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第74魔:私に任せなさい

「みんな~、今日は『ちっこいズ』のライブに来てくれてありがとー! ちっこいズの監禁担当、『未来から来た監禁姫』、tamaだよー!」

「今日はみんなの生命エネルギーを、ごっきゅんごっきゅん吸い取っちゃうお! ちっこいズの魔王担当、『異世界の妹系魔王』、mawoだお!」

「か、会場にいるお兄さん達のハートを、私が癒してあげるからねー(棒)。ちっこいズのリーダー、『絶壁のブチギレ妹』、maiだよー(棒)」

「「「「ウオオオオオオ!!!!(野太い声)」」」」

「tamaちゃーん! 俺のことも監禁してくれー!!(野太い声)」

「mawoちゃーん! 俺の生命エネルギーを、一滴残らず搾り取ってくれー!!(野太い声)」

「maiちゃーん! そのカッチカチの胸板で、俺をボコボコにブン殴ってくれー!!(野太い声)」


 あれ? 今って地球の命運を賭けた、地球防衛軍対地球破壊軍の対決中じゃなかったっけ? と思われた読者のみなさん、ご安心ください。

 これも立派な対決の一環である。




 ここまで、『演劇』、『料理』と比較的平和な対決が続いたので、そろそろ戦闘系の対決が来るかと身構えていた第三試合。

 ガラガラから出てきた玉に書いてあった文字は、意外や意外、『アイドル』だった。

 アイドル!?

 まさかの三連続非戦闘系種目で面食らった俺だが、こうなった以上、今日多魔美がちっこいズの衣装を持ってきていたことは、天啓とさえ思えた。

 沙魔美には気の毒だが、第三試合はちっこいズの三人に任せる他ないだろう。


「沙魔美、お前には悪いが、第三試合は――」

「みなまで言わずとも委細承知よプロデューサー!」

「プロデューサー!?」


 それって俺のことか!?


「この敏腕作曲家のYaminoSamami[nYk]が、ちっこいズのデビュー曲を、華麗に書き上げてみせましょう!」

「お、おぉ……」


 何だかよくわからんが、異様にやる気になってるみたいだから、その辺は沙魔美に任せるか。

 まあ、沙魔美はエイプリルフールの時も変な曲を作曲してたし(※61話参照)、同人作家だけあって、何かを作るということは元々好きなのかもしれない。


「ちょ、ちょっと待ってくださいよ悪しき魔女! 私は嫌ですよ、アイドル活動なんて!?」

「アラ? そんな我儘を言ってていいのかしらマイシスター? この戦いには地球の未来が懸かってるのよ。もしも地球が破壊されたら、マイシスターの大切な真理ちゃんマイシスターシスターも、諸共宇宙の藻屑と消えてしまうけど、それでもいいの?」

「ぐ、ぐぬぬぬぬ……それだけは絶対にダメですけど」

「じゃあ決まりね。すぐに多魔美から衣装を借りて着替えてちょうだい! 着替えが終わったら、歌と振り付けの打ち合わせよ!」

「え、あの……私はまだ、やるとは言ってないんですけど……」

「はいリーダー、これがリーダーの分の衣装だよ。20秒で支度してね!」

「ええええ!? …………な、なんでこんなことに……」


 母娘揃って空中海賊の女頭領以上に時間制限が厳しい(むしろ、どんどん時間が短くなっている)。

 とはいえ、真衣ちゃんには悪いが、今回はちっこいズの三人に頑張ってもらう以外に道はないだろう。

 正直ピッセなんかは、容姿はともかく、性格がアイドルに向いているとはお世辞にも言えないしな。


 ちっこいズの三人とYaminoSamami[nYk]の入念な打ち合わせが終わったのを合図に、俺は端末で三人の顔を選択し、気合を入れて決定ボタンを押した。




 こうして冒頭のシーンに繋がるのだが、例によってキャリコが造ったアイドルコンサート用の特設ステージの上で、ちっこいズの三人は華々しいデビューを飾っていた。

 ちなみに今回の勝敗の決め方も演劇の時と同様、両チームのステージを999人の観客に見てもらって、得票数の差で決めることになった。

 また先攻後攻好きな方を選んでいいと言われたので、俺は今度こそ後攻がいいのではないかと思ったのだが、沙魔美が、


「アイドルのライブという性質上、先攻で観客みんなを虜にすることができれば、後攻で出てきたアイドルは推しの敵としか見なさなくなるから、圧倒的に先攻が有利よ!」


 と断言したので、沙魔美を信じて先攻でいくことにした。

 まあ、サブカルチャー全般に詳しい沙魔美の言うことなので、ある程度の信憑性はあるだろう。

 どちらにせよ俺はアイドル業界には、あまり詳しくはないしな。


 だが、どうやら先攻にして正解だったようだ。

 今日の会場にはたまたまロリコン紳士が多かったようで、会場は異様な盛り上がりをみせている。

 どこで買ってきたのか、三人それぞれの顔と名前がプリントされたTシャツを着ている人も、チラホラいる。


「フッフッフ、どうやら物販の売上は上々のようね」

「沙魔美!? あのTシャツは、お前が作ったのか!?」

「そうよ。実はいつかこんな日が来るんじゃないかと思って、スパシーバの収納スペースに、あのTシャツを隠しておいたのよ」

「なに彼氏のバイト先の収納スペースを私物化してんだよ!?」


 そして相変わらず女の勘がチートすぎる!

 最早ほとんど予言者じゃねーか。

 むしろプロデューサーは俺よりも、沙魔美がやったほうがいいんじゃないのかこれ?


「ブヒィッ! エム・ワイ・エル・オー・ブイ・イー! マイラブmaiちゃーん!! ブヒヒィッ!! お願いですから、僕のことをゴミを見るような眼で見下しながら、5時間程罵倒してくださーい!!!(野太い声)」


 ……オォウ。

 観客席の中央辺りに、大分コアな真衣ちゃん推しの人がいるな。

 小太りで脇汗をびっしょりかいており、両手に4本ずつペンライトを持って、一心不乱にそれを振り回している。

 よし、あの人のあだ名は『会長』にしよう(ファンクラブの会長になりそうだから)。

 しかし、いざ自分の妹と娘がアイドルデビューしてみると、何とも複雑な気持ちになるものなんだな。

 せっかくアイドルになったのなら人気者になってもらいたいという気持ちもある一方で、握手会等であの会長みたいな人達に嫌な顔一つせず、神対応をしている姿を想像すると、少しだけ暗澹たる気持ちになっている自分もいる。

 世の新人アイドルのお父さん方は、みなさんこんな心持ちなんだろうか……。


「それでは私達のデビューシングル、聞いてください、『故意に恋してkoi煩い』」


 多魔美がそう言うと同時に、昭和のアイドルソングの様なイントロが流れてきた。

 そして三人は、軽快にダンスを踊りながら歌い出した。


「私のランドセルの中には~(tamaちゃーん!)、首輪が1ダース入ってるの~(ワンワーン!)」

「アタチのお兄ちゃんになりたかったら~(mawoちゃーん!)、年収8桁は必要だお~(ブルジョワー!)」

「なに私の胸ばかり見てるんですか~(maiちゃーん!)、私の胸を見ていいのはお兄さんだけです~(チッパーイ!)」


 おお。

 みんな初めて聞く曲なはずなのに、キレイに合いの手入れてて凄いな。

 ドルオタの本気を垣間見た気がするぜ。

 会長なぞは、腕が4本くらいあるんじゃないかと見紛う程に、高速でペンラを振っているにもかかわらず、ギリギリ隣にいる人のパーソナルスペースに入り込まないように配慮している。

 プロや。

 プロの打ち師(※オタ芸を嗜む人のこと)や。


「君が~犬になってくれるなら~、首輪を付けて~あげるよ~(フワッ! フワッ!)」

「ビトンのバッグを買ってくれるなら~、今日だけお兄ちゃんて呼んであげるお~(ファイボー! ワイパー!)」

「何が~あろうとあなたのことは~、お兄さんとは認め~ま~せ~ん(イエッ! タイガー!)」

「「「コ、コ、コ、故意に~恋して~(故意に~恋して~!)、故意に~恋して~(故意に~恋して~!)、故意に~恋して~koiわ~ず~ら~い(フワッ! フワッ! フワッ! フワッ!)」」」


 会場の盛り上がりは最高潮だ!


「税務署に」

「代わって」

「おしおきよ!」

「「「バキューン!(エル・オー・ブイ・イー・ちっこいズー!!!)」」」


 最後の何ッ!?

 何か最後のとこだけやっつけ感満載だったけど、まあ、沙魔美が即席で作った曲にしては及第点だろう。


「「「どうもありがとうございました-!」」」

「「「ウオオオオオー!!! ちっこいズー、愛してるー!!!(野太い声)」」」


 その証拠にドルオタの方々は、皆一様に嗚咽を漏らしながら大粒の涙を流している。

 会長に至っては、右の拳を天高く掲げながら真っ白に燃え尽きて、「わが生涯に一片の悔い無し!!」とでも言いたげな、満足そうな顔をして昇天していた。

 ちっこいズ、スゲェ。

 これはちっこいズが本格的にメジャーデビューする日も、そう遠くはないかもしれない。

 やれやれ、忙しくなりそうだぜこりゃ(後方保護者面)。

 ……さて、これで沙魔美の思惑通り、敵さんは大分厳しくなったんじゃないか?

 流石にこのアウェー感の中ライブをしても、そうそう状況を覆せるとは思えないのだが……?


「ちっこいズのみんなー、とっても素敵なライブだったよー。私も感動しちゃったー」


 だがそんな空気の中、対戦相手である下半身が馬の形をしたケンタウロスの様な女が、ふわりとステージ上に現れた。

 確か対戦前に、ジタリアと名乗っていたはずだ。

 ジタリアの纏っている緩い雰囲気からはプレッシャーは微塵も感じられず、それが演劇対決の時のジェニィを彷彿とさせ、俺に鬼胎きたいとも言うべき、負の感情を抱かせた。

 何故今のちっこいズのライブを見た後でも、そんなに飄々としていられるんだ……?


「……あ、ありがとうございます。あなたも精々頑張ってください」

「オッケー! 必ずあなた達よりも盛り上げて見せるから、楽しみにしててねー」

「……」


 嫌味のつもりで言ったであろう真衣ちゃんの言葉も、ジタリアは単なる激励として受け取ったらしい。

 こうなるとジタリアのあの立ち振る舞いは、天然なのか、それとも余程自分のパフォーマンスに自信があることによるものなのか、判断が難しいところだ。

 しかし、今更だが今回は『アイドル』対決なんだぞ?

 ジタリアは上半身こそフリフリのアイドルっぽい衣装に着替えてはいるものの、下半身は紛うことなき馬そのものだ。

 キャーサの時のように着ぐるみなどではなく、完全にケンタウロス状態の身体らしい。

 あれではいくら何でもアイドルと呼ぶのは無理がないか?

 実際、ジタリアがステージに上がってから、観客席は若干ざわついている。

 漫画だったら、背景に「ざわ……ざわ……」という擬音が書かれていることだろう。

 流石にケンタウロスのアイドルというのは、群雄割拠の今の日本アイドル界でも、万人受けするものではない気がする。

 一部のニッチな層には刺さるかもしれないが、今回はあくまで一人一票の得票数が多かったほうの勝利だ。

 あまり奇をてらわず王道のアイドル像で勝負したほうが、より多くの票を獲得できると、個人的には思うのだが(まあ、ちっこいズが王道かというのは、議論の分かれるところだろうが)。

 それとも、ジタリアにもジェニィと同様、とっておきの秘策があるのだろうか?

 ……ここで一人で考えていても詮無き事か。

 後はもう、黙ってジタリアのライブを見ていることしか俺にはできない。

 ちょうどちっこいズもステージから捌けて、ステージ上にはジタリアだけになった。

 いよいよジタリアのライブが始まる。

 俺は瞬きするのも忘れて、ジタリアの第一声を待った。


「みなさんはじめましてー。ケンタウロス系アイドルの、ジタリアっていいまーす!」

「「「…………」」」


 案の定、観客席の反応は薄い。


「今日は私の歌とダンスで、みなさんを私の虜にしちゃうから、覚悟しててくださいねー!」

「「「…………」」」


 ここまで温度差が激しいと、敵ながら可哀想になってくるな……。


「それでは聞いてください、『ケンタウロスは倦怠期』」


 ちっこいズの時と同様、昭和のアイドルソングの様なイントロが流れてきた。

 そしてジタリアはステージ上を馬の下半身で縦横無尽に駆け回りながら、歌い始めた。


「私~ホントは知ってるの~、あなたが家政婦さんと、不倫していること~」


 歌詞が重いな!?!?


「ああ~でも私はそれを見て見ぬふりをする~。だって最近あなたに対して、全然男を感じないんだもの~」


 倦怠期! 完全にそれは倦怠期だよ!!

 オイオイオイ、死ぬわアイツ。

 こんなのもう、アイドルソングですらないわ。

 実際観客席の人達は、すべからくドン引きしている。

 流石にこの雰囲気から逆転するのは、事実上不可能だろう。

 今回は相手の、オウンゴールってところか。

 ――だが曲がサビに入った途端、俺は信じられない光景を目にした。


「だ・か・ら、あなたをこの矢で刺す~の~。それでもう一度トキメキ取り戻すの~」


 そう言うなりジタリアはどこからともなく大振りの弓矢を取り出し、その矢を躊躇なく観客席に向かって放った。

 なっ!?

 何やってやがんだあいつ!?


「ガハアッ!(野太い声)」


 っ!!

 その矢はあろうことか会長の心臓に、深々と突き刺さった。

 か、会長ー!?


「オイキャリコ!! 観客に手を出すなんて話は、聞いてないぞ!!」

「ンフフフ、心配しなくても、別にあれは殺すためにやったことじゃないわよ普津沢堕理雄君」

「は!?」


 そうなの!?

 でも、あんなに深く矢が刺さってるのに、無事で済むわけが……。


「あ、あれ!?」


 だが次の瞬間、俺は自分の眼を疑った。

 会長の胸に刺さった矢が溶けて、会長の身体の中に染み込んでいったのだ。

 ニャッポリート!?

 しかも会長の胸には、傷一つ付いていない。


「ンフフフ、だから言ったでしょ? あの矢には、殺傷能力は一切ないのよ」

「で、でも、だとしたらいったい、何のために……」

「アッ! 堕理雄、あれを見て!」

「え?」


 沙魔美に言われて会長のほうを見ると、会長はついさっきまで好みじゃないネタを審査している時の上沼恵〇子みたいな顔をしていたのに、今は好みのネタを審査している時の上沼恵〇子みたいな顔になっていた。

 なっ!?


「ヒヒーン! ブヒヒーン! ブヒヒヒーン! エル・オー・ブイ・イー・ジタリアたーん!!!(野太い声)」


 会長ッ!?

 何ですかその、馬なのか豚なのか微妙なラインの鳴き声は!?

 いや、重要なのはそこじゃない。

 注目すべきはあの矢に刺された途端、「さてはアンチだなオメー」状態だった会長が、一瞬でジタリアの信者になってしまったことだ。

 あの矢はもしかして……。


「ンフフフ、あの矢は私が開発したものでね、あの矢で刺された者は、刺した相手の虜になってしまうのよ」

「な、何だと!?」


 やはりそうなのか……。

 言わば惚れ薬の様なものか?

 今更その技術力には驚きもしないが、これは流石にやりすぎだ……。

 ――その後もジタリアは次々とその矢で観客達を魅了していき、歌が終わる頃には、半数以上の観客がジタリアの信者と化していた。

 結果、投票数は地球防衛軍451票に対し、地球破壊軍548票で、第三試合は地球破壊軍の勝利に終わったのだった。


「うう~、ごめんねパパー。敗けちゃったよう」

「ふええ、お兄ちゃんごめんなしゃい」

「お兄さん……すいません。私が付いていながら、こんな結果になってしまって……」

「みんな……」


 スパシーバに戻ってきたちっこいズの三人は、落胆の色を隠せない様子だった。

 ……くっ!


「キャリコ!! 今回ばかりは看過できないぞ! 演劇の時と違って、これは明確な反則行為じゃないか!」


 勝利したジタリアを労っているキャリコに向かって、俺は怒鳴るように吠えた。


「ンフフフ、これは異な事を言うのね普津沢堕理雄君。ジタリアは自分の持つ能力を駆使して、観客を魅了したに過ぎないのよ? 日本のアイドルだって、握手会やら、バスツアーといった場を設けて、ファンの心を掴むなんてことは日常茶飯事なんでしょ?」

「そ、それとこれとは、全然状況が違うだろッ!!」

「堕理雄……もういいわ」

「! ……沙魔美」


 まさか沙魔美に止められると思っていなかった俺は、思わず逆上してしまった。


「な、なんで止めるんだよ沙魔美! お前はこんな横暴が許せるのかよ!!」

「許せるわけないでしょッ!!!!」

「っ!!」


 沙魔美は俺でさえ見たことがない程に、全身から禍々しい怒気を孕んだオーラを発して、辺りの空間をドス黒く歪めていた。


「……沙魔美」

「私の可愛い妹と娘が、あんな大勢の目の前で虚仮にされたのよ? たとえ焼き土下座で謝ってきたとしても、私は死ぬまで許さないわ」

「……」


 どうやらキャリコは絶対に怒らせてはならない人物を怒らせ、自ら地獄の門を開けてしまったらしい。

 こうなってしまった沙魔美は、もう銀河中の誰にも止められまい。


「……5000歳BBA」

「ンフフフ、何かしら地球の魔女さん?」

「今の試合はそちらの勝ちで構わないわ。その代わり、次の試合は絶対にあなたが出なさい」

「ンフフフ、いいわよ地球の魔女さん。どのみち次は私が出ようと思っていたところだしね」

「堕理雄も、次こそは私を選手に選んで。どんな種目になろうとも、私がこの手で、あの耄碌BBAに引導を渡してやるわ」

「……わかったよ。頼んだ、沙魔美」


 どちらにせよ、次敗けたら地球の破滅は確定なのだ。

 ここで我が軍のジョーカーを切らずして、いつ切るというのか。


「……ママ」

「……魔女のおねえちゃん」

「……悪しき魔女」

「大丈夫よ三人共、後は私に任せなさい」


 沙魔美は娘と妹達に、一瞬だけ母親と姉の顔を向けた後、戦場に赴く戦士の顔になり、キャリコに相対した。


 こうしてここに、背水の陣の第四試合の火蓋が切られた。

 ここまでシリアスな空気にしといて、もしも種目がババ抜きとかだったらどうするつもりなんだろう?(ジョーカーだけに)

 次回、魔法対科学の頂上決戦!

 銀河の歴史がまた1ページ(リメイク版のアニメでは、これ言ってないよね)。

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