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第6話 病院

母が運ばれてから待って時間はどれくらい経っただろうか…



『ありがとう。私は水月葉月(みな はづき)』



『僕は真田大助。よろしく。』



ふと疑問に思ったことを聞いた。さっきの光の輪って何?とそしたらまた今度話すと大助は葉月に言って笑った。



『疲れた?眠ればいいよ。お母さんは僕が見てるからさ。』



『ありがとう。』




ーーーーー




『やっと見つけた。昔はありがとう。お陰で生まれ変われた。記憶ない?知ってる。今度は必ず守る。』





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夢を見た。お母さんと幸せそうな私とお父さんとケーキ。幸せ。



『目が覚めた?お母さんは…』



『お母さんに何かあったの?大助!?』



『実は記憶を思い出せないでいるらしい…。』



『お母さんに記憶が…ない…』



呆然と立ち尽くす葉月と大助。駆け寄ってきた医者に葉月が事情を説明して夜中になった。まだ、病院でお母さんを見ておきたい葉月は病院に泊まることにした。




『大丈夫。眠って。僕が見てるよ。』



『でも、心配だから起きとく。』



『眠ろう。大丈夫。必ず。くま出来るしさ』



『くま?』



『そ、目の下あたりに黒くなる。』



『そっか。大助も寝てね。安心させてくれてありがとう。』





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『やっと寝たか…。記憶消去。記憶復元。これで大丈夫。だけど…安心はまだ出来ないかな…』




+記憶復元の代償は左腕。



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