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契約作家の思うこと&過酷なジャンル…


(2025/02/22時点のデータ)


【契約作家の条件】ネオページでは、5万文字以上の作品、またはコンテストで受賞した作品のみに対して契約を結んでいる。


(この契約は審査を通過した作品のみに適用される。そのため、契約作家であっても他の作品が必ずしも収益化されるわけではないようだ。)


【他の投稿サイトとの違い】

一般的な投稿サイトでは、PV(ページビュー)や人気度によって作品の評価が決まる。一方、ネオページでは、5万文字を基準とした審査が行われる。


なお、審査基準については、社内スタッフが判断しているのか、外部に委託されているのかは不明である。(私自身、契約作家ではないため詳細はわからない。)


【文字数制限が不利になるジャンル】


5万文字という基準は、作品のジャンルによっては非常に厳しい。


特に「童話」や「詩」といったジャンルは、その特性上、短い文章でリズムを大切にすることが多いため、5万文字に到達すること自体が困難である。


また、5万文字に達する頃には物語が完結してしまうケースも多い。そのため、契約後も作品を書き続けなければならない点を考慮すると、途中で構成やアイデアが枯渇してしまうリスクがある。


【実際の経験談】


私自身、『歌=唄≒詩 [ 現実の迷子 ]』という作品を公開しているが、57話まで進んだ時点で約1.4万文字にしか達していない。5万文字にするには、現在の3倍、つまり171話(あと114話)を執筆する必要がある。


・詩の作品の現状

5万字を超えるのは、「清水レモンさん」の作品のみ。

3万字は、「深海インクさん」・「椿灯夏さん」の二人のみでした。


以下のデータのように作品数を増やさないと文字数が超えないことがわかります。


展望台の階段で

清水レモン さん

連載中·168話·11.7万字


量子の詩

深海インク さん

連載中·78話·3.9万字


言ノ花の森

椿灯夏 さん

連載中·222話·3.3万字



童話では、「昔話×IFルート」という作品を公開していますが、このカテゴリーで3万字を超えている作品はありませんでした。



そのため、ネオページは短編形式の作品には不向きなプラットフォームであると感じた。特に、1話あたり約240文字のような、スキマ時間で読める形式の作品は厳しい現実に直面しています。 ※おそらく作品としてPVやランキングがいいと手ごたえがあるので、ブラッシュアップして他サイトに投稿を検討しています。



【もっとも過酷な現実的ではないカテゴリーは?】

以下になります。


・俳句 (17文字)

・短歌 (31文字)

・川柳 (17文字)

※()内は文字数


5万文字を目指す場合の作品数(作品についての解説分がない場合)


「俳句・川柳の場合」

50,000 / 17 = 2,941.1 

約 3,000 作品の公開が必要。


「短歌の場合」

50,000 / 31 = 1612.9 

俳句と川柳の半分だがそれでも約 1,600 作品の公開が必要。


・推測

「万葉集」には、天皇から庶民まで約 500 名の歌人が集めた約 4500 首の作品が収録されています。

このことから、ネオページで一般の作家が俳句・短歌・川柳で契約作家を目指すのは現実的に厳しい(ほぼ不可能)だと思います。

※ 現状の契約ルールでの話になります。今後改善されれば、上記のカテゴリーでも契約作家の可能性は十分にあると思います。


【短い作品で文字数を稼ぐには、、、】

文字数を増やすためには、コラム集やオムニバス形式にするという方法が考えられます。


しかし、この手法を取ると、各話の構成や作品ごとの個性が混在するので全体のバランスが悪くなる可能性が出てきます。

海外ドラマでは、各話のつながりがない作品もあるので構成としては私自身アリなのではないかと思います。


しかし、審査の段階で作品全体としてみた場合、目に留まるような作品がなかった場合や小説の書き方のテクニックの評価で落とされる可能性は、十分にある諸刃の剣のようなテクニックになると思います。


【 まとめ】

ネオページは、5万文字以上の長編作品を重視するため、短編や詩、童話のような作品とは相性が悪い。短編作品を投稿する場合、長編作品と同じ審査基準に適応させるために工夫が必要であり、契約作家としての道は険しいものとなる。


【感想】

ネオページの契約作家制度について、自身の経験を踏まえて考察してみましたが、やはり短編作品や詩のようなジャンルにとっては厳しい条件であると改めて感じました。


特に俳句や短歌、川柳といった超短編の形式では、契約条件を満たすこと自体がほぼ不可能に近いことが分かります。


とはいえ、これは決して【ネオページというプラットフォームを否定するものではありません。】


むしろ、長編作品をじっくりと書き上げたい作家にとっては、明確な基準が設けられている分、適した環境であるとも言えます。


問題は、自分の書きたいスタイルとプラットフォームの方針が合っているかどうか。

その点を見極めることが、作家活動を続けていく上での大きなポイントになるのではないでしょうか。


私自身、短編や詩を中心に執筆しているため、ネオページでの契約作家になることは難しいかもしれませんが、それでも創作を続ける意欲は失っていません。


むしろ、この現実を踏まえた上で、どうすれば自分の作品を最大限に活かせるのかを模索する良い機会になったと感じています。


そのため、現在、「カクヨム」「アルファポリス」「小説家になろう」「X」にも挑戦しております。


ここまでお読みいただきありがとうございます。



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