学園祭の日は、練習は休み。ロリ喫茶店は、妙子と檸檬のおかげで大繁盛だった。廊下に列が出来るぐらいだ。
「妙子〜、可愛い。」
と伸二は自分の彼女に夢中。
俺は、伸二を置いて一人で学校を回る事にした。
「塩見洋君!」
「ん?」
廊下の真ん中に百合が、いた。
「白石さん、久しぶり!」
「塩見君、元気そう。」
二人は、野球部の部室に移動した。
「トークショーまで、まだ、時間あるね?」
「うん。ブラブラしてたら塩見君見つけちゃった。」
毎日、話してるのに何故か、実際に会うと緊張するとお互いに思っていた。
「百合さんが、出てるテレビ見てるよ!」
「本当?嬉しい。」
百合は、はしゃいでいる自分自身がいたが抑えられなかった。洋も、こんなにドキドキしたのは久しぶりだった。
「本当に、フリーターになって草野球するつもり?」
「うーん。そうするともりだけど。」
「じゃあ、わたしもタレント辞めて一緒にバイトしようかな?」
「ダメだよ!女優さんになって活躍して!」
「じゃあ、塩見君もプロ野球か大学かメジャー目指して!」
洋は、ビジュンに無い事を言われて、ビックリした。
「分かった。じゃあ女優さんになってね!」
「分かった。頑張る。」
二人は無邪気に会話を楽しんだ。