俺は、愛美と再会してから律子の事を残酷だが忘れ始めていた。愛美とキャッチボールしたり映画を観に行った。愛美といると安心出来た。
「アミちゃん、俺と付き合ってくれない?」
とダメ元で告白した。
「もちろん、オッケーだよ。」
と愛美は笑顔をハジケさせて答えてくれた。
上書きするように、毎日デートをした。
「恥ずかしいだけど、洋ちゃん、わたし経験無いんだよね。」
と愛美は、初夏のある日に言って来た。
「あぁ、そうなんだ~。別に恥ずかしい事じゃないよ。」
と俺は、愛美の手を握って言った。
「洋ちゃんは、経験あるよね?」
「うん。」
俺は、正直に答えた。
俺は、改めてセックスの事をネットで調べた。コンドームは必須だなと思った。エッチの雑学を読んでいると檸檬から電話が来た。