全国の高校生徒の中で日本代表が選ばれた。関東からは、石黒豊、塩見洋、光、治、伸二、啓太が選出された。
「チームワーク&エゴイストを兼ね備えた戦士達、世界一を目指せ!」
とおえらいさんが、カメラに向かって高らかに叫んだ。
監督は、元プロ野球選手の高木明。
初戦は、オーストラリア戦。
先発で四番バッターは石黒豊。
「石黒の為にあるような大会だよ。怪我だには気をつけてね。」
とマネージャーの麻衣子は助言した。兄貴を石黒と呼び捨てにするとはね。
マネージャーも全国から選ばれた。
「サインは、俺が出す。」
と豊は伸二に言った。
豊は、完璧にオーストラリア打線を抑えた。そして自らホームラン。一安打完封勝利一ホームランで一人で野球をしてるように支配した。
二戦目。韓国戦。治が先発で捕手が啓太だった。
「何だ?あいつ全部、捕手のサイン通りにしか投げれねーのかよ。」
豊が、ベンチで笑いながら言った。
豊は、全く打つ気は無く光がホームランを打った。
七回で治は、洋と交代。
豊の見る目か変わった。
「フォーク、フォーク、スライダーか。」
と感心したように豊は粒いている。
三対四でギリギリで勝利した。
九回裏で豊がサヨナラホームランを打った。
明は、試合後、洋と豊をベタ褒めした。
治は、緊張と疲労で動けなかった。