朝日奈妙子と檸檬が転校して来た。檸檬は陰で努力して勉強して編入して来た。妙子は、律子が住んでいたアパートに一人で引っ越して来た。俺は、律子を失って憔悴仕切っていた。クラスでは違うタイプの美少女二人が転校して来てちょっとした騒ぎになった。俺の耳には雑音でしか無い。
「うるさい!うるさい!うるさい!」
と俺は叫んで教室を飛び出した。
野球部の部室で俺は不貞寝していた。檸檬が俺の顔を覗き込んて来た。俺は気が付かないフリをした。練習の前に新しいマネージャーが紹介された。なんと妙子だった。愛想の無いのは律子そっくりだった。同好会が無くなって伸二が正捕手に返り咲いた。俺は、監督やスカウトが見抜けないぐらいな感じで力を抜いて投げていた。
家に帰って自室に引きこもり小説と映画などを読んだり観たりしていた。そんな時に律子から電話がかかって来た。
「もしもし。」
「妙子だけど姉のスマホからかけてみた。」
妙子は静かに話し始めた。
「ちょっと塩見君、来てくれない?」
と妙子が用件を言わずに言って来た。そして一方的に電話は切れた。俺は、気になって出かけた。古いアパートを見つめて俺は律子を思い出していた。二階に上がってインターホンを押した。開いてると中から妙子の声がした。ドアノブを回してアパートの中に俺は入った。中はしーんとしていて妙子が律子と同じようにテレビの前に座っていた。妙子は手招きする。俺は静かに妙子の隣に座った。テレビは付いているが音は出して無い。
「何か用事か?」
と妙子の吸い込まれそうな横顔を見て聞いた。
「姉とは寝たの?」
「は?」
と意味不明だった。
「セックスしたか、聞いてるんだけど。」
と妙子はテレビ画面から目を離さない。
「教えるかよ。」
と俺は不貞腐れた。
「ふーん。姉がどんな男が好きか分かるの。わたしは。」
と妙子は綺麗な瞳で俺を見つめた。そしてキスをして来た。俺の脳内に律子の記憶が無理矢理入り込んできた。電流が走るように。妙子を見て俺は律子と言って押し倒してキスをした。そして抱いた。妙子の細いけれどほどよく肉付きの良い体を俺は無理矢理抱いて自分のモノを妙子に挿入した妙子は俺の背中に爪を立てたが抵抗はしていない。そのまま激しく腰を振った。妙子の吐息が甘くてキスをした。全てを奪うように抱いた。俺の欲望は何回も絶頂に達しても減ることは無く何回も何回も妙子を虐めるように強引に抱いた。それが三日三晩続いた。
「律子!律子!」と叫びながら俺は妙子を抱いた。
「塩見君!もう許して!」
と言う言葉で俺は力尽きて気絶した。