①ストーリーの流れに沿った心情変化
恋愛が主軸である作品では登場人物の心情変化が欠かせません。ストーリーの流れの中で、豊かな感情変化が表現されていると好ましいです。例えば、陰キャな主人公がギャル系の少女と出会って恋に落ちる、あるいは、利益しか目にない冷徹なビジネスマンが素朴な人と出会って変化する、など対比的な人物との出会いで、ドラマチックな展開を生み出すのもオススメです。
②主人公の個性とその変化
他のジャンルと同様、主人公の個性は非常に大事です。読者を惹きつける一因になるのは間違いないでしょう。恋愛作品ではパートナーとの出会いでその個性がどう変化していくか、という点も重要です。出会いをきっかけにスキルを磨いて仕事で活躍する、あるいは、一見して弱そうな主人公が隠していたを発揮するようになる、など明確な成長があると望ましいです。もしかしたら、恋愛感情が見えるようになる、などの超能力を付属させてみても面白いかもしれません。
③パートナーをはじめとした登場人物の魅力
恋愛作品ですので、パートナーも重要な役割を持ちます。魅力的なキャラクターを考えるのも大事ですが、同時に背景やストーリーも持たせることを忘れないようにしましょう。それを通じてギャップを持たせると非常に登場人物たちが魅力を増します。どういう経験をしてきたか、どういう人と関わってきたのか、そういったところも強化することでさらに登場人物たちの魅力も引き出せます。恋愛以外でも、そういった魅力を秘めた人物たちとの家族愛、友情といった関係性もいいかもしれません。
④キャラクター同士の関係性や絆
良くも悪くも、主人公とパートナーの関係性は強い結びつき、あるいは強い衝突があるほど読者を惹きつけます。政略結婚からの溺愛、離縁してからの恋愛、すれ違いによる誤解、主従関係からの恋、前世で結んだ結婚の約束など、魅力的な要素を取り入れた作品もいいかもしれません。
⑤魅力的な物語の舞台
恋が繰り広げられる場所は様々です。学園、オフィス、家庭、カフェテリア、ゲーセンなど――その舞台の特徴を生かしたストーリー、設定を盛り込んだ作品もいいかもしれません