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第39話 助言

俺は、うちのチームと石黒豊のチームと違う足りない物を探していた。不動の四番バッターがいればと

思っていた。麻衣子に助言を俺は求めた。


「新入部員か、スカウトしてくるしかないですね。」


と麻衣子と一緒に探す事になった。


まずは、ラグビー部。柔道部と探した。麻衣子はいませんねとサッサと違う部活動を見に行った。体育館に行くと剣道部と卓球部が練習していた。麻衣子は迷わず卓球部に話しかけた。卓球部?それは無いだろと思っていたが、卓球部の部員を麻衣子は俺の前に連れて来た。


「殿堂光君。」


と麻衣子は紹介して来た。


ガッチリした体格だった。


「野球好きなの?」


と光に俺は聞いた。


「はい。ルールは良く知らないんですけど。」 


と光は自信なさげに答えた。


「じゃあ、決まり!今から野球部ね。」


と麻衣子は光の肩を叩いた。


光を、野球部の部室に連れて行ってユニホームに着替えさせた。


グラウンドに行くと俺が投げるボールを光に打ってもらうことにした。


俺は、ストレートを本気で投げた。


光は、俺のストレートをホームランした。


マジかよ~。麻衣子の目に狂いは無かった。光は、申し訳無さげに頭を下げた。俺は、変化球を交えた球を投げた。光は、選球眼も良かった。


「決まり。」 


と麻衣子と俺は光を見て言った。







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