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第30話 新しい記憶

俺は、愛美と再会してから律子の事を残酷だが忘れ始めていた。愛美とキャッチボールしたり映画を観に行った。愛美といると安心出来た。


「アミちゃん、俺と付き合ってくれない?」


とダメ元で告白した。


「もちろん、オッケーだよ。」


と愛美は笑顔をハジケさせて答えてくれた。


上書きするように、毎日デートをした。


「恥ずかしいだけど、洋ちゃん、わたし経験無いんだよね。」


と愛美は、初夏のある日に言って来た。


「あぁ、そうなんだ~。別に恥ずかしい事じゃないよ。」


と俺は、愛美の手を握って言った。


「洋ちゃんは、経験あるよね?」


「うん。」


俺は、正直に答えた。


俺は、改めてセックスの事をネットで調べた。コンドームは必須だなと思った。エッチの雑学を読んでいると檸檬から電話が来た。

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