ルーウェン伯爵の4人兄妹の第三子。唯一の娘として生まれたハンナ・ルーウェン13歳は、ある朝どうしようもないダメ夫を持った自身の前世の記憶を思い出した。
男に苦労した記憶から一念発起したハンナは、先日父から一方的に告げられた婚約の破棄を目論み行動を起こす。
友人のサラサ・グレイヴとその騎士ガロウの手を借りて、兄も通う他学校へと婚約者の名前だけを頼りに潜入を試みた。
そこで接触に成功した婚約者と思われるヴァレンタイン伯爵の次男ルドは、物語の王子様と言って遜色のない容姿と人気を兼ね備えたちょっと変わった人物。
ハンナは婚約破棄の手助けと引き換えに、ルドにかけられた呪いを解く手助けをして欲しいと持ちかけられる。
呪いを解く方法を探す中で徐々にルドと距離を近めるハンナではあったが、呪いを解く手助けをして貰った仮面の青年こそが、実はハンナの本当の婚約相手ヴァーレン侯爵のルドガー子息と言うことが発覚。
王子然としたルドに翻弄されつつも、ハンナの婚約話しの結末はーー?
※呼称がややこしくて申し訳ないのですが、
ハンナは
ルド・ヴァレンタイン→ルド様
ルドガー・ヴァーレン→ヴァーレン様
ハンナ兄ライトはルドガーと旧友のため
ルド・ヴァレンタイン→ヴァレンタイン
ルドガー・ヴァーレン→ルド
と呼称しています。
紛らわしくて申し訳ございませんが、よろしくお願い致します💦