするともりだけど。」


「じゃあ、わたしもタレント辞めて一緒にバイトしようかな?」


「ダメだよ!女優さんになって活躍して!」


「じゃあ、塩見君もプロ野球か大学かメジャー目指して!」


洋は、ビジュンに無い事を言われて、ビックリした。


「分かった。じゃあ女優さんになってね!」


「分かった。頑張る。」


二人は無邪気に会話を楽しんだ。



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